今までの反省と、セミナーの悪夢日記
地元主催の無料のマーケティングセミナーへの参加。私は参加者の前でけちょんけちょんにセミナー講師にされてしまいました。本当に恥ずかしく、質問を事前のエントリーシートにたくさん記載してしまったことをその瞬間はひどく公開しました。
本当に絶望の境地に立ちました。今回の記事の後半で、詳細について日記感覚で記しておきますw
セミナーに参加するまでの行動を振り返ってみたいと思います。
「営業とはこういうこと」を実感した日々が続いた私ですが、痛感した日々は、必ず忘れてしまうのでここに記載しておきます。
店舗営業に行った業態
①個人経営のカフェ②美術館③結婚式場④キルティングショップ⑤専門雑貨店⑥不動産⑦製造業での受託関連会社
すべて地元に絞り営業を進めましたが、統一性が一切ないのはお判りでしょか?電話やメールでアポイントをとったこともありますし、飛び込み営業の場合もありました。
一番の教訓となったのは、メールやFAXを送っても返信はいっさいないことです。
私はホワイト企業からの成り上がりだったので、返信がくることは当たり前だと思っていました。受注する側ではなく、発注者の立場であったからです。返信がないということは一度たりともありませんでした。
メールがだめならやはり電話なのか。電話もしても、アポイントが取れない、担当者が不在の場合がほとんでした。当時、気付いていないのかもしれない、忙しいのかもしれない。と思っていた私はSNSを活用し始めました。
フォローしたアカウントにDMやコメントをする。
そうしてSNS営業が始まりました。もともとフォロワーは50人程度のアカウント。地元の地名をつければフォローしてくれる人も出てきました。
DMを送り付け、満足。
SNSの更新をしているのだから返事はくる、と確信していました。予想通り、返事は返ってきました。返信を催促することも容易にできました。
しかし、商品を取り扱ってくれる店舗はいませんでした。
断わられた後「私のお店にはこだわりがない商品は置かない」とツイートされたことが、一番悔しく惨めな気持ちになりました。
まるで、自分の商品をけなされているような気持ちになりました。しかし、そう思うのもそのはずで。
あちらこちらに営業していた当社の行動をみれば、置いてくれるところならどこでもいい。と勘違いしてしまう相手会社も多いのだと気づきました。
手当たり次第に営業するうちに、わたしもだんだん疲れてきました。もう、営業に行きたくない。また断られる恐怖と冷たい視線を感じるようになりました。営業に行きたくないという気持ちが芽生えてしまったのです。
夜は涙を流し、寝れない日が続きました。
宗教法人のような勧誘にも会い、ねずみ講に誘われたりもしました。
当時の私は誘えばそっち側に行く人間だ、と思われていたようです。宗教法人やねずみ講の話も今振り返れば、ネタになる話ばかりですので需要があれば記そうと思います。
幸い、社長が制してくれましたが、制してくれなかったらおそらく月会費1万円を払って朝活という名の朝礼に出ていたかもしれません。
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寝れない日々が続くなか、地元地場産セミナーにて「モノを売るということ」についての講演があるという話を耳にしました。
質問を事前に用意できるシステムだったので、当社の商品について販売のプロに見てもらおうとたくさん質問を用意しました。
セミナーの講師は個人作り手さんを育て上げる先生でした。都内に学校を構え、面接にて選ばれた若手作り手を育て、作った商品を販売させる。いわゆるハンドメイドのプロを育てる先生で、販売方法についてもたくさん経験を持っている方でした。
講演内容は販売についての本に書かれている内容そのままでした。聞いたことあるフレーズ、読んだことのある言葉。。。
やはり、皆同じ事を言うのだな。とセミナーに出席して思った第一の感想でした。(今思えば、じゃあやれよという話)
最後の質問タイムは予定時間を過ぎ、セミナー自体は大盛況に終わりました。私のメンタルは相当やられましたが、やり取りを覚えている範囲で、ここに記しておきます。
持って行ったパンフレットはこれです。
初めて作った三つ折りパンフレットです。これを見せながらドキドキして説明したのを覚えています。
【ざっくりとした会話】
私) 当社の商品は鏡になっているインテリアです。写真をいれたりイラストを入れたりすることができます。プラスチックなので割れないし、飛散しないで安心安全です。イラストは白ベタを使わずにプリントすることでとてもきれいに輝き、素敵です。サイズはフォトフレームサイズなのでインテリアとして売れると思っています。率直にどう感じますか?
と、パンフレットを見せながら早口にしゃべりました。
先生) ・・・・・・・・・・・。わからない。
私) ん?なにがわからないのでしょうか?鏡になっているんです!これ。
先生) ・・・・・・・・・・・。わからない。何がどうすごいのか、わからない。これがどうして売れると思ったの?なんで鏡にイラストを入れないといけないの?プラスチック製だから何?ふつうの鏡でいいじゃん。
大真面目にかつ、目が泳いでいる(本当に意味わかんない感じ)先生をみて、私は直観で、この人は商品について貶していると思いました。
私) 普通の紙の絵よりもきれいなんです!
先生) わからない。言っていることが多すぎてわかりません。
私) えぇ・・・。
~質問終了~
文章だけでは伝えきれないと思いますが、冷静沈着な態度をとり、本当にわからない顔をしている講師をみて、私はとても悲しくなりました。そして、悔しく、どうしてそんな答えになるのかがわかりませんでした。
鏡がガラス製って知らないのかな?それとも早口で言ったから聞こえなかったのかな?実物もってくればよかったかな?イラストじゃなくて写真についてのほうがよかった?????
いろいろ考えましたが、初見で当社の商品をパンフレット上でプロに見てもらうと、こういった感想がでてくるということを思い知らされました。
私は、自分のやっていることが、正解なのかわからなくなってしまいました。
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