精神科医

おとなになると、ひとりでも生きれるようにならないといけない。
そのためには、お金がひつよう。
お金を手に入れるためには、働かないといけない。

わたしが将来つきたいと思っているお仕事は精神科医さん、です。
お医者さんです。
精神科医に就くためには、まず医学部にはいらないといけません。
そこで、いろいろと学ぶのです。
医学部に入るためには、たくさんの勉強をしないといけません。
わたしはいま高校1年生。
受験があるのは高校3年生。
あと、3年弱でたくさん勉強しないといけないのです。

わたしは、あんまり頭がよくない、というかあほでばかです。いつも最良の答えを出せない。人間がいつも最良の答えを出せるかと言ったらそれは無理だと思うんだけど他人よりも圧倒的に物事を合理的に考える力が弱いと思う。
だから、厳しい。
勉強しても無理かもしれない。また。
本番でお腹が痛くなるかも。また。
精一杯戦って負けるのは死ぬことよりも怖い。

今、自分の学力がどれくらいなのかを知るためにはテストをしないといけません。
もう入学してから3回はテストをしています。
どれもこれも、医学部へは程遠い。
医学部なんて言ってる場合じゃないレベルです。
大号泣して死にたいところなのですが、こんなところで挫けてはいけません！やればきっとできるはずです！のマインドでいきましょう。できなかったらその時はその時です。死にましょう。

そもそも学力以前にわたしは精神科医に向いていないのでは、、。と思ったのです。
人の話を聞くのはすきだよ。でも、得意ではないの
結局他人の考えなんて分かるわけないし、想像したとてそれは自分の考えであって、だからその人にとっての最良の答えを出すのは難しい。
でもきっと、そういうお仕事だから、他人はそれを求めてくるでしょうね。
わたしも、意地悪をしたい訳じゃない。
救いたい。苦しんでいる人を。
だから、最良の答えを出してあげたい。
望んでいる言葉をかけてあげたい。
でもそれはきっと、わたしには向いてない。

どうすればいいんだろう。
あなたはどうしたいって聞かれても、そんなのわたしが知りたいよ。自分の気持ちが分からない。
精神科医になりたいでも迷惑かけたくない。
もう勉強したくない。
なんのための勉強かわからない
精神科医になったってどうせ死ぬのに
いつかみんな死ぬのに