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海外旅行好きの僕が国内旅行に行かない理由

僕は医学部に通っている大学4年生で、1年生の時からずっと休みがあるたびにアジアの国々に出かけてきました。上の画像はインドのバラナシ(ワーラーナシー)で撮ったガンジス川の夜明けです。そんな旅行好きの僕が、Go toトラベルだろうとなんだろうと国内に旅行に行く気を起こさない理由をまとめてみます。

今までの旅行歴

僕の旅行歴は以下の感じで、アジアばっかりめぐっています。主にアジアをめぐってきた理由は、物価と航空券が安いことです。何故かタイには何回も行っています。BKKのMRTは路線図を見なくても乗れる位になりました。あと、ドンムアン空港(DMK)にはいつもトランジットハブとしてお世話になっています。

大学1年生
タイ

大学2年生
香港
中国(広州)
マカオ
台湾
シンガポール
マレーシア
タイ(2回目)
ラオス
バングラデシュ
インド
スリランカ
タイ(3回目)

大学3年生
フィリピン
韓国
タイ(4回目)
インド(2回目)
カンボジア

大学4年生(予定・コロナ次第)
インドネシア
中国(瀋陽・大連)
北朝鮮
東欧諸国

意外と費用がかかる

まず海外旅行だと高いと思われがちですが実は国内旅行の方が高かったりします。

国内の公共交通機関は世界的に見てもトップクラスに高く、特に航空券はLCCが国内線をあまり飛ばしていないせいでかなり高額です。新幹線は法外な料金で、高速バスの3倍4倍はかかります。

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さらに、宿泊料も非常に高額です。1番安いゲストハウスでも2000円が最低価格でしょうか。これはおそらく人件費の高さに加え、消防法などで密度や防災設備が厳しく設定されていることも原因だと考えられます。さらに、なぜか日本ではゲストハウスの文化が普及しておらず、過疎地に行くと必ず5000円以上の宿泊費が必要になります。(田舎こそ日本の魅力なのに)

交通費と宿泊費にプラスして必須になるのが食費です。日本では食材の価格がかなり安いにもかかわらず、外食をすると必ず一食1000円前後と非常に高価になります。さらに、厳しい法律規制の結果としてストリートフードがほとんど存在しないため、旅行中に自炊するのが困難な場合は高額な外食代を1日2回以上は払わないといけないことになります。これは、どうしても削ることができない費用なだけにかなり痛いです。

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得られるインプットが少ない

もともと私が海外旅行に行こうと思ったきっかけが、刺激を得たいからです。海外に行くと自分の常識が覆され、若い間にいろんな経験をしたい僕にぴったりのインプット源です。バングラデシュでは電車の屋根の上に乗ったり船の故障で24時間も船に乗っている羽目になったり、日本では考えられないような経験ができました。

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一方、日本ではどこに行っても基本的に話される言語は日本語でこの国に住む民族は単一民族のため、どこの文化も似たり寄ったりです(もちろん違いはあります)。そのため、自分にはあまりにも刺激がなくて退屈してしまうのです。もちろん、田舎に行けば開発されていない自然を自然に触れることができそれは良い刺激になるのでしょうが、やはり絶対的な刺激量としては圧倒的に海外の方が多いです。

歳をとって体力が衰えても国内ならいける

今までで最も過酷だった国はおそらくバングラデシュです。バスはバス停で完全に止まらずに時速10キロほどで走っているところに飛び乗るシステムなので若さがないとこのエクストリームスポーツには参加できません。さらに、数字が私たちが日常的に使っているものと違うため、バスの行き先表示の番号や電車の時刻表は読めません。そして、ガイドブックにほとんど情報がないため自力でインターネットや日本人雇って情報収集することになります。そのような過酷な国には、20代男子と言う特権的な体力を備えていないと認めません。今だからこそできることで、逆に今でなければできないことです。さらに、私は海外で何度か病院にかかったことがあるのですが、正直言ってめちゃめちゃ疲れます。英語は困らない程度話せるのですが、相手が英語を理解してくれない時が問題です。日本国内にいれば健康保険も使えるし、当然日本語も通じますし、日本のレベルの医療を受けることができます。

国内なら体力が衰え定年後で70歳だとしても、お金を払えばタクシーはちゃんと行きたいところまでぼったくらずに運んでくれるし、息子や友人に介護を頼めば事実上どこにでもいけます。つまりは、国内なら今でも老後でもいけるが、ハードな海外旅行は今しか楽しめないと言うわけです。

仕事が忙しくなっても国内ならいける

海外旅行に行くには大体の国で出発と帰国で前後に24時間× 2回のバッファを取る必要があります。これは飛行機で飛んでいる時間に加えて、空港と自宅の移動などを含む時間です。つまり、家を出てすぐ旅行が始まるわけではなく、現地に着くまでかなり時間がかかると言うことです。

将来、私が医師として働けばおそらく若手の間は休みがなかなか取れず、海外旅行に行っている時間もないと思います。たとえ5日間の休みをいただいたとしても、中3日の間しか観光はできませんし、早めに帰国しないと飛行機の遅延等で仕事に遅れてしまっては勤務先に顔向けできません。そんな状況で観光したくありませんよね。せかせかするのではなくゆったり観光するのが私は好きです。

一方、国内であれば日帰りでも旅行は可能ですし、飛行機が飛ばなくても最悪陸路で帰ってくると言う選択肢もあります。つまり、最短日帰りからフレキシブルに旅行を企画できるため仕事が忙しくなってもいいというわけです。

まとめ

早くコロナが明けて旅行に行けるようになりたいです。とにかく刺激が僕には必要なので、今のうちにお金を貯めてバチバチに旅行してやろうと目論んでいます。直近の予定は北朝鮮です。

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