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#10 心奪われる話。

唐突に、宝塚が見に行きたくなったのです。


私は宝塚歌劇が大好きなのです。でも、しばらく見に行っていない。最後に見たのは前の会社にいた時だから、2年半以上前。こんなに見ていないなんて、ファンとしてダメなんじゃないかと考えたこともありました。

ふと、テレビを見ていたら、宝塚歌劇全国ツアーのCMが放映されている。月組さんの映像が、我が家の40インチくらいのテレビで流れている。このCMどれだけの人が見たんだろう。きらびやかさに圧倒されている人はだれだけいるんだろう。

とか、思っていたら、うわーずるい!会いたい!という気持ちが湧いていた。チケットもB席4000円と安い。たいてい地方公演の宝塚は、7000円くらいが相場なのだ。大きい会場でジェンヌさんたちは米粒に見えてしまうかもしれないけれど、全国ツアーメンバー40人程がくれる熱量というものが、やはり生でないと味わえないのです。これが4000円で味わえる。しかも、わざわざ東京や宝塚市まで行かなくても来てくれるというのだから、行くしかないでしょう。

チケットのお金?どうにかしよう。先日、車が事故にあったことを書かせていただきましたが、それ以来金欠状態でした。よく考えたら、4000円って飲み会一回分の金額です。どうにかなりましょう。

それでも、4000円って高くない?と思った人は、ディズニーランドのチケットとくらべてみてください。ワンデーパスポートは6900円のようです。どれだけアトラクションに乗れるのか。どれだけ生身(?)のミッキーが見られるのか。ディズニーランドもすごいですが、宝塚歌劇は生身の人間が2年間の学校生活を経て、男役ならばそこから10年経って本物のフェアリーになっているのです!!公演自体は約3時間。一日のうちの8分の1を宝塚歌劇にあずけてみましょう。きっと、宝塚のフェアリーたちに目を奪われていることでしょう。心をまるごと持って行かれます。


というわけで、久しぶりの宝塚歌劇に今からドキドキワクワクしています。小学生のころ、遠足の前の日ってなんであんなに心臓バクバクだったんでしょう。おとなになるとときめきが少なくなるもんです。あと十数年したら、そのドキドキは更年期障害に変わるのでしょう(綾小路きみまろ風)。



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