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Web3が生み出した作品制作へ携わる経験

日常生活を送っていると、エンタメの作品の制作に携わったと感じられることがない・少ないように思えます。プロのクリエイターでもなければ制作の現場にいられることはないですし、その人口は圧倒的に少ないはずです。

私(ジョン)は普通のSEでした。ゲーム業界に入り制作にたずさわるようになっても、エンタメサービスをお客様に届けるスタンスに明け暮れていました。
理屈の上では、TVで流れる映像作品のCMに流れている商品を買い、好きなアーティストのグッズを買うだけで、そのコンテンツに「経済的な貢献」をしたことにはなるのですが、提供者・お客様の関係でサービスを受けている感覚としてとらえるのが通常の感覚だと思えます。

しかしながら、昨今、Web3・ブロックチェーン・NFTが実現すると、この関係に明確かつ確実な変化が生じると考えています。各自はインターネットで使える、一意なお財布を持っています。そして、そのお財布で使ったお金・受け取ったお金がすべて可視化されるのです。その可視化は、提供者・お客様の関係から、共に作る関係に創作を変えていきます。

さらに、どんな役割を担ったというレベルの可視化ができる可能性もあります。関与したメンバーには特別なNFTを付与したり、Discord内で役割を称号としてお配ることがよく用いられる手法です。

私が進めようとしている文芸は長期間の構想と執筆を必要とするコンテンツです。これまでは、著者を中心とした提供者がサービスとして、お客様に提供していました。この関係性はもしかすると大きく変えることができるのかもしれません。

例えば、
毎週、小説の原稿がDiscord等に投稿されTwitterスペースが開催されます。Discord内ではコミュニケーションが巻き起こります。著者はそのフィードバックを受けて内容を調整するかもしれません。多くの目に触れることで自然と誤字脱字を指摘してくださる方が出てくるかもしれません。おもしろい原稿だと思ったら、SNSで拡散しバナーを作ってくれる方が現れるかもしれません。さらに、Youtubeで朗読をしてくれる方が現れるかもしれません。

この動きは現在NFTというイラストの作品ではすでに実現しています。
ストーリーのある文芸が描き出す人間の感情や自然の描写はイラストの何倍もの情報量を持っています。とても濃密なコミュニケーションの題材となる可能性を秘めています。
書籍の配信やプロモーションにつても、出版社が作り上げた商流をやすやすと乗り越えて、見たことのない広がり方をもたらすかもしれません。

はてさて、では、そのヒット作は誰が作ったのでしょうか?
著者一人ではできないこと、会社員である編集者ができなかったことです。コミュニティ一人一人がで成し遂げた明確なる制作への参加です。小説に関与したクレジットをいずれかの場所に印す権利があります。それはブロックチェーンのお財布になのかもしれないし、出版される本のあとがきなのかもしれませんね。

出版は不況です。本が売れないことには著者へ渡る印税や原稿料も少なくなります。では、本を単なる商品として売るのではなく、その制作過程への関与を付加価値にする時代がすぐそこまで来ようとしているのです。

私だけが提供者として閉じて、創作や配信をやってしまっては、個人事業主のおっちゃんが営む量産型ミニ出版社で終わってしまう。

コミュニティでコンテンツを作り上げられる環境にこだわりながらいろんな機会を作っていきたいと考えています。

とはいえ。ここまで盛り上げておいて葛藤もあります。
ストーリーの決定は誰がやるのか?!これは、コミュニティの多数決ではおそらく難しいでしょう。現実的にコミュニケーションの中で著者がどこまで汲むかを通して判断していく形になると思います。

でも、その門戸は最大限開くというのが、私と執筆の水無月さんの圧倒的なスタンスです。
共感いただけそうで、こういうところがやりたい!がもしありましたら、ジョンまでお伝えいただければ助かります。それでは、開始までもう少しです。しばらくお待ちください。


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