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どうしようもなくワクワクする瞬間

どうも。

いきなりだけど、あなたはどんな時にワクワクする気持ちを感じますか?

例えば、好きなアーティストのコンサートが始まる30分前。

会場入りして、自分の席を見つけて少し落ち着く。
舞台はもう出来上がってて、インストの音楽が流れている。
ペンライトやうちわを用意する間、ぐるりと周りを見回す。

今ここにいる何千、何万の人たちが全国各地から1組のアーティストを見るために、コンサートを楽しむために集まるあの空間が好きで、とてもワクワクする。

だけど今日書きたいのは、コンサートや旅行のような非日常的なワクワクではなくて、割と日常でもあり得るワクワクのことだ。

大学生の時、私は授業を数回サボったことがある。必修の授業だけ出て途中から帰ったり、大学に行くフリをしてそのまま全然違う方向へ向かったり。

あの時の私はとてもワクワクしていた。今思い出してもワクワクする。

基本的に「学校=休んではいけないもの」だと思っているから、元気なのに授業を受けないことに罪悪感を感じていた。だけど、深夜に食べるお菓子が昼間のそれに比べてより美味しく感じるように、休みの日に電車に乗るより授業をサボって乗る電車の方が幾分楽しかった。

別にどこかに行きたいというわけではない。授業よりも大事な用事があるわけでもない。それでも時々授業をサボっていたのは、そのワクワクを感じたかったからかもしれない。

「学費を親に払ってもらってるのに申し訳ないと思わないのか!」「きちんと授業を受けて課題をこなすのが学生の本分だろうが!」と、何ともごもっともな意見が聞こえてきそうである。

私ももちろんそう思っている。大学生にとって一番正しいことは落とした単位の数を自慢することではなく、すべての単位を取得しきちんと大学を卒業することだ。

だけど時々、そんな正しさがどうでも良くなることがある。正しいことは素晴らしいけれど、それだけじゃ人生つまらない。

毎日頑張っている現代人にこれからも時々息抜いて生き抜いてやろうや、と伝えたい今の私は、時々というには長すぎるほどのモラトリアムを過ごしている。






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