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副業vs独立、成功するのはどっち?

この知識はこんな方におすすめ

・こんな時期だから副業か独立を考えたい
・いつかは挑戦したい夢がある

本業として起業vs副業として起業

副業 vs 起業もしくはフリーランスとして、どちらの方が成功するのかということを紹介させてもらいます。

今、会社の今後が心配になってきたとか、解雇されて仕事がなくなってしまったとか、急に仕事がなくなってしまい大変な状況の人も多いと思います。
このような状況の中では、なかなか起業しようと思う人は少ないかもしれませんし、逆に、こんな状況だからこそ自分にできることを始めようと考えて、自宅で起業を始める人もいると思います。

そもそも、独立して起業したりフリーランスで始める場合と、今の仕事を続けながら副業から始める場合では、どちらの方が将来的に成功する可能性が高いのでしょうか。

今回の参考文献の『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』でも紹介されていますが、結論としては、副業から始めた方がいいです。

失敗しない副業の始め方や、自分が会社に行きながら会社を作って副業として起業するという方法もあります。

副業から始めて成功している人たち

成功した起業家たちで、自分たちはリスクを取ることで成功したということを言っている人は結構いますので、どうしても同じように自分もリスクを取らないと成功できないと考えてしまう人が少なくありません。

実は、僕たちがよく知っている会社を作った人たちの中でも、副業から始めて成功している人も少なくありません。

例えば、経営管理学研究者のジョセフ・ラフィー氏らの行なった研究をチェックしてみると、起業する際に、本業を続けながら副業として始めるのと、今の会社を辞めて起業するのとで、どちらの方がいいと思うかというような調査を行っています。

これは1994年から2008年の間に実際に起業した20代から50代の5000人のアメリカ人を対象に、この質問を行い、その上で、彼らの会社の状況について調べています。

お金に余裕がある人とない人

この調査からはいろいろと興味深いことが分かっています。
まず、多くの人は、お金に余裕のある人が今の本業を辞めて起業し、お金に余裕のない人は今の本業を続けながら副業として起業すると考えるかもしれませんが、実際には、本業を辞めて起業しているのか副業として起業しているのかということは、その人の経済状況とは関係がありませんでした。

ですから、お金に余裕がなくても会社を辞めて起業する人もいますし、お金に余裕があっても副業から始める人もいるということです。
本業としていきなり始めるか、それとも、副業として始めるのかということは、自分の持っているお金や経済状況とは関係がないわけです。

皆さんに今お金に余裕があろうとなかろうと、本業として始めるか副業として始めるかということには関係がないということです。
これは個人の好みの問題ということになります。

ただし、本業を辞めて起業した人と副業として起業した人を比べると、本業を辞めて起業した人は自分のビジネスに対してとても自信を持っていました。
いきなり大きな借金を抱えて大きなビジネスを始めたり、自信満々でリスクを取ることができるリスクテイカーでした。

一方で、副業として起業した人たちは、当然ですが、失敗したくないし食べていけなくなるのも困るので、出来うる限りリスクを避けようとして起業している人たちが多かったということです。

副業として始めた方が倒産リスクが33%も低い!

大事なのはこの先で、リスクテイカーで本業を辞めて起業した人と、リスクを避けようとする副業で起業した人とで、どちらの方が先々成功するのかということを調べたところ、副業として起業した起業家は、リスクテイカーの起業家よりも、その事業が失敗する確率がなんと33%の低かったということです。

つまり、副業として起業した方が、ビジネスに失敗してしまう確率が33%も低いということです。
ですから、その点を考えると副業として起業するというのが正解になります。

さらに、お金に余裕がある人もそうでない人も、副業で始めた方が成果が出やすいということも分かっています。
お金に余裕があったとしても、逆にお金に余裕がなかったとしても、自分の本業を続けながら副業として始めた方がうまくいく確率が高いということです。

自信満々な人より不安な人の方がうまくいく!

その人の性格として考えると、リスクを嫌いできるだけリスクを避けて、自分のビジネスの間に対して、本当にそれがうまくいくのだろうかと不安を感じたり疑問を持つことができる人が起業した会社の方が存続する可能性も高かったということも分かっています。

これは、自信満々な人が作った会社には投資してはいけないし、無駄に自信満々な人がしているビジネスはちょっと怪しいのかもしれないということが見えてくるということになります。

今は大きな成功をしているあの企業も?!

アメリカのビジネス誌でファスト・カンパニーというものがあり、最も革新的だとされる企業のランキングが発表されています。
このランキングで上位に挙げられている企業の創業者の大部分は、副業としてその会社を作っているそうです。

実際に革新的なことを行い評価も高く株価も上がっている企業ほど、創業としては副業として始められた企業だったということです。

「ナイキ」

例えば、ナイキという企業がありますが、この創業者はフィル・ナイトという起業家でしたが、この方は、もともと陸上選手兼会計士という独特の経歴を持たれていて、副業として始めた会社がナイキでした。

彼は、会計士をしながらナイキという会社を作り、1964年から自分の車のトランクにランニングシューズをたくさん詰め込み、それを販売するというビジネスを始めました。
その靴は結構売れて売上も良かったそうですが、すぐに会計士の仕事は辞めないで、1969年まで会計士の仕事も続けながら靴を売っていたということです。

「アップル」

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