愛が詰まった映画を目の当たりにした記録。
写真家になろうと決めたので、手始めに公開してすぐの映画、浅田家!を観に行くことにした。
観に行く前は『三重県出身の方のお話なのに関東のキャストさんが多いなあ。二宮くんや妻夫木くんのことは好きだけど、方言が気になったりするのかなあ』などとぼんやり考えていたけれど、そんな些細なことはどうでもよかった。圧倒的に最高に好みどストレートの映画だと言葉がどうだとかイントネーションがどうのとかそんなことはまったく関係ないんだなと初めて気がついた。
圧倒的に好み。
好きでしかない。
すべてに愛しか感じない。
すごい作品だった。
誰しもがそう感じるかはともかく、わたしにとっては理想と憧れと羨望と好みのすべてが浅田家!に詰め込まれていた。
映画の序盤で「もし死ぬまでにあと1回しかシャッターが切れないとしたら何を撮る?」といったような台詞がでてきて、「わたしは何を撮るだろう……たぶん家族を撮るだろうな」と思っていたのに、映画を観たあと外にでたら曇っていたはずの空から光が射していて、思わずシャッターを切ってしまった。
わたしはあと1回しかシャッターを切れなくなっても心が動いたらすぐ無駄にシャッターを切ってしまうんだろうな。
空もカフェラテも好きなのでついつい写真を撮ってしまうんだけれど、そのたびにカメラかじってる芸人で小籔さんが「おしゃれぶった女は空や猫や犬やカプチーノばかり撮ってる」的な発言をしていたことを思い出す。
否定できない。
それでもやっぱり田舎の空はいつだって最高なんだよな。
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