流行に流されるな、流れが来るのを待て。
SNSが主流になり、流行が移り変わる速さに、さらに拍車がかかっている気がする。
人は、画面を縦にスワイプし、目と耳に入ってくる情報をキャッチするようになった。
そこで、考えてみてほしい。
1年前、何が流行っていたか?
何の動画が、誰がバズっていたか?
思い出せるだろうか。
かなりの難題ではなかろうか。
そう、今の時代は、移り変わる時代なのだ。それもとっても速く。光の速さで。
1年後にも残っている確固たる人気や、大きな地位でさえも、築き上げることが困難になっている時代なのだ。
では、それはどうしてなのか。
どうして「バズった」時の影響力は、とてつもないものなのに、その影響力は衰退し、とっかえひっかえに色々なものが姿を表しては、消えていくのか。
私は、こう思う。
「出来上がっていない」からだと。
あくまで「流行」であるからだと。
さまざまな思考を凝らして「作り上げられた」ものや、長い時間をかけて「積み上げられたもの」「積み上げ続けられている」ものなら、そんな簡単に「流行」の影響を受けたりしない。
長きにわたって続くような、信頼されるもの、サービス、技術、人間性を作り上げられる人に、総じて言えることがある。
それは、「継続」だ。
「今はこれが来ているから」
「今は〇〇がバズっているから」
旬な情報をキャッチすることは、もちろん、ビジネスでも重要だ。
しかし「流行」は、その名の通り、良くも悪くも「流れ行く」。
だから、その流れに乗った場合、自分も行ってしまう。
つまりは、目先の利益や快楽を求めて、かなりリスキーなことをしている、ということである。
「本物」は、そんなことは求めない。
「自分ができること」を理解し、
流行を気にしつつも、同じことを、または昨日より1mmだけでもレベルの高いことを、やり続ける。
川のど真ん中にどっしりと構える、大きな石のように。
そして、いつか流れが来る。自分の元に。
その時には、自分に強固な土台が築き上げられており、来た流れに乗ったりはしない。平然といつも通りのことを一生懸命やっているだけである。
そうして大きく、固くなった石には、大きな流れが来ると、大きな水飛沫を上げるようになる。
よりたくさんの水が流れてくるようになる。
つまり、多くの人が、支持してくれる、
信頼してくれるものやサービスを提供できる人間に、
自然となれているのだ。
だから、いつまでも流される小石のようにならなくていい。
自分でできることを。
ただひたすらまっすぐに。
続けているひとにしか見えない景色がある。
1日くらい休んだって、石は小さくならない。
また明日、同じことをやればいい。
何年後、自分の未来が楽しみで、いまからワクワクしてたまらない。
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