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◆気がついたらスキをつけていた記事まとめ100◆

おれだ。溜まったのでやる。ついに100だ。一昨年の逆噴射小説大賞が終わった頃に始まったから、結構な期間やってることになるな。あれから特に中長編パルプを書くこともなく、過去作品をアーカイブしながらまとめオレンジ農園しているうちに、人々は馬に乗って荒野へ駆けていった。バーチャル蠱毒備忘録も終わったが、ジャンクヤードや非実在存在名鑑と悪魔合体して胡乱存在備忘録がまろび出た。思考は加速しRTは増える。噫。

前回はここだ。

さて、いつものやつだ。さくさくやろう。

◆墨◆

一発目。パルプンテ聡一郎

人がコツコツとパルプの種をまいていくと、新たな人も興味を持って寄ってくる。この人は城戸=サンやタイラダ=サンのパルプのファンアートを描いたすごい人だ。外から見たパルプスリンガー界隈はこんな感じなのだなあ、と己を省みたりする。CORONA、ドリトス、MEXICOなどの要素はパルプというか逆噴射語なので多用するとアレな気がしてきたな。

パルプとは……要は大衆娯楽小説だ。三国演義や銀英伝、西遊記や封神演義も広くパルプだろうし、ライトノベルやライト文芸もそうではないか。こういう定義づけは小説とか文芸全体に広がっていってきりがないが、おおよそ銃や剣や異能や美女が出てきてテンポよく人が死ぬと「パルプっぽい」気がする。もちろんそれだけではないのだが。

◆型◆

二発目。カラテとはエゴ、にあらず

ニンジャスレイヤーAoMシーズン3「ネザーキョウ」編も最終章に入った。幕間として置かれたあの掌編は、大事なことを示唆していた。カラテは抵抗のちからであるが、無軌道に撒き散らせば単なる暴力だ。クミテを通して自他の輪郭を確認し、カタを通して基礎を鍛え、己を省みる。奥ゆかしい努力と鍛錬の積み重ねの先に、できることが増え、未来は開けていく。物事に完全はなく、自我は疑問をもとに産まれ、小箱は開かれ、世界は広がる。それは何かに繋がり、無駄にはならない……静かで美しい感想だ。

◆鮫◆

三発目。あんとくさまお許しを!

逆噴射小説大賞に向けての動きが始まった。ランダム単語ガチャでの三題話で産まれたのは、CORONA禍にあえぐ夏の海水浴場……壇ノ浦を襲う巨大人食いザメだ。これからの季節にちょうどよいが、場所柄恐るべき平家蟹との戦いが語られたり"北"(北九州?)との関係が示唆されたりただ事でない。そして安徳……サイモチの神……なるほど思考が繋がってきました。

◆屍◆

死発目(二連発)。エイジ・オブ・ゾンボカリプス

noteの偉い人がつぶやいた「アフターゾンビ時代の建築」という思考実験に対して、近未来建築SF作家のこの人が飛びついた。CORONAが流行ろうがゾンビが闊歩しようが、日常生活は容赦なく続き、人類は対応を迫られる。対ゾンビ建築はいかにあるべきか?突き詰めていくと対人間用防御施設、すなわち城郭に行き着く。文明が崩壊して盗賊や野獣がうろつくようになったマッポー暗黒時代、人々は強者のもとに集まり新たな城塞都市を作ったのだ。ゾンビは日常から排除され、進撃の巨人めいた壁内世界になるだろう。

こちらはアフターゾンビ時代を幅広くシミュレーションした記事だ。荒唐無稽な状況でも、こうして深く考察することでリアリティ、説得力が増す面はある。まあ本来ゾンビは共同体からムラハチされた社会的な死者だったというし、アメリカめいて暴徒が集団で襲いかかって来たら、容赦なくヘッドショットで迎撃するしかないかも知れないが。

◆米◆

五発目(二連発)。アロハBoogaloo

備忘録だ。Twitterで「アロハを着て武装したBoogalooというおかしな連中が暴れている」というパワーワードを発見したので、気になって調べてみるとアメリカのふたばこと4ch生まれの連中らしい。Boogalooの語源を辿っていくと昔の音楽ジャンルだという。いろいろ記事もできていた。

文化は混淆するとはいえ、ネットミームの暴走で胡乱な意味を与えられてしまった既存の文化は気の毒だ。卍だってナチスのせいで変な目で見られるようになったのだし、明智光秀は大変なことになったといいます。原子力奉行で遊んでおいてなんだが、黒塗りダークエルフのアレもあったし、ミームの取り扱いには気をつけよう。邪竜ミーミーが来て全てを滅ぼしかねない。

今は以上だ。また溜まったらやる。

【ひとまずおわり】

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