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「ノアの洪水」譚が好きなことは、こちらに書いた。言うまでもなく、ノアの洪水物語はメソポ…
マタイの福音書25章31節以降に、有名な場面がある。イエスが復活のキリストとして再び世に来…
20年前の旧交が戻ってきた。互いに大人になったから、なかなか時間が合わない。それゆえ旧友…
不惑を過ぎて、随分と自分が「即物的になった」と感じている。たとえば自分が見聞きしてきた…
最近気づいた。自分の信仰に関する実存は、ほぼ固まり、あとは惰性で動くんだろうなと。もち…
仰々しいタイトルで面食らう人もあるだろうが、たいした話ではない。ここ数年、ずっとキリス…
ダニエル書を初めて読んだのがいつだったかは思い出せない。おそらく19才か二十歳の頃で、洗礼を受ける前後だった。大学のために関西に出てきた直後、友人もなく何もないぼくは、東大阪のレオパレスでひたすら聖書を読んでいた。 その後、当時関わりのあった学生伝道サークルの合宿で、藤本満牧師によるダニエル書の講義を聞いて、いたく心を打たれて泣いたことを覚えている。理由は思い出せないが、情緒不安定でナイーヴな田舎者であったぼくは、聖書のことばに文字通り深い慰めを受けた。 それから7
研究の合間、夕食としてコンビニで大根オクラを買って暗い鴨川のほとりで混ぜながら、ふと思…
毎週末の宿直の合間に、これを書いているーー疲れて座り込む。明日のゴミ出しの準備をすませ…
友人知人よりメディアが報じた「聖書の原型」について説明しろとの連絡がいくつか来たので、…
ある宗教的信仰と「自信」を持つことに何か相関があるか。おそらく、ある。が、「自信」の持…
生活に追われていると、心が渇く。知的好奇心が乾燥してミイラのようになっていく。そんな中…
10年ほど前、「ぼっち大学生チャット」に入り浸っていた。2ちゃんねる経由のフラッシュ・サ…
著名な児童文学作家で、谷真介がある。相当な数の作品を発表しているが、彼の仕事のひとつに「キリシタン童話昔ばなし」がある。おそらく、その仕事の集大成、または基礎となった著作が、新版『キリシタン伝説百話』(新泉社、2012年)である。 控え目にいっても珠玉にして出色、最高峰のキリシタン文学短編集だと思う。本書が収録するのは、日本土着の民話とキリシタン伝承の融合した諸伝説である。一話毎に感想を綴りたいほどに美しい。誤解を恐れずにいえば、これこそ、日本語で書かれた福音書と言っ