ファンを作ることで広がる可能性

突然ですが、1：5の法則って知っていますか？

これはフレデリック・F・ライクヘルド氏という人が導きだした法則で、新規顧客に販売するコストは、既存顧客に販売するコストの5倍が必要であるという法則です。

さらに5：25という法則もあります。これは5%の客離れを防ぐことができたら、25％もの利益が改善できるという法則。

顧客との長期的な関係は、長期的な利益にもつながることを表した法則です。

新規顧客の獲得も大切だけど、それ以上に大切なのは取引をしてくれた既存顧客の存在。購入してくれた＝ゴールではなくて、購入してくれた＝関係構築のはじまり。

この関係性を表すものが、LTV（顧客生涯価値）と言ってマーケティングで注目されています。

商品やサービスの満足が継続につながるわけではない

顧客との関係を継続していくことはビジネスに大きな影響を与えることが法則からもわかりますが、顧客との関係継続は簡単にできるものではありません。

なぜ？

それは、モノが市場にあふれているから。

現代はモノがたくさん出回っているので、代替品はいくらでもあります。だから、商品に満足しても不安を覚える対応があったり、不信感を抱くことがあれば、客離れはあっという間。継続にはつながりません。

現代の人は“モノ”よりも、“コト”に重点を置いていることが購入の動機に反映されているのです。

目指したいのはロイヤルカスタマー

ロイヤルカスタマーというのは、商品やサービスだけではなく、企業やブランド、対応力にまで絶大な信頼と愛着を寄せている顧客のことを指します。

1回の購入だけではなく、長期的に愛着を持って購入してくれる人です。

例えば、インスタグラムを見ても、ニトリや業務スーパー、コストコ、無印良品、スタバなど、そのお店の商品を顧客が紹介する投稿ありますよね？

こんな感じの素敵な投稿とか

カスタムして飲みたくなっちゃう投稿も

そう。

ロイヤルカスタマーは、継続して購入してくれるだけではなく、ほかのユーザーにもおすすめしてくれるんです。

しかも、企業の人じゃないからこそ、広告らしさや売り込みがなく、顧客目線だからユーザーの信頼度も熱い。

企業が発信するよりも反響が大きいので、ロイヤルカスタマーの存在は企業にとって集客やマーケティングの手助けにもなる存在なんです。

「あなたのファン」ロイヤルカスタマーを作る

でもロイヤルカスタマーって、企業の商品やサービスに限りません。あなたそのものでも作れます。

企業に勤めているなら「あなたにしかできない仕事」を提供する。経理部や営業部とかの利益の有無は関係ない。あなたのスキルを提供して上司や同僚、クライントに「誰でもいいわけじゃなく、あなたに頼みたい」と思ってもらえたら、あなたにとってその人がロイヤルカスタマー。

あなたに信頼を寄せて、愛着を持ってくれたら、ほかの人が現れても「あなた」に仕事が来るし、「あなた」の素晴らしさを周囲の人に伝えることだってあります。

仕事に限った話だけじゃありません。もし、あなたがスキルを持っていたり、ほかの人よりも好きなものがあれば、それを発信し、提供していくことでロイヤルカスタマーを作れます。

YouTube動画や音声コンテンツ、ブログやSNSで発信すると、フォローしてくれたり、更新のたびに見に来てくれたり、コメントくれたり、シェアしてくれたり・・・そんな人がいてくれたら、その人があなたにとってのロイヤルカスタマーってことなんです。

ロイヤルカスタマーはあなたの成功をサポートしてくれる

もし、あなたにロイヤルカスタマーが現れたら・・・どんどん可能性が広がると思いません？だって、応援してくれる人、協力してくれる人が現れるってことだから。

素敵な関係構築を目指していきたいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました♬