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3期目のITベンチャー企業を経営する僕がSearch Inside Yourselfを受講して学んだこと(1)

こんにちは。
エッグシステムという現在3期目のITベンチャーの会社を経営しています、高橋翼と申します。

Googleが最新の脳科学に基づいて開発したリーダーシップ・パフォーマンス向上のプログラム「Search Inside Yourself」という研修を受講しました!

すごく良い機会だったので、これを実践しない手はない・・・
ということで、「自分自身の振り返り」と「知らない方への共有」という目的で記載しようと思います。

「Search Inside Yourself」を受講した理由

僕は2017年7月に会社を設立しまして、もうすぐ3期が終わろうとしています。

創業前は、プレイヤーとしてシステムエンジニア、システムコンサルタントをやっており、経営には一切タッチしていなかったため、自分が代表になって初めて経験することが多くありました。

実際に会社を設立してやっていると、今までに感じてこなかったプレッシャーが生まれたり、今まで以上に過度に相手に反応してしまったり(特に攻撃的な相手に対して、今まではムカついても寝たら忘れるタイプだったのですが、事あるごとに思い出してネガティブになってしまう)、小さな物ごとでも動悸が激しくなってしまう、という状態になっていました。

と言っても、こういうことを表には出さないので、僕がこういう状態だと気付く人はきっと誰もいません。仕事に支障があるわけでもありませんでした。

ただ、このままだと精神的にマズイな…という思いがありました。また、「組織の人数はリーダーの器の広さ以上には広がらない」というのが僕の持論なのですが、組織の規模も停滞しており、これはきっと僕がステップアップしないといけないのだという思いもありました。

そこで、僕のメンター(と勝手に決めている経営者の方)へ精神面をどうやってケアしているのか質問したら、「Search Inside Yourselfという研修を受けた」とお話しされていたので、これだ!と思い、受講することに決めました。

ここからが内容の話しです!

※個人的な振り返りが一番の目的のため、割愛している内容も多々あります。ご興味のある方はぜひ受講してみてください!(勝手に宣伝)

ビジネスで大きな成果を出している方はエモーショナルインテリジェンス(EI)が高い

エモーショナルインテリジェンス(EI)とは

「自分自身と他人の気持ちや情動をモニターし、見分け、その情報を使って自分の思考や行動を導く能力」

です。なお、ビジネスで大きな成果を出されている方はEIが高いという共通点があるようです。

EIの効果として、
・抜群のリーダーシップ
・優れたパフォーマンス
・幸福
という3つが挙げられています。

何となく難しいので簡単にまとめます。

「感情を、自動操縦状態から自分で操縦できる状態にすること」です。

例えば「目の前の相手に何か言われて、反射的にムッとなり怒って言い返す」というのは自動操縦状態です。感情に動かされている、感情に振り回されている状態と言えますかね。


まずは感情に"気付く"=マインドフルネス

でも、それってどういう状態?というと、
「自分で自分の感情に気付いている状態」です。

これが「マインドフルネス(気付いていること)」です。

つまり、怒ってはいけないというわけではなく、目の前のことに対して怒りの感情が湧いているということに気付く、です。

自分の感情に気付くというのは訓練が必要ですし(僕も訓練中)、今ここに集中したり、冷静でいる必要もあります。

マインドフルネスを実践するための訓練として瞑想があります。

マインドフルネス瞑想

5分間の瞑想を行います。

1回や2回やったくらいでは何も変わらないと思うので、習慣化することに意味があると思い、僕の場合は毎朝瞑想をするようにしています!
(という宣言で自分を追い込むタイプです)

初めて瞑想について教えてもらい実践しました。

教えられる立場ではないので詳細は割愛しますが、個人的にすごくわかりやすかったのは「鼻呼吸で吸い込むときに、空気が鼻の入り口から入っていくことに集中する」という点です。

「呼吸に意識する」と言われても、正直なところ「???」という状態だったのですが、空気が鼻の入り口から入って体へ入っていく流れをイメージしたら自然と集中できるようになりました。


感情は意思決定に必要である

感情を認識しコントロールできるようになれば、会社で意思決定をする際に感情を置いておいて的確な判断ができる!

そう思っていたのですが、少し違っていました・・・。

「感情は意思決定に必要。なぜなら、感情には情報が含まれており、感情を認識することで視点をシフトできるから。」

と。なるほど…。

感情を押し殺すのではなく、感情に気付く状態になる、ということですね。


感情に気付くためのワーク「ジャーナリング」

感情に気付くためのワークとして行ったジャーナリングが、とても良かったです!

ジャーナリング=ノートに書き出すこと

なのですが、例えば「私がイラッとしたこと」というテーマで思い浮かんだ感情を思いついたままノートに書き出してみるというワークです。

ジャーナリングも初めてやりましたが、とても効果的だ…!と実感しました。なぜかというと、ノートに書き出した文字をみると、改めて自分の感情ってこうだったんだなーと客観的に認識できるからです。

ジャーナリングについて調べていたら、講師をやってくださった荻野淳也さんの記事がちょうど出てきたので、リンクを貼っておきます。


というように、マインドフルネスな状態を目指して訓練していきます。

最後に、研修を通じて個人的に最も意識しようと思ったことをシェアします。


マインドフルリスニング

この研修中には何度もワークがあり、2〜4人が1組になってお互いに気付きや感想などをシェアするのですが、一つ約束事?的なことがありました。

それが「マインドフルリスニングをすること」です。

これは何かと言うと「相手の話しに集中すること」です。

とっても当たり前のようなのですが、意外とこれが出来ないのです…。

例えば、僕は打ち合わせの最中、誰かが話していたら「次に自分はこういうことを話そう」「相手の意見に対する反論をロジカルに説明するためにこういう順番で話そう」ということを考えてしまいます。

相手の話を聞きながらこういうことを考えているということは、相手の話対して100%の集中ではありませんよね。

マインドフルネスリスニングでは、相手が話している間は相手の話しだけに集中します。話している立場からすると、100%の集中で聞いてくれると話しやすいですし、単純に嬉しいですよね。
また、ビジネス的な視点で言うと、100%話を聞いてくれる相手は信頼しやすいと思います。

実際、研修中のワークは皆さんがマインドフルリスニングを実践してくださっているお陰で、とても話しやすかったです。

であれば実践しよう!と思い、まさに今実践中です。

相手の話に集中することがこんなに難しいと思いませんでしたが・・・(苦笑)これは訓練で身に付いていくと教えて頂いたので、引き続き鍛えようと思っています。


という感じで、全4回に渡ってSIYに関する振り返り記事を書こうと思います!
残り3記事はまた今度書きます!

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