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5000日後の世界

みなさまおはようございます 渡辺です。12月も20日となりました。今年も残すところ、10日余りですね。やり残しなどないように張り切っていきましょう!

週末、ケヴィン・ケリー「5000日後の世界」を読みました。

ケヴィン・ケリーは、雑誌「WIRED」を創刊し、創刊編集長を務めると共に、スティーブジョブスやビル・ゲイツ、ジェフ・ベソズなどを取材してきた方です。

著書としては、「インターネットの次に来るもの」が有名で、「ビジョナリー(予見者)」称されています。この本では、2019年から2021年にかけた彼へのロングインタビューをもとにしたものです。

デジタルと溶け合う世界

この本のタイトルにもある、5000日というのは、インターネットが商用化されてから5000日(約13年)後に、ソーシャルメディアという新たなプラットフォームがよちよち歩きを始め、それからさらに5000日経ったのが今となります。では、次の5000日で何が起こるのか?というと、以下のように書かれています。

全てのものが、AIと接続され、デジタルと溶け合う世界で生まれるAR(拡張現実)の世界「ミラーワールド」

5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる - ケヴィン・ケリー

リアルタイム自動翻訳が活躍し、言語の壁を越え世界中の人と共に働ける新たな巨大プラットフォームです。そういう意味では、先日フェイスブックが「Meta」に改名したことからも分かるように、現時点ではフェイスブックが一歩リードしているかもしれません。

しかしながら、ケヴィンは次の時代の勝者はまだ知られていないAR企業だろうと云っています。過去にも、かつてIBMがハードウェアの巨大企業として君臨していた後に、その地位をWindowsというOSで奪ったのはマイクロソフトであり、そのマイクロソフトを検索でグーグルを押しのけ、さらに、フェイスブックがSNSでグーグルとは異なるプラットフォームを築いてきたことを考えると、次に成功するのは、ソーシャルメディアの外にいる小さな会社ではないかという事です。

初日から少し、長くなってしまいましたが、こんな感じで今週は次のプラットフォームについて考えて行きたいと思います!それでは、今週もよろしくお願いいたします!

ミラーワールドは人々を幸福にしてくれるか?

みなさまおはようございます 渡辺です。冬晴れのいい天気ですね。窓から差し込んでくる日差しが暖かいです。今週は、「5000日後の世界」について考えています。

昨日は、次の5000日ではミラーワールドの世界がやってくるという事でした。では、「ミラーワールドは人々を幸福にしてくれるものなのか?」というと、ケヴィンはそれについては、分からないと書いています。

ただ、人の幸福は選択肢の多様性ではないかとも書いています。そういう意味では、ミラーワールドというのは、選択肢を多様化してくれるものになりそうですね。

これによって、働き方も変わって来ます。既に、我々もwi-fiさえつながれば、基本的に物理的な場所はどこでも働けるようになってきています。たまたま昨日面談した方も、今までは東京に住んで東京の会社で働いていたそうですが、今は大分に住んでいるとのことでした。その方が、なぜ大分に住まれているのかは聞かなかったのですが、物理的な場所としての大分とネットワークでつないでの仕事を上手く並列しているんだと思います。

それに加えさらにミラーワールドというレイヤーがもうひとつ追加されるようなイメージですね。これが更に進むと、仕事と遊びの区別はどんどん無くなって来ます。

折角、別レイヤーで別の人格として何か出来るのであれば、辛い事よりも楽しいことをした方が良いでしょう。それが、誰か別の人の役に立てば、それは一つの仕事とも捉えられますが、自分自身はただの楽しみでしかないかもしれません。

如何でしたでしょうか?みなさんは、5000日後、どこに住んでリアルではどんな仕事をして、ミラーワールドでは何をやっているでしょうか?それでは、本日もよろしくお願いいたします!

農業の未来

みなさまおはようございます 渡辺です。いい天気ですな~雲一つない青空が広がっています!今週は、「5000日後の世界」について考えています。

月、火と「ミラーワールド」について考えましたが、今日からはいくつか、産業をピックアップしてどのように変わるかを学んでみようと思います。

今日は、農業の未来です。農業とテクノロジーを結び付けて、アグリテックなんて言われたりもしていますが、既に大分進化していますね。

アメリカではトラクターにカメラ付きの長い腕を付け、トウモロコシとかの作物の畝を移動させることで、作物の様子を監視させる。位置情報も同時に把握できるので、カメラによってとらえられたそれぞれの健康状態を評価して、水や肥料を最適に与えることが出来るというものです。植物でさえ、パーソナライズされた扱いを受けられるのですね。

また、IndigoAg という農業ユニコーン企業がいるのですが、その企業では機械学習により、植物と共生する微生物の中から農産物の収穫量が増えるものを選定し、これを種子にコーティングすることで、生産量を増やしています。さらに、衛星画像を用いた農場のAI分析サービスの提供や、農地にセンサーを設置することで、農家がCO2排出権を販売する仕組みも構築しています。

実際に、バドワイザー用の原料の一部として、同社の仕組みで栽培された米を水と窒素肥料の使用量、二酸化炭素の排出量をそれぞれ10%程度少なく栽培された米をアンハイザー・ブッシュが購入していたり、THE NORTH FACEも製品に使用される綿の栽培に同社の農法を取り入れることで、CO2排出量の削減と綿花栽培地周辺の生物多様性を取り戻す取り組みを行っているようです。

如何でしたでしょうか?身近なところでも色々な事が進んでいますね。
明日は、移動の未来について考えています。それでは、本日もよろしくお願いいたします!

移動の未来

みなさまおはようございます 渡辺です。今日は、あさイチ本社側との会議があるので、いつもよりちょっと早めに出社しております。いつもと30分位しか変わらないはずですが、意外と電車が混んでます。

今週は、「5000日後の世界」について考えています。今日は、移動の未来です。移動の未来と云うと、昔のマンガみたいにチューブの中を車が移動するようなものや、バックトゥザフューチャーみたいに、車が空をビュンビュン飛ぶような感じを想像しますが、実際にはリモートワークが浸透すると、そんなにヒトが移動する必要も無さそうですね。

そうなると、物流面での導入の方が先に進化しそうです。ケヴィンも段階的に進んでいると書いていて、先ずは高速道路などの自動車専用レーンがあるところで、長距離輸送用トラックでの自動運転の利用から始まるとみているようです。

他には、ドローンの活用はどうでしょうか?
都市部は色々な問題から、また少し時間がかかりそうな気がします。一方で、田舎の買い物難民みたいなエリアでは広い庭もありそうですし、規制緩和とか起きれば結構導入も進むんじゃないかなと。

実際ルワンダでは、ドローンが薬の配達に活躍しているようです。今までであれば、病人が出た!となると、舗装もされていない道を時間をかけて頑張って車を飛ばして、薬局に買いに行って、また頑張って帰るというものでした。今では、電話でオーダーするとドローンが届けてくれるようになったと。これはかなり画期的ですね。アフリカはこの手の技術が一つ飛ばしで進んでる感はありますね。

3年位前に聞いた話ですが、アフリカから来た留学生が、昨年までは彼女にプレゼントを贈るのに住所とか余り整備されていないので、ドライバーに電話で指示して、「大きな木が見えたら右に曲がって〇分走って・・・」とかやっていたのが、今や座標位置を指定すると荷物を運んでくれるサービスがあって、すごく楽になったといっていたというのもあるようです。

いかがでしょうか?皆さんは移動という事に関してどのような未来を描いていますか?それでは、本日もよろしくお願いいたします!

教育の未来

みなさまおはようございます 渡辺です。クリスマスイブですね。窓の外では雲に朝日がかかって、朝焼けが綺麗です。でも、その分日が入ってこないので、少し寒いですが。。

今週は、「5000日後の世界」について考えてきました。最終日の今日は、教育の未来です。動画やAR、VRは立体的に何かを捉えるには、すごく便利ですね。Googleで「鹿」とか調べると、3D表示で見ることが出来るので、グルグル回したり、ARで実空間で見ることも出来るので、「意外と大きいんだなぁ」とか簡単にわかっちゃいます。

じゃあ、リアルが不要になるかというと、そうではなくて、オンラインで一流の授業とかをインプットで受けて、リアルでは仲間で集まって、実際にモノに触れながら作ったり、議論したりする場になるんだと思います。僕が大学生の頃に比べると、3Dプリンタの費用も格段に下がったので、簡単なモデルとかはすぐに作れちゃいますね。(20年前は、機械もすごく高価だったし、サイコロを創るのに、2日位かかりました)

教育系のテクノロジー企業をEdTech企業と呼んだりしますね。たとえば、Kahoot!というノルウェーのスタートアップ企業があって、クイズで授業を変えるプラットフォームを提供していて、現在世界200ヶ国以上で約18億人(累計50憶人以上)が利用しています。2020年には、ソフトバンクグループが出資を始め、2021年6月時点で15.9%の株式を保有。Kahoot!社の大株主となっています。他にもDisneyやMicrosoft も出資しており、既に上場もしており今の時価総額3,200億円にもなっています。昔に比べると、教育もどんどん変わって来ますね。

それでは、今週もあと1日。本日もよろしくお願いいたします!
(2021.12.20-12.24)

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