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学生時代の努力の結晶②

学生時代の努力の結晶①を読まれていない方は是非、

まだ読まれていない方は下記から、前半を読んでみてください。

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4 Karonメンバー座談会

 Karonメンバー座談会とは、その名の通り所属していたサークルのメンバーとディスカッションという形で意見を出し合うことである。2018年11月29日と30日の2日間を利用し、3,4年を対象とし、メンバーに集まっていただき、意見を出し合った。少人数であったが、いい話し合いができた。
前もって、教室の申請をしに、教育支援課に行った。申請はできたが、教室申請は昼休みと放課後しかできないと言われたが、卒業研究の為という理由で快諾していただいた。


 4.1 ディスカッションの方法と目的

 ディスカッションの方法は、2日間に分け、計7人のメンバーに集まっていただいた。学年は4年生6人、3年生1人。性別は男性3人、女性4人、△△学科3人、◇◇学科4人で、両日とも6403教室を借り、Karonメンバー座談会を行った。

 少人数であったが、メンバー一人ひとりが考える、海外ボランティアに対する意識を聞け、貴重な時間を過ごせた。

 Karonメンバー座談会の目的として、第3章では、主に海外ボランティアについて述べてきた。第4章では、現地での観光を行うことに対する、大学生の意識をディスカッションという形で行うことにした。

 決して、今回のメンバー座談会では、答えを出すというわけではなく、メンバーそれぞれが考える、国内ボランティアや海外ボランティアや現地での観光についての意見交換をすることが目的である。そこで、筆者との考え方やメンバーそれぞれが考えるものを比較したい。


 4.2 ディスカッションのテーマと仮説

 限られた時間の中で、メンバーに答えてもらうために、ディスカッションのテーマを4つ用意した。

 1つ目は、「国内にもボランティアを必要としている人がいる中、なぜ海外ボランティアをするのか? また、これまでに海外ボランティアに参加したことがないけれど、海外ボランティアに興味があり、参加したいという人はどのくらいいるのだろうか?」

 仮説として、多くの大学生は、海外に興味があり、大学生の時にしかできないことをするために、海外ボランティアという形で海外に行くのではないのかと考える。確かに、国内にも、助けを求めている人がいる中、海外に行くのは、日本は身近な国であり、行こうという意志があればすぐに行ける。しかし、海外はテレビでしか見たことなく自分の目で見てみたいと考えるのではないか。

 2つ目は、「ボランティアとボランティア先で観光することへの賛否について(国内ボランティアと海外ボランティア、2つの点から考える。)」 この質問は、ボランティアついでに現地での観光をすることに関して、ボランティア地ではなく、そこから離れた観光地化された場所まで足を運び、観光することへの賛否について問うものである。

 仮説として、「観光をしてもかまわない」という答えがでると推測した。Karonでの海外ボランティア時には必ず観光が含まれるプログラムがハビタットで用意されているからである。

 3つ目は、「せっかくボランティアで海外に行き、現地での観光の日数を多くし、ボランティアも観光もしたいと思うか? なぜ、そう思うのか?」
 仮説として、海外ボランティアをした後に、1週間程度観光する時間が欲しく、その文化や自然にも触れてみたいと考えているメンバーもいるのではないか、ということである。

 4つ目は、「海外ボランティアに行きボランティアをした場所ではなく、同じ国のボランティアをした地域ではなく、違う地域で観光をしてみたいか? ボランティアをする前に現地での観光とボランティアをした後に現地での観光では、どのようにボランティアに対する意識が変わると考えられるのか?」

 仮説として、筆者が2回目の海外ボランティアに行ったとき、タイのクラビというリゾート地で宿泊をした。ワーク地はそこから約1時間、車を走らせたところにあった。タイといえばバンコクやプーケットが有名であり、それらの地域にも行ってみたいという気持ちがあったが、筆者はリーダーとして海外ボランティアに行き、ボランティア参加メンバーの安全を考慮した結果、断念した。観光することによって、さらに、ボランティアに対する意識に変化が起こるのではないかと考えている。

 現地での観光がボランティアをする前でも、した後でもボランティアに対する意識が変化するのではないかと考えている。なぜなら、ボランティアをする前に現地の良い部分を見て、ボランティアをすることによって、同じ国で貧困の差を目で見ることができる。また、観光で歴史や文化に触れることで、過去にその国で何があったのかを知ることができ、ボランティアに対して、より力を入れるようになると考えるから。一方、ボランティアの後に現地の観光をすると、目的であったボランティアのプログラムが全て終了し、観光を楽しむことができる。また、全力でボランティアをしたが、もっと頑張ることができたのではないかという後悔が生まれるのではないかと考えたから。

 以上、4つのディスカッションのテーマと筆者が考える仮説を述べた。次は、Karonメンバー座談会の結果と考察をまとめる。


 4.3 ディスカッションの結果と考察

  4.3.1 ディスカッションテーマ①

 「国内にもボランティアを必要としている人がいる中、なぜ海外ボランティアをするのか? また、これまでに海外ボランティアに参加したことがないけれど、海外ボランティアに興味があり、参加したいという人はどのくらいいるのだろうか?」

●海外ボランティアに行ったことがある人が考える、ボランティアに対しての率直な意見をまとめた。
・海外ボランティアに興味があった
・助けを求めている人はどこにでもいる、だったら自分がやりたいことをするべきではないか
・海外でどんな状況かを見たいから行く
・いやらしい部分だけど、自分にもメリットがある方がいい(例えば、観光)
・国内だと身近で行くことができる、海外だと行く機会がないし、Karonという環境があったから行けた
・困っている人がいるからボランティア行くっていうのが普通だと思うけど、Karonの活動では自分が行きたいからで決めている。現地に困っている人がいるから助けに行くぞというわけではない
・大学生のボランティアは手段、海外に行って何かを知りたい、海外だけではなく、国内で起こっていることが知りたい、そのためにボランティアというツールを使う
・他団体ではなく、気心知れた仲間と行きたい
・国内はテレビに多く取り上げられていた、日本のことだから現状はある程度想像ができた、海外のことは行ってみないと分からないことばかり、自分の目で見てみたい
・余裕のある人はそれなりにお金がかかる、時間がかかる海外ボランティアに行くっていうのが当たり前な気がする、行けなかったから国内にも行った

 このように、大学生の海外ボランティアに対する意識として、海外ボランティアは自分の興味本位で行くものであり、個人ではなく、団体である程度、準備されているプログラムに参加している。

 国内ボランティアに対しては、興味がないというわけではない。しかし、海外志向が高い為、海外に行ってみたいという考え方になるのだろう。

 ボランティアは余暇活動に分類されるため、興味や関心がある海外に自分の余暇を使い、行くのは当然の結果になるだろう。

 国内でする余暇活動は、ボランティアではなく、観光になるのではないかと推測する。そのことを踏まえると、海外はボランティアと観光という選択肢があり、国内の余暇活動のメインは観光。観光をせずに、ボランティアに参加してもいいのでないかという一つの選択肢になる。家の近所で気軽にできる、地域ボランティアに関しては、後者にあたる。

 Karonのメンバーの中にも、海外ボランティアに行ったことがない人はいる。1番の阻害要因を聞いた。それは、金銭面であった。Karonの海外ボランティアは20万円から高くて30万円くらいだ。興味があるにもかかわらず、金銭的に支払うことができないために海外ボランティアに行くことができないのは悔しさが残るのではないか、しかし20万円はさすがに高すぎる。もう少し安いプログラムにできたら、もっと気軽に行けるのではないかと考える。

 図10はこれまでに海外ボランティアに参加したことがないけれど、海外ボランティアに興味があり、参加したいという人はどのくらいならお金を出すことができるのか、第3章で行ったウェブアンケート調査の結果を示す。


図10 海外ボランティアに何円までお金を出すことができるのか

スクリーンショット (125)

(両学科学生117名)


 このように、20万円以下で抑えたいと考えている学生が多数いることが分かった。安くできるプランや方法を考えるべきだ。

 筆者がリーダーで行った方法は、○○駅で募金活動をし、その募金で頂いたお金はドネーション代に回させていただいた。もちろん募金活動をするにあたって警察署に申請をし、適切なやり方で行った。

 また、クラウドファンディングというものを行った。クラウドファンディングの説明はここでは、割愛させていただく。目標金額を15万円と設定し、支援者から資金を頂き、リターンで返すというのをした。リーダーである筆者自身の影響力があれば、目標金額をあげ、より多くの資金を調達することができたのかと考える。これを成功させるには時間と労力がかかる。よって、画期的なプランを考える必要があり、あまりお勧めはできない。

  4.3.2 ディスカッションテーマ②

 「ボランティアとボランティア先で観光することへの賛否について(国内ボランティアと海外ボランティア、2つの点から考える。)」

●メンバーからの意見。海外ボランティアと現地の観光。
・観光をするのはいいと考えている。悪いことではない
・また行きたいなときっかけになる
・大学生のボランティアは観光して、そこでしたことでもっとその国が好きになる
・貧困のところでボランティアして、栄えているところで観光する、ある意味人の目につかないところで観光をしている
・観光でお金が回る、経済効果的メリットはあるかも、お店の人は喜ぶかもしれないけど、被災者の人はどう考えるのか
・学生だから、せっかく海外に行ったなら観光したいと考える
・お金を使ってくれる観光客は大切だし、その土地の為になるから、楽しみたいという気持ちはある
・ボランティア先で観光ができ、またボランティアもできるというのは、大学生だから許される。学生の特権ではないか
・せっかくKaronに入ったわけだから何かしら支援がしたい、海外への行きやすさに関してハードルが下がる

●国内ボランティアと現地の観光
・日本で考えた場合、都道府県単位で考えると小さい、その中でボランティアをする。もしも、ボランティアをしたところで、観光を楽しんでいるところを被災者に見られると被災者側はどう思うのか
・国内の方が行きやすい、期間も短いし、お金も高額ではないから
・東北派遣は行った、観光はした、その国のことを知る機会にある、農村開拓、野菜の種をまく、畑を作る、木の伐採のボランティアをした。日本でもボランティア地から離れたところで観光をした
・尾畠さんがリアルボランティアだったら、大学生のボランティアは違う

 この結果から、ボランティア先の観光は、現地にも、ボランティアとして参加する方にもメリットがある。現地のメリットとして、お金が回り経済効果が生まれると考えられる。ボランティアとして参加する方は、現地で観光を体験することができる。お互い、win-winな関係になる。

 国内ボランティアは都道府県に行くので、範囲が狭い、そこで観光することによって、被災者への配慮が足らないと言われるかもしれないと考えた。しかし、現状を伝えるためにも、誰かが、現地に行き、現状を伝えなければならない。そのためにも、媒体で広めていかなければならない。

 尾畠さん(山口県で、一時行方不明となっていた2歳の男の子を発見し、一躍時の人となった方)は、ボランティア・ツーリズムの類型的に「深い」ことになる。しかし、大学生はそこまで多くの長期休みはないので、尾畠さんがやっているボランティアと大学生ができるボランティアは違うものだ。だが、どちらが正しいわけではない、どちらもボランティア・ツーリズムの類型に当てはまる。尾畠さんは観光せず、ボランティア活動しか行っていない。見返りを求めず、ボランティア活動を行っている。今までの感謝を込めて、ボランティアで恩返しをしたいそうだ。

  4.3.3 ディスカッションテーマ③

 「せっかくボランティアで海外に行き、現地での観光の日数を多くし、ボランティアも観光もしたいと思うか? なぜ、そう思うのか?」

●ボランティア活動と現地での観光はある一定の日数を決め、どちらも行うべきだという意見。
・観光の日数を多くしてもいいと考える。有名なところも行きたいし、その国のことを知ることができる機会だから
・お金がかかるが、海外ボランティアに行っているので、観光もしたい
・旅行で行かないところにいける、観光をボランティアのついでに行くことはメリットがある
・観光では治安がいいところに行く、せっかく海外に来ているので、こういう機会を利用する
・その後にもいい影響を及ぼす可能性がある。いわゆる、また、観光しに来るかもしれない

●現地での観光日数を多くするなら、ボランティアと観光を別々として考え、改めて観光をしに来てもいいという意見。
・観光2割、ボランティア8割の割合でいい、観光は改めて日数を設けて旅行がしたい、わざわざ海外ボランティアついでに行く必要はない
・日数が多くなるとかかる費用が増える

●もし、観光の日数を多くしてしまうとどちらがメインだったのか問われると考えた意見。
・周りからの目を気にすると、ボランティアをしに行っているのに、観光を多くしてしまうと結局どっちをしたのかと言われる可能性がある

 せっかく、海外に来ているのだから、観光もある程度行いたいという意見が多くあった。航空券を払い、また観光しに来るよりかはボランティアと観光を一緒のタイミングで行うのがいいという考えが多くあった。

 一方、海外ボランティアがメインで観光は少なくていいという意見もあった。

 日数が多くなると費用もかかるとメンバーの一人が述べていたが、また改めて来るのにもお金がかかるのであまり変わらないのではないか、と筆者は考えている。

 このように、各々、海外ボランティアと現地の観光に関して、意識が違う。本人がどのような意識、目的で海外ボランティアに参加するかによって、現地での観光の必要性が変わっていく。また、海外ボランティアと現地での観光とが同じように充実してしまうと、結局どっちをしに行ったのと疑問に思われることがあるみたいだ。これも、考える本人の意識だ。

 筆者自身の考えは、多く意見が出た、日数を増やし、海外ボランティアと現地での観光を行うのがいいと考えている。その日数にも限度があり、短期間、中期間が好まれる。

  4.3.4 ディスカッションテーマ④

 「海外ボランティアに行きボランティアをした場所ではなく、同じ国のボランティアをした地域ではなく、違う地域で観光をしてみたいか? ボランティアをする前に現地での観光とボランティアをした後に現地での観光では、どのようにボランティアに対する意識が変わると考えられるのか?」

●現地での観光は海外ボランティアのする前かした後か
・観光は遊びに行くというわけではない、ボランティアをした後の方がいいかもしれない
・ボランティアをする前に観光があると、その後のボランティアでこの地域は貧困だなと思うのではないか、高い意識でできるのではないか、気持ちの面で変わるのかもしれない
・現地での観光は海外ボランティアする前、した後どちらでもいいと考えている
・ボランティアついでに観光するのと観光ついでにボランティアをすることは印象が違う
・ボランティア中に小学校訪問などをして、色んな所を見てみたい、観光をしたいと考えた
・見てみたかった観光地があり、観光を学んでいるからこそ、現地の観光はしてみたい

●現地での観光の日数が少なくてもいいという意見
・ボランティアはボランティア、観光は観光の区別
・一緒の時期ではなく、メインはボランティアなので、観光はまたくればいい
・安近短(ここでは、東南アジアと東アジアの海外ボランティアを指す。)でいける海外ボランティアは再度行くことはできるが、遠くの国はやっぱり観光したいかもしれないと考える
・観光とボランティアは別にしたい、途上国の首都は発展している、びっくりした

●日本での場合
・観光を先にしても、後にしてもあまり影響はないのかもしれない

 現地での観光は海外ボランティアのする前かした後かというこだわりはなく、どちらでいいと考えている。

 現地での観光がボランティアをする前にあると、最初にその国の良い面を見て、その次に貧困を見るので、貧困というものに対して、意識が高まるのではないか、よって、ボランティアにより力をいれられるのではないか。一方、現地での観光がボランティアをした後では、ボランティア地は貧困だったのだなと改めて考えることができる。全て終わってからの観光の方が、思う存分羽を広げて、観光できると考えるのだが、筆者は前者がいいと考える。

 国内ボランティアでの観光は、ある程度観光に対して想像ができてしまうので、それほど、考え方に大きな影響を与えないことが分かった。


5 総合考察

 第3章ウェブアンケート調査と第4章Karonメンバー座談会の総合考察を行う。

 第3章では、海外ボランティアに参加したことがある○○学部の生徒は少ないが、少なからず海外ボランティアに参加してみたいという興味はあるようだ。△△学科の学生と◇◇学科の学生とでは、海外ボランティアに対する意識に違いがある。

 海外ボランティアをしたことがなく、海外ボランティアに興味がある△△学科の学生は、◇◇学科の学生より、数値的に約2倍の差があることが分かった。

 大学生の海外ボランティアは安近海外ボランティアが多いことも知ることができた。

 海外ボランティアの阻害要因として、一番はやはりお金の問題である。海外ボランティアは学生の2,3か月分のバイト代がかかってしまう。このお金を自分の趣味に使うか、生活費として使うかによって、海外ボランティアに行けるか行けないかが決まる。

 海外ボランティアをする前とした後での心情について、既存の3つの考え方と、新たに4つ新しいものを考えた。

 海外ボランティアに参加したことがある人の海外ボランティアに対する恐怖は、半分弱くらいの人が恐怖に感じている。慣れない環境で行うボランティアに恐怖を感じているという結果になった。

 第4章では、国内にもボランティアを必要としている人がいる中、なぜ海外ボランティアをするのかというテーマに関して、大学生なのだから、自分の興味があるものに参加すればいいという意見があった。筆者もそう考える。筆者自身、大学入学前に海外ボランティアに興味があり、また東南アジアに行ってみたいというだけで参加した。確かに、国内でも助けを求めている人はいるが、海外に行ってみたいなら行ってもいいし、国内で支援がしたいというなら、してもいいと考える。

 現地の観光について、してもかまわないと全員のメンバーが言っていた。しかし、観光の日数を多くしてしまうと海外ボランティアと現地での観光を別々に分けて、行ってもいいのではないかという意見と、観光を多くしてしまうと何の為に行ったのか他の人に疑問に思われるかもしれないという意見も出た。よって、短期間、中期間の観光日数を確保し、現地での観光を行うのが好ましい。


6 ボランティア・ツーリズムの可能性

 6.1 ボランティア・ツーリズムのメリット

 海外ボランティアの定義については、大橋(2011)を参照し、以下のようにまとめる。

 フィー/ムデー(2011)は、ジョンス(2005)に依拠して、次の3者があるとする。

 1.人間としての発展。近年、学生には情報化・国際化に充分対応できるようなソフト的熟練の修得が求められている。その場合ソフト的熟練とは、要するに、自己目標管理能力、チーム作業能力、問題解決能力、コミュニケーション能力、知識や技能の応用能力、ビジネスを知っていることなどを内容とするものであるが、それは国際的なボランティア・ツーリズム活動で最もよく修得されるものであり、かつ、現在では、それは学生の就職のうえで最も有力な武器になるものである。

 2.多面的文化的交流。人間同士の実際の交流の場においてあらかじめそうした態度の涵養を必要とするものである。そのためにはボランティア・ツーリズムは最適である。

 3.グローバルな視点涵養。世界にはまだまだ富などにおいて不平等のあることなどを体験的に知り、そうした国際的観点をふまえたソフト的熟練を身に着けることが肝要である。

 ボランティア・ツーリズムの特徴として、図11で表す。

図11 ボランティア・ツーリズムの特徴

スクリーンショット (126)

出所:ボランティア・ツーリズムの可能性
―地域に根ざした脱温暖化・環境共生社会の実現のために―
依田真美 2012 P11を基に筆者作成


 6.2 今後の可能性

  6.2.1 大学生がボランティア・ツーリズムをするには

 大学生がボランティア・ツーリズムをするには、阻害要因を解決しなければならない。どのようにしたら、大学生がボランティア・ツーリズムに参加するかを考えていきたい。

 表6の(2)「お金がない」、これは大学生にとって一番深刻な問題である。バイトをするが1か月に貰える給料なんてたかが知れている。生活費や交際費でバイトしたお金は飛んでいってしまう。ボランティア・ツーリズムにお金が回らないのだ。そこで、お手ごろな価格の料金設定されている斡旋会社を探すのがいいと考える。しかし、結局、20万円程度はかかってしまうのだ。

 表6の(14)「どういうボランティアがあるか分からない」は、ボランティアには多くの種類があり、自分の興味や関心があることを調べ、そこにボランティアとして参加してみるのもいい経験になるのかもしれない。インターネットで調べれば色んなボランティアが出てくるだろう、まずは行動することである。

 学校の団体やサークルに所属してみるのも一つの案である。筆者自身、大学入学前、どのようなボランティア団体があるのか調べた。しかし、外部団体は主に、東京に本部があり、ミーティングは東京ですることが多いことを知った。交通費が相当かかるため、大学のボランティアサークルに所属することにした。最初から、住居建築活動をしたかったというわけではなく、何かしら海外ボランティアに参加したいと考えていただけだったので、ボランティアをする内容は何でもよかった。Karonは偶然の出会いであった。

 ボランティアは勧めることはできるが、強制はしない、本人の意思や興味によって決まる。自分自身の行動にもよる。海外ボランティアに参加したいという強い意志があるのであれば、行動あるのみだ。従って、やりたい人はやる、やりたくない人はやらないと言うわけだ。やりたいと考えている人は行動をすることだ。

 海外ボランティアに参加することによって、価値観は変わるし、自分の目で途上国を見ることができる。また、現地での観光、交流もできる。1回の海外ボランティアで多くのことを学ぶことができる。海外ボランティアに行ったことがなく、海外ボランティアに興味がある人は、勇気を振り絞って行動することが大切だと考える。

  6.2.2 スポーツ・ボランティア・ツーリズム

 スポーツ・ボランティア・ツーリズムとは、スポーツイベントでボランティア活動し、観光を行うことである。

 2019年から、10年間で行われる世界的、スポーツイベントをまとめる。

 2019年、ラグビーワールドカップ2019東京大会。2020年、東京オリンピック・パラリンピック(夏季)。2022年、北京オリンピック・パラリンピック(冬季)、カタールで行われるFIFAワールドカップ。2023年、ラグビーワールドカップ2023フランス大会。2024年、パリオリンピック・パラリンピック(夏季)。2026年、冬季オリンピック・パラリンピックは開催地未定、アメリカ・カナダ・メキシコの3か国開催のFIFAワールドカップ。2027年、ラグビーワールドカップは開催地未定。2028年、ロサンゼルスオリンピック・パラリンピック(夏季)。このように世界的、スポーツイベントは4年に1度、それぞれの大会がやってくる。

 そこで、多くのボランティアを獲得する必要がある。スポーツを支えるのはボランティアの役目である。「スポーツボランティアは自分のためにする。それでいい」(二宮 2017:10)は言っている。まずは、やりたいと思った人がやれることが大切だと述べている。

 東京オリンピック・パラリンピックで必要とするボランティアの人数は約8万人である。いろんな種類のボランティア人材が必要となる。ドライバーだったら免許証、言語サービスだったら言語を必要とする。活動内容によって、できるボランティアが決められる。しかも、組織委員会や東京都が募集するフォーマルなボランティアに採用されるには、たくさんの条件を満たす必要がある。

 東京オリンピック・パラリンピックでは、巨額の富が流れる。日本各地や海外から来るボランティアや観戦客によって経済効果が生まれる、この人の流れも利用して、経済効果を生もうとしている。

 スポーツ・ボランティア・ツーリズムと今まで論述してきた、プアエリア・ボランティア・ツーリズムは本質的に違う。スポーツ・ボランティア・ツーリズムは自ら参加し、スポーツを支える。プアエリア・ボランティア・ツーリズムは助けてほしいところにわざわざ足を運び、支援するものである。なので、同じボランティア・ツーリズムでも、図11でいう目的や最終目標が違う。

 どちらのボランティア・ツーリズムを選択するのも本人次第であり、ボランティアをしないという選択肢もある。そこは、強制するものでもない。

 スポーツを支えてみたいと考えているのなら、自分の余暇を、スポーツ・ボランティアに充てるのもいいのではないか、そして、現地での観光をしてみるのもいい経験になるのではないかと考える。

  6.3.3 SDGsの目標1の解決する手段としてのボランティア・ツーリズム

 まず、SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年9月、国連本部で開催された「国連持続可能な開発サミット」において、193の加盟国の全会一致で「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、SDGs(持続可能な開発目標、Sustainable Development Goals、エス・ディージーズ)が掲げられた。 

 SDGsは、持続可能な社会をつくることを目指し、世界が抱える問題を17の目標と169のターゲットに整理したものだ。17の目標には貧困問題、気候変動や資源エネルギー、都市問題、地域間・国内格差など、2030年までの達成に向けて世界が一致して取り組むべきビジョンと課題が網羅されている。

 SDGsは、途上国も先進国も含めた世界中の1人ひとりに関わる取り組みだ。今やSDGsのかけ声となった"Leave no one behind"(誰一人取り残さない)という言葉に、その理念が凝縮されている。

図12 SDGsのロゴ

スクリーンショット (127)

出所:国際連合広報センター
URL:  (閲覧日:2018/12/6)

 筆者が注目したのは、目標1の「貧困をなくそう」である。約8億3,600万人、開発途上国の5人に1人が、1日あたりおよそ1ドル25セントに満たない生活費で暮らす、極度の貧困状態に置かれている。

 目標1では、絶対的貧困をなくすことに加え、雇用や教育、金融や資産へのアクセスの不平等の解消が明記されていることが特徴だ。 

 その理由は、社会的不平等が原因で女性は貧困状態に陥ることが多いからだ。また、貧困層は居住地や居住環境がよくないことから、気候変動や災害などの影響を受けやすい立場に置かれており、こうした脆弱性を軽減することもターゲットとして明記されている。

 SDGsの目標1に関して、ボランティア・ツーリズムは有効的なのかを考える。

 1つ目として、フィー/ムデー(2011)は積極的側面や今後促進されるべき側面を明らかにし、それを強調することの方が重要である、と主張している。
 2つ目として、ボランティア活動によって実現される文化交換の集団的過程に注目する方がはるかに肝要な事柄であると主張する。
 3つ目として、経済的分野において、コミュニティ基盤ツーリズムの他の形態と連携することによって、受け入れ地域に対し、真の意味での大きな経済的利得をもたらすことがありうるものである(大橋 2011:13)。

 しかし、主に、ボランティア・ツーリズムを行うのは学生であり、イギリスではボランティア・ツーリズム関係機関のなかには、ツーリストの送り出し相手国の事情よりも、送り出すべきイギリスの学生たちの事情、要望、条件等に応えるものとなっていることを示すことに汲々とし、現地における活動の、少なくとも宣伝内容が、特に受け入れ国にとって是認できないものとなっていることがあるのは事実であり、改善されるべき点が多くあるのは、否定できない(大橋 2011:13)。

 持続的に貧困地域へのボランティア活動が必要になってくる。そこで、必要なのは、コミュニティ支援である。先進国の若者が来ることにより、ボランティア先での観光を行い、そこの土地が観光地化される。そして、そこに来る若者相手に観光ビジネスをする。例えば、手先な器用な女性にその土地の民族品を作り、売ることによって、お金が手に入る実感を湧かせる。この小さなビジネスを行い、自分たちでお金を生み出せるようになる。

 ここで、アフリカでの観光業の成功例を1つ挙げる。

 1980年代後半に国際社会に登場した「持続可能な開発」理念や、住民参加型開発についての議論の高まりは、野生動物保護分野においても「住民参加型」への転換を促した。

 住民参加型保全を実施するためにもっとも期待されているのが、観光による経済的収益をコミュニティに分配し、環境保全への理解につなげようとする手法で、国立公園の観光地化、エコツーリズム、スポーツハンティングが活用されている。

 サブサハラ以南アフリカの24カ国が現在(2017年8月)スポーツハンティンングを許可していて、野生動物を消費することで外貨収入を得ているが、国連世界観光機関(UNWTO)が発表した報告資料によると、観光部門の年間売上高の80%は、サファリ、バードウォッチング、トレッキング、ダイビング、アドベンチャーなどの「非消費型」観光によるものである(UNWTO,2015)。アフリカに特徴的なのは、これらの観光が、国立公園内だけでなく周辺地域でもおこなわれており、地域社会に多くの経済的収益をもたらしている点である。

 アフリカの自然観光が日本やアメリカと異なるのは、国立公園などの野生動物保護区が、国民のレクリエーションのための公共施設とは位置づけられておらず、最初から外国人観光客を前提とした国際観光を中心に成立している点である。

 外資系企業が、欧米人観光客を意識した観光ロッジ経営やツアー商品の開発を独占しており、観光業のノウハウがない地域住民が参入するのを難しくしている。地域に暮らす人々は自然の一部として民族文化観光の対象になるか、土産物を細々と販売するか、ホテルの清掃業等の観光業の末端に位置づけられる仕事を低賃金でおこなうほかなかった。

 ところが、住民参加型の開発・保全・観光が導入され、コミュニティに注目が集まることで状況は大きく変わる。

 たとえば、国立公園などの保全地域外にも野生動物が数多く生息する南部アフリカ諸国や東アフリカの一部の国では、コミュニティが所有する共有地でも野生動物がみられ、コミュニティと契約を結んだ民間の観光業者がホテル経営などの観光業をおこなう。コミュニティには民間の業者から土地の貸借料が支払われ、コミュニティがその収益の使途を決める。

 鍵となるのは、組織をつくり、委託先の企業を決め、収益の使途を決める権限がコミュニティに付与されていることである。近年では、外国政府の援助スキームとして、貧困削減と環境保全の両立を目指す総合的地域開発の一環で保全地域周辺において人材育成事業(みやげものづくり指導やガイド育成など)がおこなわれており、これまで観光業に無縁の住民が観光分野で起業するケースもでてきている。

 このように、観光とビジネス、そして、ボランティア活動を掛け合わせることによって、コミュニティ内で少しずつ貧困が解消されていくのではないかと考える。

 よって、ボランティア・ツーリズムでSDGsの目標1である「貧困をなくそう」という目標は達成できるのではないかと考える。


7 最後に

 本論文は、海外ボランティアに興味があるが、海外ボランティアに行ったことがない人にはどのような阻害要因があるのか、海外ボランティアをする前とした後で、どのような心情の変化があったのか。また、海外ボランティアをした人は海外ボランティアをメインで活動し、現地での観光をしたいと考えているのかをそれぞれ明確にするというのが目的である。

 第3章では、大学生の海外ボランティアの阻害要因は、お金がなく、時間も余裕もないという結果になった。途上国への渡航なので、衛生面に対しても気になる学生がいる。

 一方、平均値が低かったのは、親の反対である。第3章で述べた通り、学生自身、親の反対がないと考えているだけであって、学生の親御さんにアンケート調査をもし仮に行うとすると、また違う結果がでてくるのではないかと推測する。心配はしているが、海外ボランティアに参加させてくれる親、心配で途上国への渡航を拒否する親がいると考えられる。海外ボランティアや海外渡航に対する色んな意見が飛び交うと考えられる。しかし、学生は親の反対に対して、あまり考えていないことが分かった。

 海外ボランティアに興味があるのに、お金がないというのは、もったいないと筆者は考える。なぜなら、海外ボランティアは筆者自身、多くの経験をし、かけがえのない記憶として残っている。親に、お金を借りていく人もいる。お金がないからという理由で海外ボランティアに参加することを諦めてほしくはない。

 第3章で、海外ボランティアに参加する前とした後での心情の変化について述べた。海外ボランティアに参加者のほとんどが、心情に変化があった。

 「自己報酬感」、「愛他的精神の高揚」、「人間関係の広がり」、「その他」の4つに分類した。「その他」以外の3つは、妹尾(2008)の分類を参考にし、4つに分けることができなかったものを「その他」にまとめた。「その他」の中でも、「人助けしている実感が自分の欲を満たしている」、「ボランティア活動とは」、「改めて気づくこと」、「将来につながる思い」の4つに分類することができた。

 「人助けしている実感が自分の欲を満たしている」に関して、本当にボランティアが現地の為になっているのか、自分たちの欲でやっているのではないかをボランティア中やボランティア後や日本に帰国した後に感じる大学生がいた。

 「ボランティア活動とは」では、改めてボランティアの本当の意味を疑問に思う大学生がいた。ボランティアは参加して初めて気づくことが多く、ボランティアの良い面や悪い面を考えてしまうことがある。良い面は、現地で助けを求めている人へ直接支援することができること。悪い面は、大学生の思い出作りや、自分の欲を満たすことである。

 「改めて気づく」では、ボランティアではなく、発展途上国と日本の私生活の違いで日本での生活にもっと感謝しないといけないと改めて気づくことである。水道や電気のインフラや治安、日本に生きている環境がどこの発展途上国や他国よりも便利で生活に恵まれていることに改めて感じることである。

 「将来につながる思い」では、海外ボランティアがきっかけで将来の仕事にしたいと考えた学生がいた。

 このように、大学生それぞれの心情の変化がうかがえた。

海外ボランティアをした人は海外ボランティアをメインで活動し、現地での観光をしたいと考えているのかについて、これは第4章Karonメンバー座談会でメンバーに聞いた。

 現地での観光は行いたい。しかし、海外ボランティアと現地での観光の日数が同じくらいだったら、海外ボランティアをし、改めて日数を確保し、観光しにまた来るのもいいのではないかという意見もあった。観光の日数を多くしてしまうと、結局、海外ボランティアをしに行ったのか、それとも、観光しに行ったのか、海外ボランティアに行ってない人は疑問に思ってしまう。海外ボランティアをしに行くと言って観光もある程度するのと、観光をしに行き考えていなかった現地でのボランティアに参加したというのでは、相手が感じる印象が違うのかもしれない。

 筆者は何故2度の海外ボランティアに参加したのか、それは、高校時代、友人とある映画を見たからである。それは『僕たちは世界を変えることができない。 But we wanna build a school in Cambodia』(2011)である。この映画を見て、本当に世界を変えることができるのでないかと本気で考えていた。ゆえに、大学進学後、2度の海外ボランティアに参加することにしたのである。全ては小さなきっかけから始まったのだ。

 少しでも海外ボランティアに興味があるのなら参加するべきだ。しかし、海外ボランティアは余暇活動の一つと、本論文で述べている、その通りだと考える。海外ボランティアは強制するものではない。自ら参加したいという積極的な行動をしなければならない。

 ウェブアンケート調査の最後の質問に自由記述してもらった。「ボランティアをしていることや、したことが全て正しいのかどうかは難しい議題だと思う。」というコメントを頂いた。確かにそうである。相手国の仕事を奪っていることや、環境を変えているのは間違いなく海外ボランティアをしに来る先進国の人間である。しかし、誰かが助けないと世の中豊かにならない。ボランティア先の家族にインタビューをしたとき、筆者含めメンバー全員に、泣きながら「ありがとう、あなた達が来てくれてよかったわ」と言ってもらい、その時、ボランティアに来てよかったと思えた。

 海外ボランティアというのは、全てが正しいものではない。しかし、大学生で海外ボランティアを経験することで、少しは人生が変わるのではないか筆者はそう考える。何か大学生時代に残したいと考えているのなら、海外ボランティアをお勧めする。挑戦することで世界が広がるだろう。学生には、海外ボランティアは自分にはできないと思わず、気軽に参加してほしい。

 最後に謝辞として、○○先生の愛のある指導を始め、△△論(講義名)の担当教授☐☐先生、○○ゼミ〇期のみんな、ウェブアンケート調査に参加していただいた○○学部の学生、また、Karonのメンバーの方々にお礼申し上げます。皆さんの力を貸していただき、この卒業論文ができました。ありがとうございました。


参考文献、参考サイト

・Alexander,Z./Bakir,A., Understanding Voluntourism: A Glaserian Grounded Theory Study, in: Benson (ed.) , Volunteer Tourism, 2011, pp.9-29.
・Fee,L./Mdee,A., How Does it Make a Difference? Towards‘Accreditation’of the Development Impact of Volunteer Tourism, in: Benson (ed.) ,Volunteer Tourism, 2011, pp. 223-239.
・Jones,A., Assessing International Service Programmes in Two Low Income Countries, Voluntary Action, 2005, Vol.7, pp.87-99.
・Stebbins,R.A., Between Work and Leisure, New Brunswick: Transaction Publishers, 2004.
・Wearing,S.,Recentering the Self in Volunteer Tourism, in: Dann,G. M.S. (ed.) , The Tourist as a Metaphor of the Social World, Wallingford: CABI, 2002, pp.237-262.
・大橋昭一(2011)「ボランティア・ツーリズム論の現状と動向 ―ツーリズムの新しい動向の考察―」『観光学 6, 9-20, 2012-01 和歌山大学』 P9,11,13-16,
・妹尾香織(2008)「若者におけるボランティア活動とその経験効果」『花岡大学社会福祉学部研究紀要』第16号 P35-38
・二宮雅也(2017)『スポーツボランティア読本 「支えるスポーツ」の魅力とは?』悠光堂 P10
・森重昌之 依田真美 (2010)「ボランティア・ツーリズムを通じた新たな都市・農村交流の可能性に関する研究」『「北陸地域の活性化」に関する研究助成事業論文集』P37-42
・依田真美(2012)「ボランティアツーリズムの可能性 -地域に根ざした脱温暖化・環境共生社会の実現のためにー」P11

・コトバンク 『安近短』 入手先URL: https://kotobank.jp/word/安近短-429113(アクセス日:2018/12/22)
・ビジネス+IT 『SDGsで貧困・健康問題をどう解決する?住友化学は蚊帳でマラリア対策に乗り出す』 入手先URL: https://www.sbbit.jp/article/cont1/35451(アクセス日:2018/12/6)
・ビジネス+IT 『SDGsとは何か?「持続可能な開発目標」をダイバーシティ経営でビジネスに活かす方法』 入手先URL: https://www.sbbit.jp/article/cont1/33650(アクセス日:2018/12/6)
・SDGs.TV 『貧困をなくそう』 入手先URL:https://sdgs.tv/tg_mov/goal1 (アクセス日:2018/12/6)
・Students lab produced by Smart Campus. 『海外ボランティアに対する大学生意識調査。恐怖心を感じる大学生もやや多め』 入手先URL: http://lab.oceanize.co.jp/students-volunteer/(アクセス日:2018/12/6)
・SYNODOS 『アフリカが示す「国立公園観光化」の教訓――地域社会と円滑にかかわるために 西﨑伸子 / アフリカ地域研究、環境学』 入手先URL:https://synodos.jp/international/20205 (アクセス日:2018/12/6)


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ご覧いただきありがとうございました。


学生最後の研究でしたので、自分が思うことを書き上げました。

百人いたら百通りの意見があっていいと思います。

論文は自分が研究してきたことを書くことができるので楽しいですね。

最初は違うことに関して卒論を書こうと思っていたのですが、最終的にはこのタイトルで落ち着きました。


今、卒論書いている学生がいたら、最終提出まで学びを追及してください。

きっと、論文なんて書くのは最初で最後なんだから、

書き方も参考にはならないと思うので、これよりいいもん作ってやると思える卒論だったら嬉しいです。


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