消えゆく女
40歳からずっと飲んでいたトリキュラーをやめた。
トリキュラーというのはピルの薬品名?なのだけど、PMSがひどいと受診をし、処方してもらっていた。
途中、ヤーズフレックスに変えたこともあったが、何か合わなかったのと、生理周期が読みにくいので、ピッタリ28日で生理をコントロールできるトリキュラーに戻していた。
スケジュールも組みやすいし、避妊もできるし、かなり重宝する薬だった。
今年の2月、心臓に違和感があり救急車を呼んでもらった。不整脈を指摘されたが、狭心症の恐れがあると言われ、体調悪い日のメモをつけるようになった。
すると、生理周期と心臓がキューってなるのがほぼ同じ周期であることに気づいた。
※循環器の医師曰く「そんなことないと思うんだけどなー」
婦人科にそれを告げると「じゃあもうピルやめましょうか、48までね、って言ったけどあと1年だから」。
ピルを飲むのをやめてから、確かに「キュー」はなくなった(動悸もほぼなくなった)。
ピルを飲まなくなって2回くらいはまともに来ていた生理が止まった。
ちょっと心配になって、念のために妊娠検査薬を買ってみるが、陰性。
心配になって婦人科に電話すると、しばらくは様子見でいいと言われる。
受診タイミングでエコーをやってもらうと、卵巣が片方見えないと言われた。
どういうことだろう。
調べると、閉経とともに卵巣は萎むということを知る。
ああ、来たよ、更年期だ
確かに顔がほてったり、汗が出たり、おりものに変化があったり、今考えれば、ということがたくさんある。
とはいえ、思ってるほどの困り事もない。
「あともう一回くらい生理きそうかなー。来なくなって1年経って、診察で何も異常がなければ閉経ということでいいと思います」
なるほど、そういうシステムで閉経は定義されるのだな。
そこから3か月くらい、生理がない状態が続いた。
これが、なんと自由な気持ちになれたことだろうか!
いつまたヤツが来るかわからない状態ではあるけども、生理って女性の体にものすごい負担をかけていたんだな、と思い知るくらいには快適だったのだ。
旅行も温泉も自由。
セクシャルなことも自由(今のところ「したくない」にはなってない笑)
メンタルも健康。
更年期、不具合が起こらなければなんて素晴らしいの!!!!!!!!!!!!
と、思ってたのですが。
数日前からうっすらとしたピンクの血が出るな、と気になっていたら、4か月近くぶりでヤツが来ました。
腹が痛い。
トイレのことをいつも気にしないといけない。
言われてみれば、数日前から動悸があった。
そしてまた心臓が「キュー」ってなる現象。
完全にこれ人体のバグじゃん。
今の時期からミレーナ入れるのどうなんだろうと考えたりした。(性交の際に痛いと嫌だなあとは思っているけど、どうなのだろう)
女子中高生たち、このしんどさを抱えながらテストとかがんばってるんだよな、と、何故か親目線になってしまった。
うちの長男がいつも「女子にテストで勝てない」と言ってるのだが、女子の成績が年齢とともに振るわなくなる現象、生理とかもあるのかなあと思ったりする。こんな体調で、最高のパフォーマンスは出しにくいだろうとは思うから。
(自分の現役時代のことはもはや覚えていないけど、量が多くてしんどかった印象)
ついに女性としての機能が失われる年齢になったか、と思いつつ、どうやってこれから先の人生、自分のボディとうまく付き合っていくか、考えないといけないのが中年なのだろうか。
まず、痩せなくなったしね……。
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