【映画備忘録】LION/25年目のただいま
家族のかたちは一つじゃない。
この映画は、そんなことを感じられる作品で、とても感動できる作品だ。
映画のタイトル「LION」。
でも、ライオンの要素が全然出てこない。
じゃあ、なぜ「LION」なのか。
最後の最後でその意味が分かる。
そういうことかーーー。
このオチは良しとしよう。
でも、邦題よ。
邦題は【LION 25年目のただいま】となっている。
……結末、分かるやん?
タイトル的に会えるやん?
そこで裏切りがあるならいいよ。
でも、そのまんまやん?
なんの裏切りもなく、会えるやん?
それならサブタイトルにそれを入れたらあかんやん?
しかも、この映画が実話に基づくものだったらしい。
らしい、というのは、概要欄には「実話に基づいた」なんて記載がなかった。
だから、"フィクション"として見続けてしまった。
ところがどっこい。
最後の最後で、「実話」だったことが分かる。
「実話に基づいた」ということが最初から分かっていれば、もっともっと引き込まれる内容だったと思う。
だから、この映画は
①邦題から25年目のただいまを消す
②実話に基づいた話であることを明確にする
こうすれば良い。
これが、映画初心者からの提案である。
とこんな文句っぽいことを言いながらも、この映画が良かったことは間違いない。
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