オンラインとオフラインのコミュニケーションの質の違いを感じた話。
最近気になってるけど、解を見出せてない話。
オンライン上で活動することが増えてきた。
電車に乗ってると、8割くらいの乗客がスマホをみてる。
体はオフラインにいても、オンラインとの2重生活を送ってる。
最近飲み会に行くこともなくなった。
ぼくは飲めないし、移動するのをめんどくさがるたちなので、飲み会がないのは嬉しい。
zoomで人と話す機会が増えたので、コミュニケーション量としては、以前と比べて減ってない。
コミュニケーションがオンライン化してきて、ふと思ったことがある
最近やったオンライン飲み会。
数日経っても話した内容をしっかり覚えてる。
一方で飲み屋に行った時って、あんまり話の内容を覚えてなかったりする。場の雰囲気とか映像的にはよく覚えてるけど。
ところで、コミュニケーションは「情報」と「感情」の交換だ。
情報と感情をフローとストックに分けてみる。
フロー情報とストック情報
フロー感情とストック感情
フローは流れること、ストックは貯まること。
つまり、感情や情報が流れていきやすいのか。
記憶として定着しやすいのか。という差だ。
オンライン飲み会の会話の内容を覚えていること。飲み屋でのみんなの笑い声や馬鹿騒ぎした雰囲気が記憶に残っていること。
オンラインとオフラインではコミュニケーションの交換の質が違うのではないか。
オフラインのコミュニケーション
→フロー情報的かつストック感情的
オンラインのコミュニケーション
→ストック情報的かつフロー感情的
飲み会に限らずネットの世界においても変わらない。オンライン上には情報がどんどん増えるけど、感情は一時のバズを起こして消えていく。
コミュニケーションがオンライン化していくのは避けて通れない。距離が離れてても話ができるし、場のセッティングにも時間がかからない。
便利なものでぼくは最近、寝巻きで集まりに参加してる。
でも人間関係を深めていくのって、「感情のストック」だと思う。
ぼくは人と人との繋がりに関心がある。
なので、どうしたらオンライン上で感情のストックができるのかに興味があるし、考えていきたい。
ここからは蛇足だけど…
音声配信においても同じことが言えると思う。
音声がこの一年すごく伸びたし、今後もどんどん伸びていく。収益化できるようになって、稼げる人も増えてくると思う。
有益な情報発信が増える。
ひょっとしたらYouTubeバブルの再現が起こるかもしれない。しかし、オンライン上にはすでに有益な情報が飽和状態だ。音声配信の伸びを待たなくても、知りたい情報はすぐに手に入る。
「有益情報を音声発信して収益化する」というスキームは早々にレッドオーシャン化するだろう。
一方で「ストック感情」はオンライン上で足りてない。配信という軸で「ストック感情」を考えると「雰囲気」という言葉で置き換えられるかもしれない。
情報濃度は低いけど、お昼ご飯食べながらついつい聴いてしまう。「ながら視聴」ができる音声メディアに今後求められるのは、そんなコンテンツなのではないか。なんて想像してみる。
こないだ「VS嵐」の最終回を見ていて思った。
毎週キッキングスナイパーをやっていても根強く見られていたのは、「お茶の間」という感情空間に彩りを添えていたからなのだろう。
おしゃべり版もあるよ。
よかったら聴いてみてね。
これを読んでいるってことは、投稿を最後まで読んでくれたってことだね。嬉しい!大好き!