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ただの主婦がwebライターで個人事業主になるなんて

個人事業主とか開業とか、私の人生に交わるものではない世界線だと思っていました。開業って「パン屋さんになる」「服をデザインして会社を作る」とか、そんなイメージしかなかったので今も信じられません。

私が開業届を提出したのは「子どもの保育園を継続するため」だけ。保育園に入所するには、就労証明が必要です。しかし、保育士を退職して無職になったため、次の就職先が決まらなければ子どもは退園を余儀なくされます。

「webライターとして働いている」と言っても、業務委託で仕事をもらっているだけなので、クライアントから就労証明書はもらえません。しかし、開業届があれば「自分で事業をしている=保育園の利用資格がある」となるのです。

ドキドキの開業!「私ごときがすみません」としか思っていなかった

私のなかでとっっっってもハードルの高い作業でしたが、ほかに選択肢もないため開業届を提出しました。幼稚園に転園させることも考えましたが、長男が年長だったこと、ガッツリ稼ぐために作業時間が必要なことを考慮して、保育園の継続を希望しました。

まったくの無知からなので、とにかくGoogleで情報収集…。開業届自体は「これで終わり?」「この紙1枚で個人事業主なの?」といった感じでした。提出したあとは、なんだか気分があがりパスタを食べてスキップしながら帰ったことを覚えています。

気になる周囲の目…「ただちょっとパソコンであれこれですぅ!」

個人事業主になった事実はあっても、実力が伴っていないため周囲に公にできませんでした。夫には「保育園を続けるために仕方なく…」と、乗り気ではないことを全面的に主張。

そして周囲からは「次はどこの保育園で働くの?」と聞かれ、その度に「しばらくはゆっくりするかな~?」「パソコンで…適当に在宅で軽く…」なんてごまかしていました。

ただ、webライターとして軌道に乗った今でも「私は個人事業主なの!」と公言することはありません。そもそも「仕事何してるの?」と聞かれて「webライター」と答えることもないんです。なんか説明しにくいんですよね…。

幸い、新型コロナウイルスの流行で在宅勤務が主流になったこともあり「在宅で」と答えるだけでなんとなく理解してもらえるようになりました。今でも自分が個人事業主だなんて信じられませんが、今の時代は割と多いのではないかと思っています。未来はなにがあるか分からない。もしかしたら数年後、法人を設立しているかも…?