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いよいよ舞台に立ちます

1年ぶりにこの日が来ました。

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今日は8月7日。
1週間前にnoteに投稿したように、今日は舞台に立つ日です。

詳しい経緯は上の記事でも話しましたが、今日は妹が幼少期から通っている地元のバレエスタジオの発表会の日です。
昨年に引き続いてゲストダンサーとして出演するのです。

もちろん僕は子どもと関わる仕事しているだけの一般人です。
バレエの経験はないですし、仕事のイベントでダンスを披露することはありましたが、舞台の上に立つのなんてそれこそ小学生の頃の学芸会以来ありません。

それでも人生経験を積めると思って発表会に出演を決めたのが5年前。
それまで発表会中の警備としてお手伝いしていただけでしたが、僕の身長が185cmもあったことでゲストダンサーとして起用してくれたのです。
肩書はゲストダンサーですが、実際に踊るのではなく舞台上で演技をするだけです。
これなら全くの経験のない素人でもできますね。

ということで、今回はそんなバレエに関する話。
大人になってから飛び込んだ「バレエ」という芸術の世界ですが、これまで発表会やそのリハーサルに参加して感じたことをまとめようと思います。



バレエという芸術の世界について

必要なのはスタッフの存在

バレエと聞くと、一般的には女の子が小さい頃から通う習い事だったり、クラシック音楽に合わせてレオタード姿で踊ったりするイメージでした。
たまたま家族である妹が習っているということもあり、毎年発表会を見に行ってはいましたが、全く興味がなかったこともあっていい印象はありませんでした。
発表会は退屈に感じていましたし、中高生になる頃には部活を理由に行かなくなってしまいました。
最悪な兄でした。

大人になってから警備員として発表会を手伝うようになり、舞台の裏方の世界を知りました。
僕が手伝った警備員は発表会中に不審者が来た時にための見張のような仕事でしたが、発表会の受付に立つ人もいれば、バックヤードで衣装を直したり化粧を施したり、子どもたちの着替えを手伝う人もいました。
そのほとんどがスタジオに通う子どもたちの保護者ですが、発表会に出演しない学生がスタッフとして手伝ったりもしていました。
僕だってスタジオに通う生徒の兄ですし、裏方として発表会を手伝ったお陰でこれまで見えなかったものが見えたのです。
舞台というのは、ステージに立ってスポットライトが当たる人だけでなく、それを手伝う数多くの人がいてこそ成り立つ世界だったのです。
発表会という舞台を成り立たせるには、舞台上に立つ出演者だけでなく裏方のスタッフの力も必要なのです。

何年か裏方として手伝ったお陰で、これまで鑑賞するのが苦痛だった発表会に対する見え方が変わり、これまで見えなかった世界が見えるようになりました。
出演者自身も発表会の舞台に立って頑張っていますし、裏で手伝うスタッフも発表会を成功させるべく頑張っていたのです。
僕の仕事は発表会中の数時間立っているだけでしたが、それでも必要とされる仕事でした。
舞台を作り上げるのは名もなき仕事の数々だったのです。

スポットライトに当たって

警備員として手伝ったのは3〜4年ほどとほんの数回でした。
発表会は毎年夏に行われていますが、今年も警備員として手伝おうと思っていた2019年、まさかのゲストダンサーとして出演することになりました。
裏方のスタッフだったのが出演者へと躍進してしまいました。
僕だって驚きでしたね。
それまで発表会の警備中は会場の出入り口に立っているだけなため、発表会自体を見ることができませんでした。
それが今度は出演者として舞台に立つのです。
しばらく見てなかった発表会に参加するなんて夢にも思いませんでした。

全く知らなかったバレエの世界でしたが、発表会のリハーサルに数回参加して振り付けを覚えました。
僕は覚えが悪いので全然できませんでしたし、リハーサル中の動画を送ってもらっても気恥ずかしくあまり見れませんでした。
それでも最初の舞台は出番が少なく、振り付けも簡単だったので何とかできるようにはなりましたね。

出演者として舞台に立って知ったのですが、バレエはセリフのない演劇でした。
音楽に合わせて身体を動かすことで感情だったりセリフを表現し、物語を紡いでいくのです。
それぞれの振り付けにも意味がありましたし、音楽の起伏だって登場するキャラクターに合ったものでした。
それだけでなく、舞台上でのダンサーたちは素敵な笑顔で踊っているのですが、かなりハードな動きをしているため舞台袖ではかなりしんどそうにしていました。
息を整えるのもきつそうでしたし、出番が来たら軽やかにステージに戻っていくのです。
僕だって同じ出演者でしたが、演じるのはキャラクターです。
ダンサーとは全く違うものでしたね。

また、舞台上の照明がかなり暑かったのもよく覚えています。
ウィッグを被って衣装を着て、舞台に立って動くだけでめちゃくちゃ暑いのです。
これは舞台に立たないと経験できませんでしたね。
でも本当にいい経験ができました。
スタッフとして裏方で動く人たちの苦労も知れたし、それだけでなく実際に舞台に立つことで出演者としての大変さも体験できました。
同じ舞台でも表と裏、それぞれの世界を知るという貴重な経験ができましたね。

3度目の出演に向けて

初めて舞台に立ったのは2019年でしたが、翌年からはコロナによって発表会自体が開催できませんでした。
2022年に行われた発表会では再び警備員としてお手伝いを行いましたが、その翌年の2023年の発表会の時には以前と同じ役で出演することになりました。
同じ演目、同じ配役ということで振り付けもほとんど同じでしたし、会場が狭いこともあって舞台上に立つ時間は大きく減りました。
以前とは違う振りもありましたが、同じように前回と同じキャラクターを演じたゲストダンサーの方々もいましたし、緊張こそしたもののそれなりに楽しんで舞台に立つことができましたね。

そして今年、2024年。
先週のnoteでも話しましたが、今回は『眠れる森の美女』という全く知らない演目と、同様に知らないフロレスタン国王という配役です。
スタジオの発表会としてこの演目を行うのも20年ぶりらしいですし、数回リハーサルに参加しても動きが全然分かりませんでした。
参考になればと音楽を聴きましたし、舞台の映像を見て予習したりもしました。
何度かリハーサルを経てようやく物語を理解できましたが、話が分かると『眠れる森の美女』ってかなり面白い舞台ですね。
演じごたえのある演目でした。

一昨日は舞台会場でのリハーサルがあり、全体を通して練習することもできました。
相方の王妃役である妹もいたお陰で動きもよく分かりましたが、昨日のスタジオでの前日リハーサルは妹が仕事なので1人で演じなくてはならなくて大変でした。
でも何とか本番である今日を迎えられましたね。
ここまで来れたので、あとは頑張るのみです。


おまけ:watchOS 11の新機能を使う時がきた

この秋に配信されるApple製品の最新OSたちですが、1ヶ月くらい前にパブリックベータ版が配信となりました。
正式リリースまであと1ヶ月ちょっとありますし、不具合もある状態ではありますが、いち早く最新のOSを試せるのはいい感じです。
僕はiPhoneにApple Watch、iPad2台にMacBookにHomePod miniにパブリックベータをインストールしています。

そして本日の舞台ですが、発表会中にApple Watchを着けておく訳にはいけません。
衣装を着るとはいっても手首からスマートウォッチが見えたら良くないですし、手首の日焼けの跡も酷いのでメイクの際に塗ってもらわなきゃいけない感じです。
また、これまで何とかして日々のアクティビティリングを閉じてきましたが、長時間Apple Watchを外しているとこれの達成も難しくなります。
昨年はアクティビティゴールを下げることでこの問題を解決しましたが、今回は一味違います。
watchOS 11の「リングの一時停止」を使います。

これを使えばアクティビティリングを停めることができる上、連続達成のバッジ等も保留となるのです。
記録を途切れさせずに停められるのは最高ですね。
ベータ版の機能なためスクリーンショット等が見せられませんが、今日の舞台はこれで乗り切るつもりです。



まとめ

こんな感じで、本日3度目のバレエの舞台に出演する話でした。
大人になってからこういったことを経験できたのは本当に幸運なことでした。
スタッフとして裏方も行いましたし、出演者としてスポットライトも浴びました。
脇役のキャラクターではありますが、舞台の上では必要とされている存在です。
全くの素人ではありますが、僕にできることを精一杯頑張って行こうと思っています。
やれることをやるしかないですね。

それでは、また。

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