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「これ、本当にできない?」を諦めないわたしの暮らしかた(外出編)

みなさんこんにちは、hacoです。
楽しかったGWもあっという間に終わってしまいましたね。。。もうお盆休みが待ち遠しいのは私だけではないはず…笑
そんなお休みが恋しすぎて後ろ髪が無くなってしまいそうな私ですが、次の休暇も思いっきり楽しめるようにまた仕事を頑張っていこうと思います!

さて、前回は”暮らしかたの工夫(室内編)”として主に私なりの家事のやり方について書かせていただきました。まだまだ改善できる部分もあると思うので、これからも新しい気付きを大切に過ごしていきたいと思います。
\\前回の私の室内での暮らしかたについてはコチラ//


今回は前回に引き続き車いすユーザー(chair walker)の私が、テレワークに変わってからどんな生活をしているのか、出勤していたころと比較しながら書いていこうと思います。
 以下のような皆さんにぜひ読んでいただきたいです。
・合理的配慮としてテレワークを検討している人事や企業担当者の方
・在宅就労支援を検討している福祉事業所の方
・障がいを持ちながら生活や仕事をできる限り自分の力で両立したい方



母が入院して余儀なくされた自立

 約3年前まで買い物など長距離を移動する場合は、母に車を運転してもらっていました。車いすが必要で、自分一人では積んだり降ろしたりすることが難しかったからです。そのため車いすを降ろす母は

「私がいなくなったら一人で車いすを積み降ろしできるの?」

「何か方法を考えた方がいいんじゃない?」

と心配していましたが「まだ先の事でしょ」と暢気に考えていました。

 ”そんなある日、母が倒れ緊急入院したと連絡を受けます。“

私が子供の頃に何度か入院歴のある母でしたが、心臓に異常が出たのは初めてでした。なんの前触れもなく緊急入院が決まったため、事前準備などが全くできていませんでした。母に頼りながら生きていた当時の私は、突然一人で生きていくことを余儀なくされたのでした。。。

母の体調を心配すると同時に「これからどのようにして生きていけばいいのか」と不安が募る中「自立するチャンス」という風にも捉えていました。

早速ヘルパーさんの申請を行いましたが、実際にサービスを使えるようになるまで2か月かかります。布団を干すなど不定期でも大丈夫なものなら良かったのですが、毎日の食事については母が持ってきてくれていたので自分で調達する必要がありました。

ネットスーパーの活用を考えましたが、ドがつくほどの田舎に住んでいた私の家は配達範囲から外れていたのです。そのため、通勤途中に寄れるスーパーに行ってみようと考えました。ここで「一人でどのように車いすを積み降ろしするか」という問題に直面したのです。

ひとり外出で一番の課題!自分で車に車いすを積む・降ろす方法を考える

一人で車いすを積む方法として、運転席に座った状態で持ち上げる方法がありますが、私の場合は全く新しい方法を考える必要がありました。体幹が弱く車いすを持ち上げることができなかったからです。
持ち上げることができないなら、車いすを移動させて積むことができたら…

そこで目を付けたのが、後部座席の足元です。
ここなら入口が低く、前輪を上げて積むことができるように見えました。

早速シートを下げてスペースを確保し、後部座席からの積み降ろしにチャレンジしました。しかし、畳んだはずの車いすの座面が広がってしまい、上手く収められませんでした。つかまり立ちのため片手で作業するのですが、広がらないように固定しながら積むことができなかったのです。

ベルトで縛って固定する事も考えましたが、外出先でその都度着脱するのは現実的ではありませんでした。そこで”ベルトを使わずに積み降ろしする方法”を考えてみることにしました。

身体の可動域や車いすが広がってしまうタイミングなどを研究すること3日間。”自分の腕で抱え込む”という方法に辿り着き、ようやく一人で車いすを積むことに成功したのです。

ここからは実際に車いすを積んだり降ろしたりする方法を動画を交えながらご紹介します!
・車いすを積む
このように畳んで収納します。

ポイントは、前輪を車に乗せたときにブレーキをかけること。こうすることで、前輪が支えとなり、安定してスムーズに積むことができます。
・車いすを降ろす
後部座席から車いすを出します。

基本的には引っ張るだけで降ろせます。
※隣に車がある場合は当たらないように注意します。
※車種:ダイハツ ムーヴキャンパス 後部座席は一番後ろまで下げています。
※地面が斜面になっていないか注意します。

《おまけ》
・買い物かごの乗せ方
両手で車いすをこぐため膝に乗せてもなかなか安定してくれません。
そんな時のために貴重品を入れるバッグはショルダータイプにしています。
なぜ、ショルダータイプがおすすめかというと…

実際のショルダーバッグと買い物かご

こんな風にかごの中にバッグを入れると両手を離しても安定するからです!
買いすぎ防止にもなりますね笑

オフィス出勤(過去)とメタバース出勤(現在)の外出面での比較

ここからは出勤していたころとの外出面の違いを書いていきます。
大きく変わったのは、”体力に余裕ができた”ことです。室内編の記事で通勤していた時間に家の事を済ませられるようになったとお話ししましたが、同時に体力にも余裕ができたので、朝、家事と買い物を済ませてから仕事をすることも可能になりました。

ただ、買い物も毎日行くわけではないので、体力が衰えないように身体を動かす時間を意識して作りたいと思っています。
体力が低下すると、日々の行動範囲が狭まってしまうことはもちろん、旅行など、いざ楽しみたいときに疲れてしまうのは勿体ないので笑

室内編と外出編の2回にわたって私の生活の工夫を書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
私の生活は、たくさんの方に支えられて成り立っています。これからも周りの方々への感謝を忘れず、自分の可能性を信じて前に進んでいきたいと思います。
この2つの記事でメタバース出勤での生活をイメージしていただければ嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!