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将来、日本の研究者はいなくなる?

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先日、こんなニュースを見つけました。
日本の若手研究者に対して、補助金を出すそうです。

この記事をきっかけに日本の若手研究者について、調べてみます。

■日本の研究レベルは低下基調?

日本の研究者離れは顕著で、過去10年で全世界では論文数が+80%ほど増加しているのに対し、日本は+15%の増加に留まっています。
また、世界中が研究費の補助額の増加を続けている中、日本は20年前からほぼ横ばいです。
このままでは、日本のノーベル賞を受賞するような研究者は、将来いなくなると言われています。

■新たな取り組み

そんな状況を危惧して少しずつですが、新たな取り組みが始まっています。
上記のような補助金もその活動の一つですが、ポスドクの就職支援も始まっています。

日本の雇用方法は未だに終身雇用前提で、博士課程など専門性を極めるために時間を使った後の入社を嫌う傾向にあります。
企業としては、なるべく若いうちに入社させて、教育することで戦力にしたいと考えるためです。
実際に、私が就活をしている時も、大学院生ですら学部生よりも苦労している姿を見ました。
このように他の先進国よりも研究者が育たないのは、研究職につくメリットが感じられないからだと思います。

一方で、今までとは全く違う形で研究費を集めている研究室もあります。
それが、落合陽一さんの筑波大の研究室です。
この研究室では、会社を立ち上げて投資を募ることで、研究費を調達しており、大学からの研究費用だけに頼っていません。
また、研究室のメンバーは大学生でありながら、会社員でもあります。
米国では広まりつつあるそうですが、日本では初めての取り組みで、期待が寄せられています。

■まとめ

研究者が育たない国では、国の実力の基盤が崩れることになるので、10年単位で社会全体に悪影響を及ぼすことになります。
また、優秀な人材が海外に流出してしまうというリスクも含んでいるため、手遅れになる前に、他の先進国に遅れを取らない基盤を作ることが大事です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


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