おくすり飲んでいい子にしてたら眠れるんだって(詩)

今日も眠れない
今日も生ききれなかった


呼吸が浅くなって
いきづらいったらないよ


かわいそうにね、かわいそうにね
こんなに苦しんじゃってさ
早く楽にしてあげようね



ねえ、どうやって
この虚しさを消せばいい

ねえ、どうやって
たばこの煙のように漂ってくる
かなしみに抗うの



かわいそうにね、かわいそうにね
こんなに苦しんじゃってさ
早く楽にしてあげるね


どうしようもない厄介モノなの
人間扱いされないのは慣れてるし


別に救いなんて求めてない
ただ眠りたいだけ


いつも同意どころか
認めてさえこなかったくせに


また認めてもらえなかったって
ねえ、本気で言ってるの?

かわいそうにね、かわいそうにね
こんなに苦しんじゃってさ
早く楽にしてあげるね


別にいいんだけど


どうせあと少ししたら
この気持ちも消える
無かったことになる


こうやって書き記してるこの記憶さえ
明日には忘れてしまうのだし


それでも
今この感情だけはホンモノ


こんな気分のまま
眠りにつこうとしてるの?


かわいそうに、かわいそうにね
こんなに苦しんじゃってさ
もう早く楽になりたいよね



自分を抱きしめてあげようか


虚しいんだね、かなしいんだね
なんでだろうね、辛いんだねって


簡単にたった2行に詰め込まれてさ
そんな簡単な感情なんだっけ?


このどうしようもない気分は
途方もなく広大な砂漠なのに


かわいそうにね、かわいそうにね
こんなに苦しんじゃってさ
すぐ楽にしてあげましょう



次の瞬間には



この虚しさもかなしさも
生まれた理由も知らないままに
消去される


はい、おしまい


それだけを
まいにちくりかえしてる


ほらね、もうなにも感じないし
楽になったでしょう?


また明日の夜にあいましょう

公的サポートは受けられるほど重病でないものの、フルお勤め仕事ができない半病人の身、サポートしていただけるとマジでありがたいです。