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21歳居酒屋バイトが思う「オジサン」

昨日、久しぶりにバイトがありました。金曜日だったのですが、京都市にまん延防止対策が発表された影響もあってか、いつもより客数は少なかったように思えました。

久しぶりに働く人を目の前で見て、「ああ、この感じやったわあ」ととある感覚を思い出しました。

多いのが一般的に「オジサン」とされる30~50代の男性(と思われる)。居酒屋で働くことを決めてから、ある程度のことは覚悟していましたが、想像以上に「オジサン」の態度はすごいなと思います。(すべての「オジサン」がそうではないが、)まるで自分たちがこの場の頂点にいるかのような感覚で定員に接し、会社の人間関係や上関係をまるごとお店にもってきています。

もちろん、一人一人違う思いをもって飲みに来ています。商談のきっかけや上司と仲良くするためや明日の契約をとるためであったりと、様々な理由と背景があります。でも、私は多くのお客さんと接して感じることは「オジサン」の共通した”上から”な態度です。

私は、なぜそんなにも彼らが堂々とまるで君主のような顔をしていられるか考えました。

やはり、男性優位社会(patriarchy)・社内の立場・年齢・性別のようなものが根底にあると思いました。

先日、WEFが発表したジェンダーギャップ指数では日本は120位でした。この事実は大きく報道されたしニュースで何度も取り上げられているのを見ました。日本人の多くがこのことを問題視していることは明らかです。

しかし、最も大事な議論はあまりされていません。せいぜいテレビの中のコメンテーターが「まずは女性議員数を30%にすべきだ」と言って政治家に責任を押し付けるだけです。

実際に私たちが生きている社会に目を向けてみると、あらゆる場所にジェンダー格差や男性優位社会はあることが分かります。私は昨日、特にそれを感じたのでこうして記事にしました。

私たちが「普通」であると思っている社会は想像以上に異常であるし不平等です。変わること・変えることには大きなリスクやコストや苦しみが伴います。しかし、変わらなければいつまでも平等で平和な社会は来ず、理想論を語って終わりです。そして、必ずつらい思いをしている人がいるのです。

「誰かが変わるから」「政治家がよくするから」ではなく、「私が変わる」ことから始めなければなりません。言い尽くされた言葉かもしれませんが、前提を疑い慣習や常識に疑問を持つことが大事だと思います。

性別や年齢や立場に関係なく、どんな人も気持ちいい生活ができる社会にしたいと私は心からそう思います。

無意識にしていることは男性優位社会だからできていることであって、もし女性だったら・・・と考えると違和感を持つことは多くあるのではないでしょうか?


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