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バイバイ、韓国。【韓国最終日】

朝4時半、アラームが鳴る。

眠い。

今日は韓国、最終日。

帰国する。

朝早いフライトで、かつホテルから空港までも距離があるため、早起きしなければならなかった。

最終日だから、特に小銭のウォンをなるべく使いきりたい。

なので、早朝からコンビニにいった。

缶コーヒーだけ買った。

初日にビビって外に出歩かなかった男の成長の証である。

小銭を使いたかったが、小銭で1000ウォンがなかった。

結局、紙幣を使った。

無意味。

缶コーヒーを買ったら、店員さんが、

カムサハムニダ

とボソボソっと言った。

日本のコンビニの店員さんっぽかった。

万国共通なのか。

そして、缶コーヒーは甘かった。


そんなこんなでホテルのチェックアウトを済ませた。

電車を乗り継ぎ、無事空港に到着。

空港でチェックインを済ませ、同僚と軽めの朝食を食べようかと飲食店を探した。

同僚が入った店に続けて入った。

メニューの全てがヘビー級だった。

とりあえず一番軽そうなプルコギサラダを注文した。

出てきたのはヘビー級のサラダだった。

お腹一杯になった。ふぅ。

韓国での最後のミッションは嫁さんへのお土産。

嫁さん指定の化粧品だ。

探してみたが見当たらない。

搭乗時間が迫る。

分からなかったので、近くの店員さんに聞いた。

そしたら
「その化粧品は置いてない」
と言われた。

嫁さんはネットで見て、この空港にあることを確認していたはず…

そしたら、

「ここのブランド、有名。韓国で一番人気。」

と言って近くの化粧品を手に取り、紹介してきた。

どうやら別のブランドの店員さんに声をかけていたらしい。

搭乗時間が迫る。

本当に無い?と聞くと、無い、と答える。

でも、あるはずなんだけど…と、もう一度確認してみる。

しかし、頑なに嫁さん指定の化粧品は無いと言い張る。

そして、自分のところの化粧品をすすめてくる。

迫る搭乗時間。

もう、えいやーで言われるがまま、謎の店員さんの謎のブランドの化粧品を買うのかーーー

嘘でも、ボッタクリでも良い、化粧品を買って帰る姿勢が大事なのだ(たぶん)。

焦りと諦め。

腹をくくった。

「じゃあ、これで」

嫁さん指定のブランドとは全く別のものを買った。

そして、小走りで搭乗口へ。

間に合った。

しばらくしたら、いよいよ離陸だ。

なんか疲れた。

音楽でも聞きながら寝よう。

チェックインの時間も朝早かったし、眠いなー。

でも、もうそろそろお別れだな。

バイバイ、韓国…

と思いながら目をつぶった。

うとうとし始めた、そんなとき、


ガンッ!


頭に何か固いものが当たった。

すごく痛かった。

CAさんのひじ打ちだった。

頭上の荷物入れが閉まっているか確認していたらしい。

必死に謝られた。

もう眠れない。

まぁ、もういいか。

バイバイ、韓国!

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