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それ、全部キャリコンでできますよ!【バチェロレッテ3🌹考察】

ドラマ・映画好きなキャリアコンサルタント xyzです。

今回のテーマは恋愛リアリティーショー『バチェロレッテ3』

3代目バチェロレッテは元・官僚のリケジョ亜樹さん。
バリ島を舞台に15名の男性参加者がバチェロレッテから「最後の1人」に選ばれるべく競い合います。

以前、初代『バチェロレッテ』について書いた記事はこちら。


さて、このバチェロレッテ3についても既に考察が数多く出ているようですね。全8話を観終わり、アフターファイナルローズ(番組終了後のエピソード)から、番組終了後メディアがセッティングしたインタビューや座談会も観ました。

その上で、わたしはキャリアコンサルタントの視点からこの「バチェロレッテ3・その後」を振り返ってみようと思います。

彼らが旅で得たものとは

どのシーズンでもそうですが、今回のバチェロレッテ3も旅を通じて男性達が仲良くなったようです。この座談会も和気藹々とした雰囲気で、なんと全員で即興ヒューマンビートボックスも披露してくれます!(動画12分36秒あたり)

この動画、サブタイトルに「番組の裏話を語る」とありますが、暴露ネタを面白おかしく喋るという類ではなくて、OAでは表しきれなかった思い旅が終わって日常に戻った現在の心境をそれぞれが自分の言葉で語ってくれています。自分なりの旅の振り返りとも言えます。

そのなかでも特に【この旅で得たものは?】の問いに対して参加者が出した答えがわたしには非常に興味深かったです。その人らしさが一番出ていて。14分06秒あたりから始まりますのでチェケラ!!

旅を振り返り、自分を振り返る

参加者5人それぞれの答えです(抜粋、意訳)

「価値観が広がった」

飯野さん(ヴィオラ奏者・作曲家)

音楽業界という狭い世界でずっと過ごしてきた飯野さん。所属していたオーケストラを辞めてフリーの演奏者(しかもヴィオラ…)、作曲家になるという、大胆な【キャリアシフト】をしています。

オーケストラを辞めることは非常に勇気もいることだし、音楽一筋で生きてきたという似た者同士が集まる(ひとりひとりを見るとすごく個性的でも目指すものは画一的だったりする)業界でも異端な存在なのだろうなと推察します。自分の選んだ道は「かなり前代未聞で受け入れてもらえない」と感じていた飯野さんでしたが、旅の仲間から自分の決断を「すごいねぇ!」「いいね!」と承認され「僕はこういうふうに生きて行っていいんだ」「人生が豊かになりそう」とまで思うに至ります。

「もやもやしたものをはっきりと言語化できた」

櫛田さん(物理化学者)

「自分のいいところ、悪いところ、大事にしていること、自分ではわかっていたつもりだったけど、もやもやっとして言語化できていなかった」(概括)

旅を通じて、亜樹さん(バチェロレッテ)とも向き合えたし自分とも向き合えた、その過程で自分の気持ちや考えをはっきりと言語化できた、と言っていました。
巷では「口下手」と評されていた櫛田さんですが、わたしは少し違うふうに彼のことを捉えていて……彼は「言語化の鬼」だとわたしは思っています。彼は全然口下手なんかじゃない!

とことん自分の気持ちを見つめ、できるだけ正確に思いを言葉に変換しようとするストイックさ真面目さを感じました。自己内省への真摯な姿勢は素晴らしいのですが、内省からのアウトプットで「言語化」を意識しすぎて自分の思いを忠実に表現することにフォーカスしすぎるあまり、自分の発した言葉や表現を亜樹さんがどう受け取るかというところが弱かったのかなぁ。自分ごとに必死で相手の受け止め方にまで余裕がなかった、というか。

意識の矢印が亜樹さんに向いていなくて、自分に向いたままになっている、というのか。矢印が自分に向いているのは内省のプロセスでは素晴らしくいいことなんだけれど、アウトプット(言語化)、特に相手に伝達する時は、意識の矢印を相手側に向ける、ほんの少し相手への配慮が必要だったかなぁと。

コミュニケーションは相手ありき。
たとえばお菓子の「おはぎ」という単語ひとつとっても、言葉の意味そのものにプラスしてその単語から想起されるイメージや思いは人それぞれに違って。発信元で意図したメッセージが「そのまま」受信先に伝わることはないと思っていたほうがいいくらいかも。そのズレからさまざまな悲喜劇が…そんなコミュニケーションのすれ違いから数々のドラマが生まれる!(ドラマ好きとしては気になるところ)

櫛田さんと亜樹さんとのコミュニケーション見ていてわたしが少し気になったのは、櫛田さんの矢印の方向亜樹さんの受け止め方。櫛田さんの言葉をなぜそんなふうに受け取るのか、亜樹さんの心のフィルター(認知の歪み)が気になって……このことはまた別の機会に書きますね!

「自分は自分のままでいいんだ、と思えた

山本さん(ヒューマンビートボクサー・スクール経営)

グループ内でもハキハキと(時に言葉が上滑りに聞こえなくもない明るさで)発言したり、バチェロレッテにアピールしていたように見えた山本さん。
番組中盤で自らのコンプレックス(彼は「トラウマ」と表現していましたが…)とその原因と彼が思っている、学生時代のエピソードを仲間に吐露しました。(このことは亜樹さんに言う必要はなかったと個人的には思います。わざわざツーショットデートの機会を使う必要があるのかと……。亜樹さんそれを聞いたところで山本さんへの認識を変えるとは思えなかったし←)

ヒューマンビートボックスのパフォーマーであると同時に、ビートボクサー養成スクールも主宰している山本さんは、小さいお子さんと接する機会も多いそうで、最近育児の中でよく言われる「個性尊重主義」や「個性のあるなし」についても自分の意見を持っています。

【個性】は人それぞれ。そもそも個性は『ある』『ない』ではなく、もともと人にあるもので、それに『いい』『悪い』もない」

個性、個性的という言葉は「アーティスティック」とか「オリジナリティ」「他の追随を許さない才能」とか「ちょっと変わってる」「面白い」という意味合いで使われがちです。
なにかスペシャルではないといけない、という圧というか。しかし、そもそも個性とは特別なものでも一部の人しか持っているものでもなく【その人らしさ】=【個性】です。だからみんな何某か持っているもの。無い人なんていない。
「みんなちがってみんないい」それが個性。

自分は自分のままでいいんだと思えた、
そのままが自分!と言う山本さんは、晴れ晴れとした表情をしていました。

「自分にレッテル貼るのをやめた」

坂口さん(内科医・実業家)

坂口さんは勤務医で実業家でもあります。最近二足の草鞋(複業やパラレルワーク)している方よく見かけますよね。バチェロレッテ3の参加者にも何人かお見かけしました。みなさん、人生を謳歌されているなあ!

坂口さんはこれまで医師としてのあり方周りの友達の評価や価値観(収入の多寡、役職など)にばかりフォーカスしていた、と語っています。実家は開業医、周囲には医師仲間、彼も前述の飯野さん同様、同業者同士狭い世界で生きてきたのかもしれません。

今回の旅で出会った、年齢も職業もバックグラウンドも全く違うメンバー達との出会いで「自分のしたいことを胸張ってやっている人はキラキラして楽しそうに生きているな!」と感じます。スペックにとらわれない、そんな生き方に【評価】はない。坂口さんはこれまでの自分の価値観が覆されるような感覚を覚えたのだと思います。
他人から貼られるレッテルだけではなく、【他者から期待されている役割】を自らレッテルとして貼り付けていたことに気がついた坂口さん。

「周りの評価や価値観に惑わされずにやっていけそうだな!」と思えたのが旅の収穫、他人軸ではなく自分軸で生きる!と力強く語っておられました。

「結婚観に変化があった。自分が結婚(相手)に何を求めているのかわかった」

北森さん(実業家・飲食店経営)

これまでお付き合いしてきた彼女と、結婚相手に望むもの、結婚を意識はしたことはあっても「結婚ってよくわかってなかった」と正直な胸の内を語っています。

「本当に僕は何を(結婚に)求めているのか」をより具体的に考えるようになったそうです。それが旅から得た「財産」と語っていました。

旅を続けるなかで、特に結婚相手には【自分の弱いところを見せて受けとめてもらえるか】【相手に困っていることがあったら何も考えずに助けたいと思えるか】がポイントだとわかったそうです。

⚫︎なかなか人に心を開けない
⚫︎弱い自分を見せられない
⚫︎そんな気持ちを人に受け入れられるのか不安…

そんな「弱い」自分をまず自分が受け入れることで、相手に求めることがより明確になったのだと思いました。

なんか、北森さん……次のバチェラーになるかも?!フラグ立った?←

旅と同じ経験と効果が得られる…

彼らの言っていたことをキャリコン視点で要約してみると…

キャリアシフトにまつわること
✅思いの言語化、もやもやの解消
コミュニケーションにまつわる悩み
自己受容(自分は自分でいいんだ!)
自分軸の発見、確立、再確認
自己理解の促進(価値観の再確認、明確化)

これらのこと、全てキャリアコンサルティングでもできるんです!

ある種過酷な、しかも衆人環視(プライバシーゼロ)の恋愛バラエティの旅に出なくても、キャリアコンサルタントとの対話で同じような(もしかしたらそれ以上?)効果が得られるんですよ!!

旅は非日常、準備諸々大変ですが、キャリアコンサルティングはあなたの日常の中に、ほんの60分の面談時間で、非日常な時間と空間を作り出すことができますよー。それも、プライバシーが守られた安心安全な空間(これ大切!)で、キャリアコンサルタントがあなたの困りごとを一緒に考えるお手伝いをします。

なぜならキャリアコンサルタントは国家資格保有者として守秘義務が課せられており(職業能力開発促進法)、相談者の個人情報や相談内容などは外部に漏洩しないよう、法律上守られています。キャリアコンサルタントでなくなった後についても守秘義務は同様に課せられます。ますます安心ですね。

Amazonプライムで全世界に自分のプライバシー(の一部)が発信されるというリスクを避けることができますし^^

自分を見つめることって大切なことだけどなかなか時間を取れないものです。
そして、自分の顔を自分の眼で直接見ることができないことと同じように、自分の心を直接自分で見ることは難しいです。

顔を見るのには写し出す鏡の存在が必要ですよね。、キャリアコンサルタントは対話を通じて相談者の心を写す鏡のような存在ではないかな、と最近思うようになりました。鏡を覗くのが怖い、不安に思う時は、一緒に見ることもできるし、見たくなければ見ようと思う時までじっと待っている、そんな存在がキャリアコンサルタントです。

バチェロレッテの男性達にも是非キャリアコンサルティングを体験していただきたいし、旅の間ずっと孤独なバチェロレッテにもキャリアコンサルティングの機会があったら良かったのにね、と思いました。

言語化のお手伝いも、心の重荷を安心して下ろせるのも、弱いところを強がらずに見せられるのも、キャリアコンサルティング。キャリアコンサルタントがお手伝いします!

キャリアコンサルティング、もっと皆さんの生活に身近なものになればいいのになぁ……とバチェロレッテ観ながら改めて思いました。

キャリアコンサルティング、試してみませんか?

今回はこの辺で。
最後まで読んでくださってありがとうございました^^