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僕とかつて立った舞台の話(前編)
今となっては良き思い出です。
こんにちは。
どうも、けこぜろです。
昨日職場の本棚を整理していたら懐かしい本を見つけました。
『エルマーのぼうけん』です。
この本を初めて読んだのは保育園だったと思いますが、最後に読んだのは小学校低学年だったはずです。
20年くらい読んでませんが、また読んでみたくなりました。
この本が印象に残っているのは劇で演じたことがあるからです。
保育園年長の時に。
なんと主役のエルマー役で。
ということで、今回は舞台に立った思い出を語ります。
長くなりそうなので今日明日の2部構成にします。
エルマーのぼうけん
りゅうの子どもを助けに、いざ、冒険の旅へ
年取ったのらねこからどうぶつ島に囚われているりゅうの子どもの話を聞いたエルマーは、りゅうの子どもを助ける冒険の旅に出発します。どうぶつ島ではライオン、トラ、サイなど恐ろしい動物たちが待ちうけていました。エルマーは、知恵と勇気で出発前にリュックにつめた輪ゴムやチューインガム、歯ブラシをつかって、次々と動物たちをやりこめていきます。エルマーはりゅうの子どもを助け出すことができるのでしょうか?
保育園を卒園する年、年長の時の劇がこれでした。
何を思ったか主役のエルマー役に立候補して勝ち取るという、今になっては考えられない行動を取っていました。
さらに謎なことに、主役に立候補したのが僕を含めて3人いたのですが、決め方は「壁の上の方にある線をタッチした人が主役」というものでした。
当時から身長が高かったので楽勝でした。
原作はエルマー少年が主人公なのですが、この劇では時代に配慮して主人公は男女二人となっていました。
当時にしては最先端です。
ただし名前はエルマー・エレベーター(男)とエルマー・エスカレーター(女)という謎の役名。
前者は原作通りなのですが、ファーストネームは同じでファミリーネームのみ変えるというよく分からない改変となっています。
それでいて女の子という不思議すぎる設定。
まあ当時は何とも思いませんでしたが。
今となっては笑えますね。
主役はWキャストということもあり、途中で交代をしていたはずだったと思います。
前半の担当だったような気もしますし、後半の担当だった気もします。
そして4人ずっと出ていたような気もします。
二人のエルマー・エレベーターと二人のエルマー・エスカレーターがずっと出ていたような。
これもまた謎すぎますね。
唯一覚えているのは話の終盤に戦闘シーンがあるのですが、落ちていた武器を手によく覚えていない敵と戦うのです。
その時に出遅れて拾ったのは弓矢でした。
ビジュアル的に映えない弓矢でした。
本当は剣が良かったです。
そんな懐かしい日の思い出。
アナトール工場へ行く
アナトールはパリの近くの小さなねずみ村に、家族と共に暮らしています。
毎日夕闇がせまる頃、ねずみのとうさん達は皆、自転車に乗って、パリの街へ家族のために食べ物を探しに行くのです。
その日も、いつものように人間の家に入り込んだアナトールは、ねずみを嫌う住人の声を聞いてしまいます。人間にそんなふうに思われていたなんて…気落ちするアナトール。
「けいべつされ きらわれていると思うとたえられない。ぼくの自尊心はどうなるの?ぼくのほこりは?ぼくのめいよは?」
「では、何か人間におかえしができないか?」という妻の一言で、アナトールに名案が浮かびます。それは夜、無人のチーズ工場に入りこみ、チーズの味見役を務めるということでした。
嫌われ者で、こそこそとしたねずみの生き方に満足せず、自分の特性を活かした仕事で堂々と報酬を得る。アナトールのチーズへの助言によってチーズ工場は大繁盛します。アナトールとは誰なのか?工場では騒ぎになりますがひみつは秘密のまま。
誇りをもって仕事に向き合う父さんの姿を、6人の子どもたちも尊敬の眼差しで見ています。
フランス国旗を思わせる青・白・赤で描かれた、ちょっとおしゃれなねずみの生活を垣間見てみませんか?
小学校4年生の教科書に「アナトール工場へ行く」というタイトルで載っていたようです。
小学生の頃は毎年展覧会と学芸会を交互に行っていたのですが、4年生になってからは学習発表会と名前が変わりました。
4年生の時は何かしら学習したことについてパワーポイントを使って発表して、6年生の時は劇をやった記憶があります。
となると、5年生の時に劇でやったような気がしますが、記憶が曖昧でよく覚えていません。
取り敢えず劇で演じたのは確かなのですが、どんな役だったか覚えていません。
間違いなく小学生の時にやったはずです。
この話の思い出としては自分たちで演じた以外に、以前の職場の学芸発表会で見学しました。
社会人1年目でした。
意外なことに一部の登場人物のセリフも覚えていたそうです。
かつて自分が演じた話を改めて見るのも面白い経験になりますね。
人間になりたがった猫
人間の言葉が話せる猫ライオネルは、人間になるのが夢だった。ある日ライオネルは、魔法使いの主人ステファヌスに口答えをしてしまう。その「罰」として、ステファヌスはライオネルを2日間人間に変える。
それから、人間の街「ブライトフォード」で、数々の危機に見舞われながらも、ライオネルとその仲間は、「仲間」の必要性、重要性に気が付いていく。
小学校6年生、小学校生活最後の年の学習発表会で演じました。
当時やる気のなかった僕はあまり目立たず、セリフも少ない役を選びました。
その役は「詐欺師」。
三人いるうちの一人でした。
役所としては、「町で詐欺をして日銭を稼いでいたところ、主人公にそれを見破られて退散する」というものでした。
セリフはたった一言。
「うるせえな、黙ってろよ」
舞台の上で大声で罵声を吐くのみでした。
これが僕の最後の劇となりました。
子ども時代に演じた劇の。
この話を職場の子どもにすると「超ウケるw」とのことなので、度々話のネタにしています。
ちょっとアレな役でしたが、振り返った時に面白く感じられるのでよしとしましょう。
子ども時代に演じた劇についてでした。
懐かしいですね。
何となく見つけた本からここまで話が進むとは思っていませんでしたが。
こうして演劇からは離れた生活を送っていくのですが、実は数年前に印象深い出来事がありまして。
大人になって舞台に立つなんて、その道の人でない限り無いはずですよね。
ましてや経験のない素人だったのに。
ということで、後編に続く。
それでは、また。
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