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なぜ作業を時間軸で記録すると良い結果が生まれるのか?「ノート術」+5

ノート術の続きです。(#1,#2,#3,#4

前回は、「予想スケジュール」の説明をしました。

今回は「アカウンタビリティーチャート」について説明します。

アカウンタビリティーチャートとは

前回説明した予想スケジュールが正しく進んでいるかをチェックする行為、それがアカウンタビリティーチャートです。

これはパレオな男の著書、「最高の体調」に書かれていたテクニックで、前進感を得るためのフィードバックに使える記録法です。

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引用:最高の体調

やり方は簡単で、90分単位で行ったことを記録していくだけ。本書によるとこの作業を続けただけで、セルフコントロール力や目標の達成度が向上したらしいんですね。

つまり予想スケジュールを正確さを測る記録だけでなく、生産性が上がるきっかけも与えてくれるのです。これは採用したいアイデアではないでしょうか。

アカウンタビリティーチャートの応用

自分の行っていたことを時間を区切って記録していくのが、予想スケジュールの差異と生産性の向上に役立つのはわかりました。このような小さい進捗を書くだけでも、気持ちは高ぶり前に進んだ感覚は得やすくなるのでしょう。

「最高の体調」に書かれたやり方を使うだけでもいいんですけど、ぼくは応用して違うやり方をしています。参考にしているのはメンタリストDaiGoさんの著書、「記録の力」に書かれていた「行動ダイアリー」という書き方です。

この書き方の特徴は、時間と行動を記録した後に、そのときの感情まで記しておくやり方です。

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記録するのは3つの要素で、「集中力」「喜び」「達成感」の3つになります。「記録の力」では、喜びと達成感だけの記録でしたが、ぼくは集中力も記録しています。

というのも集中力の大切さを説く著書、「DEEP WORK」では今後生きていく上で集中力が鍵になると熱弁されていたからです。その根拠にも合点がいったので、集中力も記録しています。

ちなみに経験則で言えば、最大3個の記録が負荷なくできる数だと思います。

なぜ喜びと達成感を記録するかといえば、僕たちの行動の良し悪しは、大きく分けると達成感と喜びの2つのバランスが大事であるとダニエル・ギルバートさんの著書「明日の幸せを科学する」にも書かれており、この2つを正確に把握する必要があるからです。

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たとえば、楽しみにしていた友達との夕食があまりおもしろくなく、興味のなかった人との夕食がとても有意義だった経験はないでしょうか。このような自分の予測との誤差を判断するのが、行動ダイアリーの役目になります。

言い換えると、自分がどの行動に喜びと達成感を味わいやすいかを分析するのです。幸せが喜びと達成感のバランスが肝になると仮定すれば、実際にそのとき気持ちを記録しておくことで、なにに幸せを感じるかの仮説を立てられるのです。

使ってみよう

最初はアカウンタビリティーチャートで90分単位で記録を取りつつ、慣れてきたら行動ダイアリー形式での記録に挑戦してみてください。気持ちを記録しておくと、そのときを想起するときに役立ちますし、今後の指針を決めるのにも参考になります。

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読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。