ふぁに〜

2019.10.~  noteを始めてみたい好奇心でスタート。140字小説/エッセイ/…

ふぁに〜

2019.10.~  noteを始めてみたい好奇心でスタート。140字小説/エッセイ/思うことの記録。noteの世界は居心地いいから何度も遊びにきてしまう。

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3歳だった君からの

末っ子で男の子だからなのか、いつも私をママリンと呼んでいた甘えんぼの、初めての幼稚園行事に参加した。それは七夕祭り。夕涼み会も兼ねていたから、おいしそうな香りしかしない出店が並んでいたり、浴衣を着たこども達とすれちがったり、普段見慣れた幼稚園の教室や園庭が、夏祭りのにぎわいを見せていた。 七夕だったから、こども達の教室には笹の葉が揺れていた。夏祭りにパパやママが来てくれていること、夕方の時間に友達と会えていること、少し悪いことをしても先生がいつもより優しいこと、そんな普段と

    • 優しい夕焼け

      • 顔パック効能(美容の話じゃない)

        「セブンルール」で私の特集が組まれることがあれば、「朝と夜に顔パックする」っていう映像が流れ始めると思う。(ユリアンレトリバーに「ちょーしのっちゃて~」って突っ込んでもらいたい) 顔パックの習慣はここ半年くらいのことで、年齢に少しでも抵抗するための保湿や毛穴の開き、くすみ対策。ただ今日は、文字にするだけでも切ない肌の悩みに対する、顔パック効能の話じゃない。 ◇ 夜のパックは時間を気にせずできるが、朝はバタバタしてるから、顔パックしながら家事をする。顔パックはエステの人の

        • 寒い朝に読んでくれませんか?

          やっと秋らしい風を感じるようになってきた。朝晩の寒さだけでいうなら、冬もすぐやってきそうな気配。寒さは苦手だけど、寒いのもいいかも、と思い出してしまう出来事がある。 それは2年前の冬の朝。息子を幼稚園に送り、私は職場に向かうという、いつもの出発前の時間。身支度をしながら、頭の中では仕事のスケジュールを考え、息子がもう出られる状態なのか目で確認し、心の中では「洗濯物を干しばかりだから指先が冷たい」って思い...そんなことが同時進行していた。 息子は、なんだかうちのおじいちゃ

        • 固定された記事

        3歳だった君からの

          ミスチルプレイリストをさらし合おう

          あきらとさんの企画に、今回も飛び入り参加。ほんとは、前回の「#同じテーマで小説を書こう」に勝手に参加できて、「たった1回でもおいしくてお腹いっぱい」ってなったのに、「ミスチル」ってワードが目に飛び込んできただけで「何の曲にしよう」とそわそわ&わくわく...自分の好きなことに注げるパワーって止められない。この前、親知らずを抜いて変な体力使ったせいか、今日もダラダラと過ごしてたのに、このテーマに向かって記事を考える私は「ダラダラってなに?」って思えるくらい無敵。 まずはバラード

          ミスチルプレイリストをさらし合おう

          ただいま

          一緒に帰る弟の髪の毛がハチミツ色だ。 振り返ると西日が眩しい。 「ゆうせい君ちはカレーかな」 弟と話しながら そっと うちの出窓の見てみた、あんまり期待せずに。 ボクが先に気づいてたけど 弟に譲る。 「お母さん、今日は残業なかったみたい」 カレーの香りはしてなくても おかえりの声が聞こえてきそう。

          ただいま

          夕焼け小焼け

          夕焼け小焼け

          声に逢っていた

          「あの人浮気してたらしい...」 あの人=彼氏なんだけど、もう彼氏なんて呼びたくない。呼びたくはないけど、別れることもできないままでいた。 「これからどうしていこうかなぁ」と考える前に、少しでいいから元気になりたいと思った。例えば、お腹がすいたら何食べようかと思えるくらいに。 どうやって元気になればいいのかわからないから、最近くだらないことで笑わせてくれた人を思い出していた。 思い出したのはある男友達。笑った内容は忘れたけど、電話で話しながら大笑いしたんだ。笑わせてく

          声に逢っていた

          先生への赤い丸

          noteを始めて2週間。書くのも楽しいし、読むことも楽しい。いろんな人の素敵な言葉や物語を発見すると、自然に口角上がり、「スキ」を連打したくなる。(もしかして連打できるかも?と思ってやってみたら、「スキ」が解除になったから慌ててもう1回押したのは私です。) ちなみに、私が書くことを「スキ」だと自覚したのは10歳のとき。 転校先の担任の先生が、毎日の宿題に日記を出した。正直、日記に書くような出来事を毎日なんて難しすぎると思った。それは11歳の娘も日記の宿題をやりながら同じこ

          先生への赤い丸

          コトバ遊び

          「私とはまるで違うとこが好き」 ってキミが言うから始まった恋なのに 今は 「私の好きとあなたの好きが違うの、いつも...」 と言ってボクを困らせる。 キミの言葉の意味がわからなかった 昨日のボクとは違うから ボクを試してないで こっちにおいで。 キミの機嫌を直せるのはボクだけ。 違ってたら言って。

          コトバ遊び

          あの恋=片思い

          3年間片思いしてた人は、とても面白い人。というより、いつも5,6人で遊んでるいるうちの1人で、その人が話をするたび私が勝手に笑ってた。だから友人にも私の片思いはずっとバレていたし、なんなら本人も気づいてたはず。私は必死に気持ちを隠してたつもりだったのに。 その人も片思いをしてた。相手は彼氏のいる女の子。その情報を知らなければ、私はさっさと告白してたと思う。でも友人から聞くその人の片思いの話は、いつも切なくて、思わず「わかる~」と唸ってしまっていた。だって私も片思いしてたから

          あの恋=片思い

          帰り道

          仕事まわされて残業、あの人とのトーク画面は消去、そういえばまた吹出物...夜道を歩きながら思い出してたことは、今日あったジメジメの出来事。 顔を上げると月が明るい。 思い出した。旅行の約束したんだ。カニ食べて、露天風呂にも入ろうって。 いいこと忘れてるって、優しい月明りが教えてくれた。

          「好き」よりも

          「だから、その言葉じゃなくて」 「違うの?」 なかなか会えない彼と 電話してたら嫌な空気になってきた。 「それ、酔っぱらうとキャバクラでも言ってるよね?」 「ちょっと否定できない」 「たまには聞きたいと思ったのに。」 少しの沈黙。 「どうしたの?」 「あっ、痛っっ」 「やっと言ってくれた」 「え??」

          「好き」よりも

          けんかはしない

          けんかをしたときの、仲直りって難しい。 難しいことを知ってるからか、そもそもけんかをしないように気をつけてきた。付き合いが長い相手なので、相手がどんなことで不機嫌になるのかを熟知していた。だからけんかになりそうになると、言葉を選んだり距離をとったりする。かといって、相手の機嫌をうかがいながら、ビクビクしていたということではないし、自分を殺して生活していたわけでもない。 2017年の春。けんかをふっかけられているのか、と思う出来事があった。それは大切に思っている相手であれば

          けんかはしない

          手紙

          「大好きな君を守りたい」 「なんか照れるんだけど...何から守ってくれるの?」 「デスガリアン」 5歳だった息子が 私の誕生日に送ってくれた手紙が出てきた。 「大好きなママを守りたい」って。 デスガリアンが現れたら 迷わずあなたの名前を呼ぶね。 昨日観た スーパーマンより強いんだろう。

          はじめまして

          ふぁに~と申します。 noteを始めると同時に140字小説をスタートさせました。 140字だけで、どれだけその物語の世界を伝えられるのかと 言葉を選んだり、話の展開を考える作業を楽しんでます。 読んでくれる人に共通の経験がなくても、ちょっと想像できそ うと思ってもらえたら嬉しいです。

          はじめまして