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大学生です。 企画メシ2024🍙

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最近の記事

【企画メシ#1】わたしは何者にもなれない

大学3年生、 就活を始めたら自分の外側にある言葉しか話せなくなっていました。そんなとき、企画メシのプレイベントで聞いた「それは自分を通過した言葉か」という言葉がめちゃくちゃ刺さってしまい、すぐに受講を決めました。 「あなたは何者にもなれない。あなたはあなたになる」 いろんな人と関わるなかで自分が濃くなっていくのを感じた経験があるから、とても共感して。 何者でもない自分にちゃんと自信が持てるよう、また違う角度から自分を磨いてみたくなりました。 企画生32番 山本薫乃です。

    • 言語化することの怖さ

      「真面目」だから就活してます。 真面目ってなんだよ。 どうしたら人柄が伝わるか、会社の求めている人物像に合う言葉はどれか。 面接やESで常に言葉と向き合うことを強いられる。 その仕事をやりたい理由とか、自分の長所とか。 そんなのは漠然としたものだから、言語化しようと思ったらいくらでも候補があってなかなかばっちり決まらない。 こっちの言葉の方が伝わる気がする!って変えては「そんな不確かなものだったのか」って絶望する。「通過者ES」とか、「ウケのいい短所一覧」とか、そんなと

      • 「頑張れること」を探さなきゃ

        2年間の大学生活は、なんというか、色が薄くて味気ない。 大学生になったとたん、何かを頑張ることができなくなった。 常に「頑張れること」を探していて、見つかったらなんかほっとする。継続的になにかを頑張ったことはなくて、せいぜい短期間のプロジェクトに参加したくらい。だからそれが終わったらまた「頑張れること探し」の旅に放り出される。 私にとって「頑張れること」は止まり木みたいなものだった。なにかに夢中になって、頑張っている間だけ自分のことを肯定できた。 サークルに入ってみたけど

        • 「あらゆる薔薇のために」読書感想文

          主人公の八嶋を中心とした登場人物が患っている難病・オスロ昏睡病。彼らを巻き込む殺人事件の鍵を握るのは、オスロ昏睡病快復の際にあらわれる薔薇のかたちの腫瘍であった。 アイデンティティとはなにか。  オスロ昏睡病は、「この世のすべてに価値を感じなくなる病気」。物事の濃淡がないから、記憶も曖昧になってしまう。 そんな患者たちがオスロ昏睡病から快復した証として現れるのが、薔薇のかたちをした腫瘍だった。そんな「薔薇」の秘密が明かされたときに彼らを襲ったのは、自分という存在の不確かさ

        【企画メシ#1】わたしは何者にもなれない

          映画「夜明けのすべて」感想文

          映画が始まる直前まで、ちょうど午前中の自分の言動を反省していた。 こうやって返したほうが、いい人っぽかったかな。生意気に思われてたらどうしよう。 だから、一番最初のこの声がやけに心に馴染んで、ちょっと泣きそうになった。 夜が存在することで、地球の向こう側の世界を想像することができる。 暗い部分があるから、他の人の痛みに寄り添える。藤沢さんはそんな人だと思った。PMSを抱えながら(抱えているから)山添くんと向き合える。山添くんに対してだけではなく、山添くんの元同僚、職場の

          映画「夜明けのすべて」感想文

          映画「そばかす」感想文

          なんにも壮大なことが起きない、誰かの当たり前の世界を見せてくれる物語が好きだ。 映画「そばかす」は誰にも恋愛感情を抱かない架純が主人公の物語。 映画は、なにも考えずに見過ごしてしまう日常を外側から見ることができる。「そばかす」を見たら、あまりにも恋愛が人々の日常に入り込んでいることに気がついた。芸能人の結婚のニュース、友人同士の会話など、私たちのまわりは恋バナであふれていた。 はっとした台詞を3つ… 架純が作った、王子様と「結婚したいと思わない」シンデレラの紙芝居を批

          映画「そばかす」感想文

          書きたいことなんてない。

          「どんなテーマでも、ライターが書くのは人間の面白さ。その人間がなんで面白いのかを背景とか時間から紐解いていく。」 この言葉を聞いてしまったら、やっぱり「書きたい」と思ってしまう。 「文章で生きるゼミ」今回のゲストは、ノンフィクション作家の中原一歩さん。今回で講義は4回目になるが、ゲストの方が文章を書き始めたきっかけを聞くと、(当たり前だけど)すごく遠い存在なのを実感する。 今日の気づき 知識も技術も考え方もたくさん学びがあったけど、自分ははじまりにも立てていないと思った

          書きたいことなんてない。

          島生活を日記でふりかえる①

          去年の10月から12月まで、隠岐の島で暮らしていました。 3ヶ月の気づきを、そのときに書いていた日記で振り返ります。 10/3  はじめての研修 そのときの自分と、3ヶ月間の過ごし方について考えた。 たぶん同期とはじめてちゃんと話して、たくさんの発見があった日。↓ 「言語化しきれないときは、無理に言語化しようとしない。頭のなかにぼんやり残しておいて、いつか浮かんできたときに拾いそびれないようにする。」 「”社会人になったら切り捨ててしまう感情”って、本当は大切なんだ

          島生活を日記でふりかえる①

          日記 2/11

          都営新宿線、普段はあまり使わないから気づかなかった。 黄緑がかわいい。 「文章で生きるゼミ」の第二回を受講してから、麻生要一郎さんのことを知った。まわりの人に、自分に、丁寧に接する麻生さんの言葉は心地いい。 今日は、麻生要一郎さんの『僕のたべもの日記』に登場していた幡ヶ谷の「喫茶・壁と卵」へ。 お店の方の、案内してくださるときや注文を取ってくださるときの仕草や、話し方がとてもあたたかい。目をみて微笑んでくれるから、勝手に母親のような安心感を抱く。 店内には他にもお客さんが

          日記 2/11