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からだの急激な変化に戸惑った妊娠中期の記録

既に妊娠後期に入っている私だが、忘れないうちに妊娠中期のあれこれを記録しておきたいと思う。

1、デリケートになった私のお肌

妊娠前までは、わりと肌は強い方だったのだが、妊娠中期からかなりデリケートになった。具体的には、化繊の服が痒くて着れなくなった。ゆえにそれまでは高いだけで何が良いのかよく分からないと思っていたオーガニックコットン100%みたいな服を着るようになった。

2、「あ...動いた」なんてもんじゃなかった胎動

「胎動」という言葉自体は妊娠前から知っていたけれど、それはよくテレビなどで見る「あ、今動いた...」みたいな「時折訪れる幸せの瞬間」というイメージだった。妊娠初期こそそんな雰囲気の胎動だったが、妊娠7ヶ月頃は、なんかこう、思っていたのとちょっと違った。頻繁にぐりんぐりん動くのだ。「あ、今動いた...」っていうよりは「おお〜今日も元気に動いとるな〜」てな感じだ。

3、つわり後(6ヶ月の頃)にだけ訪れた異常な食欲

つわりが終わって体調も落ち着いてきた妊娠6ヶ月頃、異常な食欲だった。ラーメン+餃子+チャーハンという男子高校生かみたいなお昼ご飯をよく食べていた。カレーライスは二皿くらいぺろりとたいらげ、体重が1ヶ月でなんと5kg近くも増えてしまった。検診でこれからは1ヶ月1kgのペースにしてくださいねとたしなめられ、この留まるところを知らない食欲をどうすれば...と思っていたのだが、これが不思議なことに7ヶ月の中頃には落ち着いてきた。お腹が早く大きくなったので胃が圧迫されはじめたのだろうか。何はともあれ、あのまま1ヶ月5kgペースで太っていたら大変だったので良かった。

そういえば、妊婦は太るものだという概念があるからか知らないが、妊娠してからというもの、結構普通に「太ったね」と言われる。これ妊婦じゃなかったら面と向かって太ったねなんてあまり言わないと思うのだが。うちの夫は私を見て「おすもうさんみたい」とか「アメリカの太ったお父さんみたい」などと言ってくるのだが、どうやらそこに悪意はないらしい。妊婦らしくなってきたという意味合いなのかもしれないが、こちらとしては、実は少し傷つくのである。全然笑えない。そう、いくら妊婦とて、やっぱり綺麗でいたいものなのだ。膨らむお腹に幸せを感じる一方で、変わり果てた自分のからだ(とくに横からみると愕然とする)に衝撃を受けるのだ。だからどうか、面と向かって太ったと言わないで欲しい。

4、急に痛み出した骨盤

前回の記事にもちらっと書いたのだが、6ヶ月後半〜7ヶ月頃から左の骨盤が痛くなった。なぜか左側だけなのだが、ひどいと歩くのもままならないくらい痛いときもあった。だが、骨盤ベルトをすると治るのだ。これには感動した。今では、お出かけの時の必需品となっている。

5、恐竜になった私の足

妊婦がむくむというのは、私は自分が妊娠するまで知らなかった。(有名な話なのだろうか?)ちなみに私は、妊娠するまで足がむくみにくい体質で、むくむというのがどういう状態なのか、いまいち分からなかったのだが、妊娠中期の自分の足を見てびっくり。
「まるで豚の足だ」→「この足、象じゃん」→「ぎゃー!恐竜!恐竜の足に...!」といった具合で、足が日を追うごとにパンパンに腫れ上がっていった。私のくるぶしはいずこへ?という具合だ。持っていた靴はほぼ全てがサイズアウトし、最終的にはビーサンすら入らなくなった。

この浮腫み方はまずいのでは?と不安になり、妊婦検診のときに先生に相談してみたのだが、先生も助産師さんも口を揃えて「あ〜妊娠中は、むくむんですよね」といった反応だった。どうやら、これくらいの浮腫みは標準らしい。何か解消法があるのかと思いきや「妊娠中はむくむんです」以上、だった。妊娠中のむくみは、甘んじて受け入れるしかないのだと悟った。

6、猛烈な痒さに襲われた頭皮

暑くなってきたこともあるかもしれないが、頭が猛烈に痒くなった。もう、掻きむしらずにはおれないくらいの痒さなんである。それも一日中だ。これには結構まいってしまった。かゆいし、フケも出るし、なんて不潔な...。でも抗うことのできない痒さ。これはどうにかせねば!とすぐさま皮膚科へ。そこで先生に言われた。

「妊娠中は、痒くなるんですよ。」
なんかどこかで聞いたセリフだ。妊娠というのは、妊娠しているから仕方がない、妊婦とはそういうものだという事柄のなんと多いことか。先生は、気休め程度に塗り薬を出してくれたが「一応出すけど、出産までは痒いと思いますよ」と最後に念押したのだった。

7、お腹、ぶつける問題

妊娠中期になり、急にぐんとお腹が出てくると、自分のからだの幅を把握できずに、いろんな所にお腹をぶつけるようになった。よくあるのは扉だ。何の気なしに扉を引いた時、お腹に扉があたり「あ...」となる。狭いところを通る時、腹だけぶつけるということもある。
あと、料理をするとき、コンロの前に立つとお腹が暴れ出すことが度々あった。どうやら、腹の位置がちょうど火の真ん前になり、熱いらしい。確かに、コンロの前に立っていると、ぽーんと出たお腹は、結構に火に近いのだ。お腹の子には度々驚かせてしまい申し訳ない気持ちだが、こちらも初めてのことでなかなか自分の腹囲を把握できずにいるのでどうか許して欲しい。今ではコンロも真正面ではなく少し斜めに立って調理するようにしている。


ざーっと妊娠中期のことを思い出せる限りで書いてみた。今はもう妊娠後期なので、忘れないうちにまた後期のあれこれも書きたいと思う。

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