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#121 【書評】GRIT やり抜く力

◾️はじめに

今月はメンタル系。なのかはわかりませんが本日は↓です。
やり抜く、やりきる、成果が出るまで。

(章毎の要約(詳細)を除く簡易版は約550文字です。)
(詳細含むと約3,150文字です。)

◾️要約

やり抜く力は伸ばせる。
興味を持った分野で、意図を持って練習を行い、希望を持って取り組むことで。
または親や周りの人から厳しくも愛情を持って接せられ、継続して取り組むことでも。
さらにはやり抜く力が文化・アイデンティティになっている組織に属すること、つまり外部の力を借りて伸ばしてもいい。

◾️感想

やり抜く力って重要なのは知っているけど、自分にはない、あの人はありそう、とか有無で考えてしまいがちなものと思っています。
それを科学的にどうすれば伸びるのか(そもそも伸ばせるのか)を話していて、着眼点が鋭いなと感じました。
継続は力なり、成功するまでやれば失敗はない、これにまつわる言い伝えなどは枚挙にいとまがありません。

◾️オススメ

・なかなか結果が出ないなと思っている人
・結果出したい人
・子育て中の人

◾️アクション

やり切りたいことをやりきれないなぁ、と感じる時に、意図や希望を改めて考えてやり抜く力の助けにする。
もしくは強豪に属する。(強豪=やり抜く力が文化・アイデンティティになっている)


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以上、簡易版でした

 
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◾️要約(詳細)

【PART1 やり抜く力とは何か?なぜそれが重要なのか?】

◆第1章 やり抜く力の秘密 なぜ、彼らはそこまで頑張るのか?

才能を測るSATの評価と過酷な環境をやめずに全うする能力は別のものだった。
それはやり抜く力と呼ばれ、グリットテストで評価することができた。
優秀と言われ、才能あふれた人々も、過酷な環境で次々と脱落し、残ったものはこの”やり抜く力”が優れていた。

◆第2章 才能では成功できない 成功するものと失敗するものを分けるもの

才能は必要なのかもしれない。
ただそれ以外のこともちゃんとフォーカスを当てよう。
ダーウィンはひたすら研究対象にこだわった。
その熱意が彼を素晴らしい功績を持つ科学者にした。
誰だって潜在能力は持っている。
才能がないと幼少期に判断されてもそこで負けないぞ、と努力を継続したものが最終的に成果を出している。
その例は枚挙にいとまがない。

◆第3章 努力と才能の達成の方程式 一流の人がしている当たり前のこと

「才能に努力をかけることでスキルとなり、スキルに努力をかけることで達成となる。」 スキル(=才能*努力)*努力 = 達成
つまり、努力は二回関わってくる。
それだけ大切。
才能だけでは何にもならない。(一時的な喜びは得られるかもしれないが)
それよりもその分野に興味を持ち、やり続ける努力し続けること。
さらにスキルとしてやれるようになった上で、それを展開する努力が必要。
そうすると倍々ゲーム的、指数関数的に伸びていく。
そう、書き直して上手くなっていく。
繰り返せば一回目の質が上がってくる。

◆第4章 あなたにはやり抜く力がどれだけあるか 情熱と粘り強さがわかるテスト

究極の目標を意識できているか。
目標には上下関係があり、下位の目標は取り替え可能。
重要なのは上位、とくに最上位。
ここがはっきりしているとそれに集中することができる。
そしてその目標に対してブレずに継続して挑戦できる。
つまりやり抜く力が発揮できる。

◆第5章 やり抜く力は伸ばせる 自分を作る遺伝子と経験のミックス

あらゆる特徴は経験と遺伝子の影響を受けるがやり抜く力もその例外ではない。
社会的相乗効果、みんなでレベルアップする、ことができる。
また成熟の原則、経験を積むと穏やかになり、情熱は傾けやすくなることが証明されている。
つまり後天的に伸ばすことができる。
内側から伸ばすことができるのだ。

【◆PART2 やり抜く力を内側から伸ばす】

◆第6章 興味を結びつける 情熱を抱き、没頭する技術

情熱を抱く対象は自分で興味を持って見つける必要がある。
まずは試しに、でいい。
そこから始まる。
決してこれをやれ、あんな人になれ、という威圧からは生まれない。
何に興味があるか、子供なら親が観察を、大人なら内省をして知ることから。

◆第7章 成功する練習の法則 やっても無駄な方法、やっただけ成果の出る方法

やり抜く力を上げるための練習は意図を持って結果に対してフィードバックを受けれることが必要。
そうしてチャレンジそのものを楽しむようにする。
そのために習慣化することもいい。
失敗を恐れない環境を作り、挑戦をし続けることができるように仕向けてやる。
それを積み重ねることで途方もなく遠いところへ行ける。

◆第8章 目的を見出す 鉄人は必ず他者を目的にする

利己的な欲求と利他的な欲求は併存する。
利他的な欲求つまり、世の中や他人のために少しでも役に立ちたいと強く思うことが複雑で面倒なことをする動機となる。
自分で振り返り見つけるしかない。
もちろんロールモデルを見つけることも大切。
努力が成果に結びつくと信じれるから。

◆第9章 この希望が背中を押す もう一度立ち上がれる考え方をつくる

自分にはできない、無理、ではなくどうすればよかったのかを考えることが大切。ほとんどのことは自分の頑張りでなんとかなる。
これが成長思考。
固定思考は困難をさけるようになる。
助けを人に求めてもいい。
少しの間打ちひしがれてもいい。
けど、もう一回立ち上がろう。
次はきっと上手くいく。

【◆PART3 やり抜く力を外側から伸ばす】

◆第10章 やり抜く力を伸ばす効果的な方法 科学では賢明な子育ての答えは出ている

毅然としつつ、愛情深く。
これが賢明な子育て。
別に良い方向に変えるとか気負わなくていい。
心から相手のことを思ってしっかりと見守ってやればそれが伝わって良い変化が起きるから。
今何が起きているのか理解しようとしてください。
一緒に乗り越えようと手を差し伸べてください。
これがやり抜く力を伸ばします。

◆第11章 課外活動を絶対にすべし 一年以上継続と進歩経験の衝撃的な効果

課外活動の中で多くのことを周りの人から学ぶ。
それにより自分にとって何が重要かわかるようになる。
その中で努力と報酬の関係を身をもって経験することでやり抜く力、つまり頑張らないと褒美が得られないことを身をもって知る。
それに向けて努力することを身につける。

◆第12章 まわりにやり抜く力を伸ばしてもらう 人が大きく変わる最も確実な条件

やり抜く力が高いことが集団の文化、アイデンティティにまでなってる組織に属すること、これが一番簡単にやり抜く力を伸ばすことになる。
人は環境に依存するため。
たとえ集団として失敗があっても組織全体でそれに立ち向かい前に進むことができる。

◆第13章 最後に 人生のマラソンで真に成功する

やり抜く力が強いということは
・一歩ずつでも前に進むこと
・興味のある重要な目標に粘り強く取り組むこと
・厳しい練習を毎日何年も続けること
・七回転んだら八回起き上がること

■後記

・やり抜く力を伸ばす以外に

環境を整えることもいいんだろうな。
つまり努力することの障壁をなくしていくこと。
それにより習慣化に結びつけやすくなるから。
緑を見るとか自分のテンションを上げるものを見つけてそれをする、とか。

・つまりは

高津監督「絶対大丈夫」やんけ、これ。
それを自ら言い聞かせることができるか、ですね。

・やり切る力がある組織って

勝者のメンタリティを持っている、とも言えます。
または皆が〇〇だったら(監督だったら、コーチだったらなど)を自然に考えられる組織のことでしょう。

◾️ハッシュタグ

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#七転八倒
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