【つの版】ドブヶ丘備忘録02
ドーモ、三宅つのです。2023/4/18頃から、Twitter上で「ドブヶ丘」の人物や光景などをAIで生み出すことが流行し始めました。集団幻覚がAIの力を借りて実体化し始めたのです。せっかくですから振り返ってみましょう。
爆心地
今回のミーム爆発の爆心地はここらへんです。
マイクロソフト社の画像生成AI「Bing Image Creator」が出現したのをきっかけに、ドブヶ丘の住民を生成してみたのが発端というわけです。無限に生成され続けるドブヶ丘の姿は人々にDRS(ドブヶ丘リアリティショック)を発症させ、ドブヶ丘を知らなかった多くの人があの混沌の沼に招き寄せられて「帰化」しつつあります。ドブヶ丘自治政府(自称)もこの件について懸念を表明しているとかいないとか言われています。
実験
つのはmidjourneyやcrayon,Stable Diffusion Demoは多少触りましたが、Bingはまだでした。サインインのためにメールアドレスとか電話番号とか要求されますが、まだ無料ですしやってみましょう。010101001…
「悪魔くん」と日本語で入力するだけで、このレベルのイラストがすぐ4枚生成されるのです。著作権問題がどうなのか知りませんが、メーカーが個人と紐づいていてちょくちょく消滅するPicrewより使い勝手はよさそうですね。TRPGのキャラクターイメージや背景画像などを作るにも便利ですが、思い通りの画像を生成するにはそれなりに練習や調教が必要となるでしょう。
Stable Diffusion Demoではこうです。
AI生成画像に特有の歪みがうまく出ており、これはこれで味があります。別に何で生成しなければならないこともありませんので、あなたは自由にやってください。ドブヶ丘の混沌はあらゆるものを飲み込んで汚染します。AIでなければならないこともなく、文章で表現している人もいますし、オーガニックな手描きイラストでドブヶ丘を描いてもなんら問題ありません。
考察
ドブヶ丘は、伝説によれば神奈川県川崎市多摩区登戸駅と向ヶ丘遊園駅の間に存在する異世界とされます。『ニンジャスレイヤー』世界で言えばネオサイタマの南端、渾崎(ケオサキ)の一部です。登戸(のぼりと)という地名は古くからあり、多摩川を渡って多摩丘陵へ登る入口(戸)であるからとも、アイヌ語のヌプルッ・ト(濁った沼)が語源ともいいます。後者ならドブヶ丘への入口にふさわしいですね。向ヶ丘という地名も古くからあり、武蔵国府(府中)から多摩川の彼方に見える多摩丘陵の連なりをそう呼んだものとされます。つまりタマ・リバーのオヒガンですから、異界に通じやすいのでしょう。近隣の高津区には溝口(みぞのくち)という地名もあります。
これはつのが勝手に妄想しただけで、公式見解でもなんでもありません。繰り返しますが、あなたが「観た」ものが、あなたのドブヶ丘です。どうぞ健康に気をつけて良いドブヶ丘ライフをお送り下さい。
◆泥◆
◆屁泥◆
【以上です】
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