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物理的に離れるだけでなく、マインド的にも親から離れるということ

2018年7月26日に書いたブログ

【母がいなくても母ベースで考えてしまう私】


何か新しい仕事、自分の興味になったことをやってみようと考える時、そこに必ず母の亡霊が出てくる。



「そんなことやって何になるの?」

「あなたにそれが続けられるの?」

「できないんじゃない?」



祖母(母方の親)も、成人して、まだ会っていた頃、会う度に母と同じようなことを言ってくる。



「お金になるのか?」

「カタカナのつく職業はろくな職業じゃない。」

「○○さんの娘は銀行に勤めてるぞ。」(私の仕事は大したものじゃないというニュアンス)



こういう否定的な言葉を子供の時から言われている。


それが大人になった今も抜けず、無意識的に、これはやらないでおこうという答えを行動に移す前から出してしまっていた。



で、どうして自分が、それにチャレンジしないか深堀りしてみると、「お母さんが良い顔しないから。」とか「お母さんに怒られるから。」「祖母に批判されるから。」っていう理由だったり、実際に人にそう伝えて行動しなかったこともあった。




【今のパートナーの言葉で私の脳が覚醒する】



「どうして沙菜はいつもお母さん、お母さん。なんでもお母さんです!

沙菜はもう30歳を過ぎているし、自分の人生は自分で決めてね!

沙菜には自分の人生を歩いてほしいよ。

あと、僕のことを考えてほしい!沙菜と僕の人生にお母さんを入れないでください!」



当時私は実家に戻っていて、私は彼の家に無断外泊をくり返しして母の気分を悪くさせていました。


これ以上面倒くさいことにならないようにと外泊をセーブし始めた時に彼から言われた言葉です。


家に帰りたくないのに帰るという理由が、お母さんが怒るからということに、私以上に彼が危機感を募らせ、私を叩き起こしてくれました。


そして救われました。


その日、家に帰るつもりでいたけど、彼の言葉に目覚めさせられ、彼の家に泊まりました。


これは、私にとって、母と自分を断ち切る覚悟が決まったということを意味していたのだと思います。



彼からのお願いで、外泊する時は一言でいいから親に伝えて欲しいということでそれにも従いました。


ただ、以前と変わったのは、彼に会うことさえも、自分は今まで悪いことをしていると思っていたけれど、母と自分を切り離すことによって、自分は自分のしたいことをしているだけなんだ!という堂々とした気持ちになることができ、未来が明るく見えてくるようになりました。



【物理的にも、マインド的にも親を切り離すことが自分の人生を掴める第1歩になる】


私が10代後半からやっていたのは、親と物理的に離れることでした。


例えば一人暮らしをするだけの金がなかった時は住み込みのアルバイトをしたり。

それで貯めたお金で一人暮らしを始めたり。



それでも、上で話したように、母の亡霊が付きまとうんですよ。

距離も置いてるし、連絡もほとんどしないのにね。




それが、彼に"どうしていつもお母さんが出てくるんだ"ってことを指摘されて、あぁ自分の人生には自分だけじゃなくて母も歩いてたんだなって気付かされた。



母が私の人生という名のレールを用意して、「こっちに行きなさい。」「そっちは行っちゃだめよ。」って言って作ってきたんだなって。

自分で考えて作ることもなく、母が考えて作った。



私自身もどうやって作っていけば分からなくて、母の意見なしに歩くことができず、私自身も母を自分の人生の中に入れていたんだって。




今当時のことを振り返ると、そもそも私は考えるのがゆっくりなので、それを待てない母が痺れを切らして勝手に決めてしまっていたのだと思う。

自分で考え、自分の答えを出すという機会を失い、考えても考えても何も出てこない。だから母に聞く。




母が出ていかないのなら、私が追い出すしかない。

自分の人生が欲しいのなら。




その後、私は彼を説得して同棲をスタートさせた。


彼の実家に行くために2度も海外へ行った。ちなみにこれが初めての海外だった。


母を切り離せていかなかったらこれは実現できなかったかもしれない。




まだまだモヤモヤする部分はたっっくさんあるんだけど、自分の決めたことに後ろめたさを持つことはなくなったし、少しずつ自分のしたいことを見つけられるようになっています。

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