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日本の伝統文化に関わるセールスライティングをしたいんです


“ピンポーン”と玄関のチャイムが鳴ったので、出てみると
私宛の荷物が一つ。

先日の姪の七五三でお祝いをあげたので、
そのお返しの内祝でした。

「着物姿、可愛かったな」と写真を見返していたら、
ふとあることが頭をよぎりました。

それは、着物を始めとした日本の伝統文化に携わっている方たちの
商品やサービスのセールスライティングをしたいなと言うこと。

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私の母は長野県岡谷市の出身です。
そこはかつて製糸所がたくさんあった場所。

今はなくなってしまったと思いますが、私が子どもの頃には
駅から祖父母の家に行くまでの30分くらいの間に
2つの製糸所がありました。

夏休みに遊びに行くと、必ず祖母が駅まで迎えに来てくれていて、
家まで一緒に歩いて行くのがいつもの決まり。

製糸所の裏の道を歩いていると、換気扇からは“モワッ”と
温かい蒸気と一緒に、繭を煮る何とも例えようのない臭いが
漂ってくるんです。

キツイ臭いが苦手な弟が「あそこの道、臭いから通りたくない」と
その場所を通る前から目に涙を浮かべていたのを思い出します。


製糸所があれば、呉服屋さんもあるもの。

祖父は祖母によく着物や帯などを買っていたとのことで、
呉服屋さんの外商の方と仲良しでした。

その呉服屋さんは、伯母たちや母が社会人になってからも
よく祖父母宅に遊びに来ていたので、伯母たちも母もいろいろと
買っていたようです。

なので、母は目が肥えていて、今でも着物箪笥には、
素敵な着物や帯が何枚もあります。

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その影響もあってか、私も着物好き。

以前、総務経理として呉服屋さんで働いたことがあったのですが、
そこは本社だったので、仕入れた反物をいち早く見ることができました。

職人さんの細かい手仕事で作られた、門外不出の型紙で
模様が施された「江戸小紋」、
パッと目を引く鮮やかな色や大柄な模様が特徴の「紅型」、
先染めの絹糸を手織りして作られた艶やかな「大島紬」、
黄八丈に久留米絣、結城紬・・・・。

帯も名古屋帯、袋帯に丸帯とさまざま。

そこに、組み合わせ次第で装いの印象をガラッと
変えてしまう帯揚げと帯締め、
袖口からちょっとだけ見える長襦袢の色や柄、
歩いた時に裾からチラチラッと見える八掛の色などを想像し始めたら、
仕事なんて全く手につかなくなるほどでした。

どれも見ていると時間を忘れてしまうほど、素敵な物たち・・・。

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着物を着てみたいけど、なかなか手が出せないという友人たちに
話を聞いてみたところ、
・一人で着られない
・着るのに時間がかかる
・着た後のお手入れや保管の仕方がわからない
などの理由がありました。

確かにその通り。
私も一応一人で着られますが、お手入れのことを考えると
日常から着ることはありません。


以前デパートの呉服屋さんに寄った際、ここ最近は着物を着る人の
人数も減ってきていると聞きました。

職人さんの手仕事について、それぞれの商品についての歴史や特徴などは
インターネットを探せば多く出てきます。

なので、それらをなぞるのではなく「着物をもっと楽しんでみたいな」と
思う人が増えるようなセールスライティングをしたいと思っています。

どこにその機会はあるかしら?
いろいろと探してみよっと。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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