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活字コンテンツの最大級のメリットは圧倒的な「●●」にある。弱みを機会に変えていく。

皆さんこんばんわ、わふくストーリー編集部のジョンです。
今日は、活字コンテンツのメリットを考えてみたいと思います。

本題に入る前に、お知らせです。

私が主催する小説制作のプロジェクト「わふくストーリー」の連載と書籍の発行のためのクラウドファンディングが近づいてきました。十分な制作・プロモーション活動を行っていきたいと考えております。ご支援の程よろしくお願い申し上げます。
NFTによるクラウドファンディングでして、価格は0.005 ETH(約1000円)で 供給数は400、2023年3月11日(土)の午前中に開始の予定です。ちょうど一週間後ですね!

活字コンテンツの最大級のメリットは「●●」である。
初めてこんな感じで釣りっぽくタイトルを付けてみました。どんな動きになるのか楽しみです。いやさ、ここまで釣ってきてるんだから、生半可な内容は許されないなと思いながら3000字近い評論になってしまったっちゃ。

まず、結論をもったいぶらずに申し上げると、

活字コンテンツの最大級のメリットは「ストーリーを描く生産性」である。
というのが私の本日の主張となります。

私は何度も、活字のコンテンツでは伝播力がないので、イラストや動画を組み合わせることを考えてきました。

この考えは今でも変わっていません。ひと目見たときの情報として、活字コンテンツは読むのに気合が必要なので、やはり、イラストに軍配が上がります。コンセプトアートやキービジュアルなんて呼ばれるものは最たるものですね。活字コンテンツは明確にこの点に弱みを持っています。もちろん、活字のコンテンツにとって、すべての端々の情報を明確に伝えることは難しいです。ですが、読み手の想像力に補完されることで、その情報は高度にパーソナライズ化された情景を読み手に想像させることができます。

しかしながら、対する、活字コンテンツの最も有力なメリットは、一つの情報を書き出す際に、最小の情報量で、膨大な情報を読み手に与えることが出来る生産性の良さがあります。そのメカニズムが面白かったので、もう少し、お付き合いください。

では、イラストや動画はどうでしょうか?
この意味で活字の対局にいるメディアが動画ですね。すべての情景の情報の伝わり方は一つです。端々の画像だけではなく、音声情報までもすべてつくりてに委ねられています。そのため、解釈の一切ない像を伝えることが出来ると言っていいでしょう。

動画の問題は、その情報のすべてを作り手がプログラムする必要があることです。そうして、きちんとした映像を作るために膨大な時間を消費してしまいます。

更に、動画だと、解釈が一つであるために、パーソナライズ化された像を描くことができません。

例えば、

「かっこいいイケメン」

「絶世の美女」

これを万人に納得するように絵を作る、更に動かすことは非常に難しいです。さらに、品質の高いものを作るためには、制作に何週間もかかってしまいます。イラストにはイラストの良さがあります。それぞれのクリエイターが描き出した等身大のキャラクターはときに大きな感動を呼ぶものです。AIが発達してきても人が書くイラストは残ると思うし、イラストレーターという職業もなくなってほしくない。AIではないイラストレーターは何十時間もの時間を書けた微妙な筆さばきがあり、そこにかける、クリエイターの思い的な発信があることで、絵を観る僕らの熱量は高まっていきます。

ですが、当たり前にも、基本的にはイラストにストーリーをすべて表現させるのは不可能です。象徴的な絵からお話の片鱗は見えても、エンディングは分かりませんね。

活字で暮らす僕ら物書きにとって、世界を表現することは正直容易い。だって、他の人の脳みそを借りてきて表現する術なのだから、ある意味チートです。これによる制作時間あたりに伝えられるストーリー分量の高さ。これこそが、活字コンテンツに残された最大級の強みであり、瞬時にイメージを伝えられない、弱みをカバーできるかもしれない圧倒的な強みなのです。さらに、起承転結を持ち出したストーリーテリングを可能とします。

例えば、このNOTEの原稿は30分程度で執筆されています。この評論の内容を動画化して、音声まで付けるとなるとこうは行かないですし、細かい修正に途方もない時間を消費してしまいます。であるがゆえに、活字では、毎日、毎日、あるいは、毎週、毎週の発信を具体的な表現で行うことができるのです。

さらに、活字コンテンツの強さは生産性の高さだけにとどまりません。活字コンテンツで読者の想像の幅を持たせることも可能ということです。人による解釈余地が多少生まれる。このコミュニケーションは、熱量高いコミュニティを育むのだと考えています。

読書会って行ったことありますか?
私は結構行っていました。ゲーム業界に入る前のお話でかれこれ10年以上前のことですが、同じ本を持って集まって、5人ほどのテーブルで意見交換をするのですが、他人の解釈に触れられるのはとても楽しかった記憶があります。

ちなみに、読書会に行くなら、ビジネス書より文学の読書会のほうがおすすめです。人による感想や視点の幅広さの桁が違います。読書会で仲良くなった参加者とプライベートでも遊ぶようになっていったのです。
ここまで、わふくストーリーもやれると良いよね。

あれ、活字✕コミュニティって実は最強じゃね?誰だよ、活字はオワコンだとか云ったやつは、お尻ペンペンしてやる。(マゾヒスティック者除く
以上、活字コンテンツの最大級のメリットは「ストーリーを描く生産性」である。というお話でした。

さて、来週、この時間にはクラファンSBTがミントされている頃です。どうでしょうか?完売してますかね?まだ売れ残ってて、グッサリ来てるかも知れません。

SBTなので、投資的な価値はありません。
おそらく買ってくださる方は、文芸の可能性を信じていただく方が多いとおもいます。このコミュニティはNFTプロジェクトの中にあってやはり異質であり、活字文芸を題材としていることから、熱狂を生むことが出来るんじゃないかなと僕は思っています。

では、今日はこれからNFT関係者とのオフ会のため東京へ行きます。楽しみです。お会いいただける方よろしくお願いします。そして、皆様、良い一日をお過ごしくださいね。

音声版も追加しました。


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