自分の会社の名刺とクレドをリニューアルした話
最近名刺(裏面)とクレドをリニューアルしました。こんな感じです。
↑名刺の裏側です。表は会社でグループ会社で統一されていますが裏はある程度自由に変えて良いことになっており、リニューアルしました。
↑クレドです。経営理念・サービス理念・行動指針・For3と呼ばれるビジョン(後で詳しく説明します)が記載されています。
どういった経緯でリニューアルをしたか
私が働いているエイチームライフスタイルという会社は今大きな転換点を迎えています。
事業の数・種類の変化。人員の増加。その後、分社化。などなど。
そんな中で、今のタイミングは**会社としてのビジョンを再度明確にする**ことが大切だという話になりました。
そうして出来たのがFor 3と呼ばれる言葉です。
* For You
* For Us
* For Ateam
という3つの軸でビジョンを決めました。
決まったビジョンを浸透させるためのツールとして名刺とクレドが挙がり、リニューアルのプロジェクトが立ち上がったのです。
リニューアルして変わった点
リニューアル前がこちらです(スキャナーの関係と、私が使っていたので少し汚れてしまっていますが……)
要素として変わったのはFor 3の追加
グラフィックには「はみ出すA」と呼んでいるエレメントを統一で使用しました。
以前のものを見ていただければ分かるとおり、同じ会社のツールにも関わらず雰囲気が結構違うんですね。
そのため「新しく追加したビジョンを見やすく載せる」ことと「両方のツールが同じ世界観の中で存在している」ことを目指して制作しました。
今回では特にグラフィックの方に焦点を当てて説明します。
↑リンク先に飛んで、何回かクリックしてみてください。
まず、エイチームのロゴのうち「A」の文字をグラフィックに使いたい気持ちがあります。
社内において「A」は非常に浸透しており、その力にあやからない手はありません。
……ですが、VIガイドラインでの決まりでロゴ中の「A」をグラフィックとして単体使用することは禁止されています。
そのためあからさまに出すことが出来ませんこれは弱った。
ということで考えた策が
1. 真っ赤な背景に「A」が浮かんでいる
2. 「A」のうち一部だけが画面に残るようにトリミング
3. 上下の角と、下の辺の真ん中あたりに配置された赤い三角形
というビジュアル要素です。
なので見た目は「白地に赤い柄」ですが実は「赤地に白い柄」なのです。
これらを共通パーツとして名刺、クレド両方に使いました。
実際に作ってみて
社員証ホルダーに入るサイズで作ってあるのでいつでも手元で確認ができます。
言葉や文化を浸透させるのは非常に難しいため、こうした小さなアクションの積み重ねが大事になると思っています。
またグラフィックの世界観の統一ができたので、会社の「らしさ」を求めやすくなるかなとも思います。
まだまだ私たちは色々なことを変えていく予定なので、全てのアクションが1つの大きな土台のもとに成り立っている方が「強く」在れるはず。
もしあなたの所属する会社/グループでもこういったツールを作ることがある際の参考になれば幸いです。
参考:周りの方からいただいた感想
クライアントへの訪問の際、名刺の裏側を見て「うちもこんな感じで理念つくりたくて、内容検討してて。」とアイスブレイク時の話が広がったことがありました。
for3を目にする機会が増えたので、心で確認する機会は以前より増えたと思います!
後は材質にもこだわって作られている。みんなで大切にしている言葉が書かれているクレドのデザインや品質をデザイナーが担保しているので、インハウスデザイナーとしてとても価値があると感じています。
二つ折りになって、モニター下に立てやすくなり毎日目に留まりやすくなった。
以前のカードだと、メモスタンドで立てるか寝かすしかなかったので、二つ折りのほうが見やすい。
統一されたあしらいで「角に赤いマークが入っている = For3」という認識がしやすい。
クレドはいつも首からぶら下げているものです。上手く話が進まないときなどはこれを見ながら「誇れる未来を作ろう!」と初心にかえるのに役立ちそうです。
以前のカードは社員証と一緒に首から下げていたけど、目に触れる機会が少なかったように思います。
紙もしっかりしていて手触りも良いので「大事にしたい感」が以前よりも強まりました。
最後まで読んでいただいてありがとうございます!