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マキシマリストの家族と共生しながら、身軽になる3つのコツ

「ミニマリスト」などと名乗っていますが、実は私の家、自室以外には結構ものがあります。それは家族がマキシマリストだから。

家族がマキシマリストで、片づけが進まない。
モノ減らしの初期にはあるあるな悩みでしょうか。本日は、私がどう家族と共生して来たかをお話ししたいと思います。

※共有スペースの片づけは、一旦諦めています。引っ越しなど、強制力を働かせても納得を得られるだけの理由がない場合、気長にいこうというお話です。

マキシマリスト家族と共生する3つのコツ

私の考える、家族と共生しながら自身のミニマリズムを実現するコツは、大きく分けて以下の3つです。

1.まずは自分のスペースを粛々と片づける
2.人のものは勝手に捨てない、片づけを強要しない
3.気長に、ゆるく、楽しんで行う

1.まずは自分のスペースを粛々と片づける
→自分の「身軽になりたい、新しくなりたい」という気持ちを尊重し、ストレスを軽減するため。
なお、自分のものを捨てる時は「これ使う?」と家族に聞かずにひと思いに捨てること。マキシマリストなら十中八九「うん、とっといて〜」と答えるでしょう。ゴミ袋の中身も、極力見せない方が楽です。

2.人のものは勝手に捨てない、片づけを強要しない
→相手を尊重するため。勉強しようと思っていた時に「勉強しなさい!」と言われると、やる気がなくなりますよね。

3.気長に、ゆるく、楽しんで行う
→無用な反発、軋轢を生まないため。人間は変化を恐れる生き物だから。

マキシマリストの家族と片づけに向き合うことは、とてもデリケートな課題です。

人がものを増やす時は、実は「もので心の隙間を埋めている」ことが多いから。ものがあることで、安心感を覚える人もいます。長年それに慣れて来た人が自分の意思によらず突然それを奪われた場合、ショックを受けることは容易に想像がつきます。

突然家を片づけはじめて家族と確執が生まれるのは、このためではないでしょうか。

人間は変化を恐れる生き物。特に共有スペースの片づけは、急激に行うよりも日々少しずつ行う方が、刺激が少なく安全です。

このような話をすると、避けて通らねばならないことのように感じるかもしれません。  

しかし、もしあなたが片づけたいと思うのなら、その過程におけるご家族とのやり取りはあなたとご家族にとって必要な過程なのかもしれません。

「お母さんも捨てればいいんでしょ!!」事件

分かったようにこんな文章を書いている私も、片づけの過程で何度も家族とぶつかっています。
数年前の年末大掃除、ダイニングを片づけていた時のこと。その物量の多さに、私は無性に腹が立ってきました。

「何で!? 何で、このおせんべい7袋もあるの!?」

字面だけ見ると、だいぶまぬけですが……
突然ブチ切れた私に母は唖然とし「何もかも捨てて、お母さんも捨てればいいんでしょ!!」と泣き出しました。

その後「何でそんな考えになるの!? お母さんは私が新しくなるのが嫌なのね!」などと、さまざまな思いをぶつけ合うこととなりました。

大量買いされたせんべいたちの末路

母は「まとめ買い族」です。私も以前はそうだったので分かるのですが、普段使っているものが安売りされていると「どうせ使うから安い時に」と大量に買います。

おせんべいは乾きもの。確かに日持ちしますが、買い置きして時間が経つと、開封していなくても湿気ているということがあります。※安心してください。オーブントースターで焼いて食べます。

私のブチ切れは、それまで溜め込んだモヤモヤが爆発した結果。
しかしこの時のベター(ベストではなく)な伝え方は、ブチ切れることではありませんでした。「せんべいは確かに日持ちするけど、湿気ることもあるから、少しずつ買うのでもいいかもね」と穏やかに伝えるべきだったと思います。

「ノーンの好きなおせんべいだから」と買ってきてくれた母にブチ切れたことに、後々まで心が痛みました。

さて、この出来事の少し後、大きな気づきが訪れます。
ある人から「それはあなたたちにとって、親離れ子離れに必要な過程でしたね」と言われたのです。目が開くような思いでした。

私は就職に失敗するなど、親に負担をかけた期間が長いため、自分が親離れできていないという発想しかありませんでした。しかし母もまた、子離れが済んでいなかったのです。

片づけ度、逆転?!

この出来事をきっかけに、母と私はお片づけの落としどころを少しずつ探りながら、共生する段階に入りました。遠慮しながらものを捨てていた私は、ある程度堂々と片づけるようになり、しかし「人のものを勝手に捨てない」を最低限守ることで、大きなトラブルにはなっていません。

数年間気長に片づけ続けているうち、母にも変化がありました。
以前なら保管していたようなものを「これ、要らないね」と自ら捨てるようになり、以前に比べてまとめ買いも減ったのです。

私は私で「○○買おうかと思ったけど、余計なもの買ってもね〜と思って、やめたのよ」と言う母に「使うものなら、買えばいいんじゃない?」と余裕の返しができるようになりました。

もしあなたが、3つのコツを意識してもご家族とぶつかるなら、それはご家族の中で解決すべき課題に向き合うための過程なのかもしれません。

まとめ

壁に向かって強くボールを投げると、その分すごい勢いで跳ね返り、場合によっては怪我をします。

今の落ち着いたお片づけスタンスは、ただ闇雲に「片づけて!!」とイライラしていては築けなかったものです。

まずは自分のスペースを粛々と片づけ、相手には強要しない。人のものは勝手に捨てない。そして、気長にゆるく、楽しんで行うこと。
ぜひ意識してみて下さい!

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ミニマリストライターブログに書いていたようなハウツー記事を、実験的にnoteで書いてみることにしました! ご感想などありましたら、いただけますとうれしいです^3^

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