いままでヒミツにしてきた私の4つの読書会メソッド
おはようございます。
ここしばらく雪が降り続けています。
もう随分遠くなってしまった、エストニアの広大な大地のことが思い出されます。
白い雪の大地。
漆黒に広がる針葉樹林の帯。
そして晴天の青。
エストニアの国旗、ほどではないですが、
私の住んでいるここ広島県でも、しばらくはこんな景色が見られそうです。
さて、今日は、私の大好きな読書会について書いてみることにします。
対面型プレゼン読書会
2015年、東京都墨田区で長屋の拠点で場を開いていたとき、対面型の読書会を開催したのが、そもそもの始まりでした。
[プレゼン読書会]読書日和[2015年11月22日]
きっかけはこんな一言。
「おれ、そんなにたくさん読書してません。でも、いろいろな本を教えてもらえる場所がほしいんです。」
気がつくといつも忙しくなってしまって、自分だけのゆっくりした時間が取れない。本当は本でもゆっくり読んだりして、プライベートも充実させたいのに、なかなか実現しない。読んでみたい本のリストはどんどん増えていくのに、スマホを取り出す時間のほうが多い。いいえ、だれでもそうなんです。きっかけがないだけ。
そこで、本好きのアナタも、これから本を手に取ってみたいアナタも、読書の秋を口実に新たな一歩を踏み出せる会を企画しました。
ちょうど紅葉も深まって、読書の秋にぴったりの時期ですね。本を一冊持参して、お互いの持ってきた本の話を聞く。話したい人はい~っぱい、聞きたい人はじっくり、テーマ設定はあるようでないような。でも、また会いたい人が見つかった。そんな読書会になればいいなと思ってます。ちなみに、イベントのテーマは「プレゼンスキル」。与えられた時間内で、伝えたいことをきちんとプレゼンテーションできるようにトレーニングする場としても有効です。
東京都下町の古き良き長屋にめぐりあい、そこに集まってくる仲間たちと一緒にあーでもない、こーでもない、と本気で場作りについて考え、小規模ワークショップを多数開催していた頃のことです。
○当日のタイムテーブル
10:00 集合
10:20 自己紹介
アイスブレイク
10:40 グループでのプレゼンスタート(一人5分程度)
11:30 全体でのプレゼン
11:50 記念撮影
12:00 解散
全体の進行はこんな感じでした。
最後にアンケートを書いてもらって次回の企画をより良いものにするためのミーティングを別途開催。
定期開催をしようと模索しながら、いろいろな本の話をする場所がどんどん広がっていくのを感じていました。
アクティブ・ブック・ダイアログのオンライン開催
その後、広島県にIターンをしました。
対面型のイベントを開催するにはハードルの高い環境。
順応するのに少し時間がかかってしまいましたが、いくつかの出会いを経て、2020年2月にGoogleスプレッドシートを活用した全3回のオンライン読書会を行いました。
この会では、ABD(アクティブブックダイアログ)という手法を用いました。
事前に本を読まずに集合をし、当日みんなで分担して本を読みサマリーをまとめる、というものでした。
本をすべて読みきりたいという気持ちがあり、最終的に3回の開催となりました。
同じメンバーと顔を合わせながら1冊を読み込んでいくことで、共通認識が生まれていくことの面白さを実感する機会となったように思います。
その後、いくつかの書籍を使って、オンライン読書会の経験を増やしていきました。
えほん研究会のスタート
以前対面型で開催していた頃のように、もっと「はじめまして」の方にも声をかけて、オンライン読書会をやりたい。
しかも、その運営を、遠く離れた実家の母と一緒にできたら。
そんなことを考えて、開催したのが、えほん研究会でした。
2020年6月、第一回目の開催でした。
この頃には、ABDと同様に、共同編集の機能を使いながらGoogleスプレッドシートを用いて要旨を書き込んでいくスタイルになっていました。
母との読書会は、これからお互いが忙しくなっていくね、という理由で、3回で一旦区切りをつけました。
その後は趣旨を理解いただいた方と共同開催をするような形で今に至ります。
いきあたりバッチリ読書会
その後、書籍が出版される前や、出版直後に行う読書会を開く機会にめぐりあいました。
もはや、書籍を全文読まずに行うこともできる、対話会型の読書会です。
行き当たりバッチリ、とは言い得て妙ですが、とにかく、きちんと準備をするというよりは、その時の成り行きに任せながら一冊の本をテーマに過ごすオンラインイベント、というとご理解いただけるかと思います。
私は、この少し前から81マスのマンダラを使ったグラフィックレコーディングに取り組み始めていたので、対話の内容をマンダラに埋めていく形式に落とし込み、読書会を開きました。
目次を見た印象を語ったり、読了後に感想をシェアしてくださる参加者の意見を聞いたりしながら、マンダラの81マスを埋めていく。
その様子を眺めながら、参加者はさらにインスピレーションを膨らませていく。
これもまた楽しい会なのです。
おわりに
人が好きです。
でも、本がもっと好きです。
こんなことを言うと怒られるかもしれません。
未知の世界にいざなってくれる本。
いつか私も書いてみたいな、と憧れています。
オンデマンド出版なら、もう少し手軽に挑戦できるのかな?
そのあたりも、実践できたら報告させていただきますね。
今日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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