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「アートにエールを!」の再募集の中身を見ていて、

「アートにエールを!」の再募集の中身を見ていて、こんな記載があります。
ちょっとわかりにくい書き方なので、追加。

(6月16日23時)内容について、少し精査を始めています。一部、整形および改稿あり)改稿部分には〈〉で挟むことにします。

まずは、当該記載のリンク

アートにエールを!
https://cheerforart.jp/

募集要項
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/06/12/27.html?fbclid=IwAR0-gnyzI0PFOudAFwmUR6jUXpQZ0SM0nKsguJVBFtmSAtE1610u3lyV-xs

(以下〈募集要項から〉引用)
本年 5 月 15 日の本事業の募集において既に ID を取得されている方(対象者の要件確認において ID を無効化されていない方)については、企画応募の有無に関わらず本再募集の対象外となります。そのため、当該規定に該当する方については、グループに参加(出演料相当の支払対象外として、動画作品に出演又はスタッフとして参加)
(引用ここまで)

〈二作品目以降の〉スタッフ〈や演者〉には支給されないってことね。

〈初めて出演する〉演者に支払われる分で賄えってことになるのかな。

んー。もやるな。これ。

〈現状の舞台業界の構造として、プロダクトに関わる演者の数とスタッフの需給バランスは、スタッフの方が数が多いと思う。
となると、スタッフとしてはこの支払いをされる作品をどれにするのかを選ぶことになるということになる。〉

二重に支払をスタッフだけ支払われるのも確かにおかしいような気がするし、一方で労働の対価はどっかから出ないといけないし。
簡素化は大事だけど、10万というざっくりとした割り振りをどう扱うのかという問題もあって、とても気持ちがモヤモヤする。
〈例えばある複数のプロダクトについて、関わるスタッフが被っていた場合は、その片方にしか支払いがされない。これは演者も同じ条件ではある。とはいえ、先ほど書いた需給バランスからするとスタッフの方がその確率が高いとも考えている〉
当然ながら、出演者たちにはギャラが払われてほしいし、それが正当ではあると思うんだよね。
製作費も込みだと言うのであれば、そもそもスタッフ分が込まれているという考え方も出来たろうに。

演者とスタッフのギャラについて

そうだとするとそれはそれで創作作品に関しての出演者とスタッフに関してのギャランティの考え方をどうしていくのか。
こういった問題を明示していることになると思ったりもする。
だからと言って、何か解決があるのか。ということではないんだけど。
作られる作品の構造によっては、スタッフがそれほど必要でもないかもしれないし、非常に悩ましいことだと思う。

だからと言って、結論はない

今まで舞台業界において、なんとなくやり過ごしてきたことが、目の前に出てきているのだと思う。
この後の世界において、どういう形で様々なことの価値を再構成していくのかという試金石になるのではないだろうか。
もう一度考えなおす必要があることだと思う。

※追記 2020/6/16

この仕組み自体をディスっているわけではないこと

作品を作るというために、プロダクトを形成するということについて、更に深く考える起点になることだと思っている。
一つの作品を作っていくにあたっての資金形成や各自に支払わられるものについての配分や関わり方についてのことについて、考え直さなくてはならないと思う。
そういう意味で、このようにお金という物差しで測った時にどういう状態が整合性が高く、合意形成が可能なものなのかということについて、考えていかなくてはならないんだと思う。

作品について思うこと

個人的なことを言うと、既にあるプロダクトに関わっていて、作品を作ることが決まっている。それが玉になるのか石になるのかわからない。
ある意味、手作業みたいなものから玉のようなものも出来上がるし、逆に手をかけすぎて石になることもある。
こういう形で大量に作品を作っていくということは、まさしく、玉石混淆という状態になる。それこそ製作費の上限が関わる人の頭数であり、そこから経費を引いて、残りが単価となる。
つまり、めちゃめちゃ単価が安い。
制作時間から考えたら、安すぎて割に合わないというか、コンビニバイト以下になるかもしれない。
そんな中で映像にすでに長けているものには、勝てる作品は作れないかもしれない。当然ながら、既に機材がある人達は有利なものになる。

好きなもん作ったらいいじゃない

当たり前のことであるが、勝ち負けではない。作品の価値というのは、そういうものだけで測るものではないと思う。
そもそも文化芸術に一定の資金を出して、なんらかの作品を作ることを補償するようなことは、日本ではあんまりやったことがない。
だからこそ、こういう機会に玉も石も両方世の中に出ていった方がいい。

で、作品を作るための資金をどう使うのか、また、どのように作品やプロダクトに関わっていくのかっていうこと、やっぱり改めて考え直す時期に来ていると思う。

なんとなく文句を言うために書いているわけではない

ここのところをZoomとかでいいから、集まって話が出来たらいいのになー。きっともめるだろうけど。話したらいいと思うんだよね。

みんなもっといろんなことをパブリックに話したらいいと思う。

今、なんとなくあるものについての文句を言うか、誰かの尻馬に乗るしか出来てないし、していないから、そこんところなんとかしたいと思うんだよね。

Zoom会議に興味がある人が居たら、連絡してほしいなぁ。

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