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#128 相手にあったやり方で【書評】脳の仕組みと科学的勉強法

◾️はじめに

一応これ、毎週土曜に書いてて、毎月テーマを決めてます。
んで、今月は子育て系にしようと思います。
私自身、親として日々格闘中ですし、夏休みで子どもと接すること多いので。
その中で、本日はこちら。

特に子育てのための本ではないのですが、脳の仕組みは子どもでも同じなので、子育て系にします。非常にためになったと思っています。

◾️要約

・脳の仕組みって

脳は役割分担されている。
海馬で記憶は作られて大脳皮質に格納される。

・科学的勉強法って

記憶には経験記憶、知識記憶、方法記憶がある。
脳は生存に必要と考えるものほどしっかり記憶する。
繰り返し口にし、耳にすることで脳がその内容を重要だと勘違いさせれる。

これらの脳の仕組みを理解して年齢にあった覚え方をし、やり方を理解することで他のどんなことにも応用することができ、学習の転移で考え(思考)は累乗になり天才になれる、という勉強法。

◾️感想

へぇの連続でした。
自分は小学生の息子に応用、つまり方法記憶を教えようとしていたんだと気づきました。
一方で子どもはまだ知識記憶の習得中だから、脳としてはミスマッチ。と気づく。

あとは海馬の読み、カイバ、だったんだ。
だからカイマでは変換で出てこなかった。。

脳は役割分担してるってのも確かに納得。逆に他の臓器はどこでも同じ、臓器として胃は消化するという機能、腸は吸収する、だもんなと納得。

◾️要約(詳細)

◆第1章 脳の機能は忘れて当然

一千億個も脳には細胞があるが脳は何を覚えておくべきか考え、不要なものは忘れている。
そうしないとパンクしちゃうから。
だから意図的に覚えたいものは、脳の忘却曲線を理解しながら同じものを少しあいだをあけて繰り返して覚えることが脳にはあっている。

※目で見たもの、身体で感じたこと、全てを対象にしたら1,000億でも足りないね。

◆第2章 曖昧でいい加減な脳の本質

正確無比は脳には不都合。
例えば(全ての条件を正確に記憶してそれがある人だと判断する条件だとすると)髪型変えたら同じ人と判断できない。
だから少し曖昧に覚える。
つまり、大局で捉えるほうが脳には向いている。

※コンピュータとの違い。確かに人間は変化する。けど同じ人だと判断できるもんね。

◆第3章 誰でも天才になれる記憶法

経験記憶と知識記憶、さらに方法記憶がある。
過去の経験と共に覚えてるものが経験記憶。
ちゃんとしたきっかけがないと思い出せないのが知識記憶。
方法記憶はやり方を身体で覚えること。

方法記憶を繰り返すとやり方の覚え方を学べて、学習の転移が起きる。
ある一定の努力を続けると効果は累乗になってくる。
このやり方で誰でも天才になれる。

※やり方、つまり抽象化してこうなるとこう、というパターンで捉えることがポイント。
メモの魔力のプラクティスは脳にもピッタリということか。

◆第4章 記憶の仕組みと学習方法

記憶をつくるのが海馬で、貯めておくのが大脳皮質。
大事であることを海馬にわからせるには繰り返しが必要。
わくわくするシータ波がでているときと喜怒哀楽を伴うものは扁桃体が作用して記憶が定着しやすい。

※感情を伴うと覚えていやすい、というところ、人間っぽい。

◾️アクション

忘却曲線のサイクルを意識して、重要なことは覚える(覚えさせるのにも使う)

◾️読みやすさ

★★★  とても読みやすいです。ボリュームも少ないし。(星が多い=読みやすい)の方がわかりやすいな。(今まで逆にしよう)

◾️ハッシュタグ

#池谷裕二
#脳科学
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#海馬 (かいば)
#りょうかん



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