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私が見る日中学生の互いの印象

你好我好大家好(ニーハオオーハオダアジャアハオ)どうもMuneです。今回は高校までを日本で過ごし、現在中国の大学に通う私の目線から、日中両国の学生が互いの国や国民に抱く印象を話してみたいと思います。先に言いますが、あくまで私の主観による私が生活の中で関わってきた人の考えをもとに話します。

日本の学生は中国を知らない

見出しに書いてしまったのですが、少々語弊があるので訂正すると「日本の学生は本当の中国を知らない」になるかと思います。そうとは言いますが、私が本当の中国を知ってるかというとそうでもないですね。そもそも何が本当と言うのかもあやふやな所です。私がずっと日本にいる学生よりは情報を知ろうとしているということにしておきましょう。

日本の学生が中国に関して知り得る情報は、メディアや大学の所謂チャイ語(中国語)の授業からがほとんどなのではないかと思います。

メディアからは、中国の今話題の事件や騒動を主に醜聞と言える内容を中心伝えられ、大学の授業の場では、中国語とそれっぽい中国の食文化やら伝統文化やらを少々知れるといった所でしょう。そもそもチャイ語なんて単位稼ぎでしか無く、耳を傾ける人もそんなに多い訳では無いのかもしれませんね。

純粋にそういった環境下にいてなお中国を好いている人はなかなかいないと思います。やはり、日本の学生にとって中国と言うワードにはどうしてもネガティブな印象が付いてることは否めないでしょう。私も日本に居た時はそれが印象の中心であったと思います。

メディアでは政治、食中毒、ビルや鉄道の事故、パクリや詐欺などのニュースが私達の成長過程で度々伝えられる。観光地である私の地元沖縄では度々中国旅行者のマナー違反などが報じられる。これらによって、結果的に中国って怖いところでなんかよくわからんけどヤバイと言う印象を成長過程で植え付けられます。世界一怖いジェットコースターはメイドインチャイナのだって言う悪趣味な冗談もどこかで聞いたことがあります。

もちろんマイノリティとして中国のことを比較的好いている人もいます。歴史好きだったり、中華料理好きだったり、チャイナ娘が好きだったりと理由は様々です。それでも、もっとちゃんと中国を知りたいと言う人はあまり居ません。

旅行に行くならイタリアやフランスやハワイ、留学するならアメリカにイギリスと言うのは常套句ですが、その会話に中国が登場する機会は私が知る限り0では無いにしろとても稀なことです。メディアによる悪い印象が強いことは確かですね。

今回のコロナウイルスによってより中国がいやになった人もいるかもしれませんね。

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中国の学生は日本が大好き

さて、日本の学生の大半があまり知れていない国である中国、そこの学生は日本をどう思っているのでしょう。中国と言えば、歴史上大日本帝国軍により侵略された過去があり、数年前にも過激な反日デモがあったことが記憶に新しいと思います。その影響もあって、中国の学生はきっと日本のことがあまり好きでは無いと心のどこかで思っておりました。

しかしながら、その予想はいい意味で裏切られることになりました。

実際、中国の学生はとても日本のこと、日本人のことを好いています。私が日本の留学生というだけですごく仲良くしてくれますし、日本のことに興味を示し、言語や文化に留まらず、教育、社会、政治のこと等多方面のことを聞いてきます。さらには、日本人以上に日本の経済や社会に詳しい日本通な学生も何人か見かけました。

こういった現状になった理由として、やはり日本のアニメと漫画の文化の影響が大きいです。日本のアニメが好きで日本語を独学で学び、私達となんの支障も無い会話ができる中国の学生は多く、中国に留学したことがある人はきっとそういう人に会ったことがあると思います。さらには、日本のドラマやアーティストも人気で、そこから日本文化を学び、日本の服装を真似る学生もとても多いです。

中国は共産党一党政治で外国の情報を取り入れ無いようにしているというのを知っている人もいると思いますが、それでも尚、中国の学生は日本のことを知りたいと沢山情報を取り入れています。それほど日本のことが好きということですね。大学の外国語学院では日本語学科は人気の学科で、卒業後に日本に留学したいという学生もたくさんいるのが現状です。

日本の学生は中国のことをあまり知らず、中国の学生は日本のことが大好きというのは中国学生の片思い状態なのかも知れませんね

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変化する印象

先ほど日本の学生と中国の学生のお互いの国に対する印象を話しましたが、留学生というのはその両方の国を知る存在になります。日本から中国への留学、中国から日本への留学、その過程で互いの国に対する印象がとても大きく変わります。百聞は一見に如かずというやつですね。

中国へ留学した私や私の周りの日本人学生はみんな少なからず中国に対してのネガティブな印象が減り、驚くことを経験しました。もちろん、全てがいい訳ではありませんが、私達が日本にいる時よりももっといい印象を得ることになります。その内容に関してはまたいつかnoteに書きます。

中国から日本に留学した経験のある友達も想像とは違う日本を見たという声はとても多いです。両国の社会のあり方がやはりきちんとお互いに理解できてない部分があるのでしょう。

本当の意味でお互いの国、国民を理解することは、個人においては真実を知ることになり、大きくマクロ的には互いの国の仲よさにも繋がります。互いを知ろうと試みることが両思いに繋がる訳ですね。

必ずとは言いませんが、少しでも興味を持った方はぜひ留学でも旅行でも中国人と話すでもいいので、現地を見る聞く知ることをしてほしいと思っています。メディアの話しだけでは見えない物はたくさんあると思います。実際に知り、自分の中の印象を更新することで変化するものもたくさんあるのです。

まとめ

さて、いかがでしたか。今回は割とまじめに私が思う日中両国の学生が互いに抱く印象について話してみました。

中国の大学に進学して、日本語の文章を書く機会があまり無いので、そのリハビリついでにこれからも色々と中国のこと、大学のことさらには地元沖縄のことや趣味の事などを私視点で綴って行きたいと思います。こらからもよろしくお願いします(^v^)/

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