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【感想】SCRUMMASTER THE BOOK 優れたスクラムマスターになるための極意

アジャイルを真面目に勉強し始めて2ヶ月くらい。まだまだ社内には浸透しておらず、一部でパイロットプロジェクトがちらほら動き出しているくらい。SAFeなので上のマネジメント系のレイヤの話が多くて、人の配置がどううのこーのって議論が多くて、正解がよくわからなくて結構悩んでいる。

でもアジャイルって言ったらやっぱりスクラムで、スプリント導入して短期間でグリグリ成果出していくんでしょって事で現場レベルの動きを把握するためにも手にとってみた一冊。

スクラムマスターってPMなの?それともアシスタントなの?って話で、そのどちらでもないんだなという事がよく分かった一冊。

ソフトウェア開発プロジェクトでは開発メンバーの一人ではないのでコードを書くわけでもなく、要望を伝える訳でもなく。スクラムチームが機能するためにひたすら身を粉にして働くサーヴァントリーダーらしい。

この本はスクラムだけの話でなくて、チームの変化を促す、心理モデルの話等々も出てきてリーダシップの本としてもとても参考になった。

なかでも「トライブ ー 人を動かす5つの原則」の引用。

ステージ1 人生は最低だ

ステージ2  自分の人生は最低だ

ステージ3 自分は素晴らしいーでも、あなたは違う

ステージ4 自分たちは素晴らしい

ステージ5 人生は素晴らしい

マズローの欲求5段階の話みたいにこの手の話はレイヤー構造で説明される例が多いのだけれども、わかりやすい例え。スクラムチームはあくまでチームでの成果を目指すのでステージ5を目指していく。スクラムは想像以上にチームワーク重視なんだとよく分かった。

いやーみんなこんな感じでステージ5に移行して「人生最高!」とか思いながら仕事してくれたら自分も最高なんだけどな。

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