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赤ちゃん性別判明の現実

性別が分かるのはだいたい妊娠5ヶ月〜と言われているそうだ。
だから、私は5ヶ月後半(19週)の超音波検査を心待ちにしていた。

待ちに待った検査日。
お腹に超音波の機械をあて、大きさを調べたり異常がないかなどをチェックしている先生を邪魔してはいけないと思い、しばらく沈黙して見つめていたのだが、そうしているうちに、なんと先生が「うん、赤ちゃん元気ですね〜」と言って、検査を終わらせようとしたのである。(性別!!!)

「あの!!せ、性別分かりますか?」と焦って訪ねたところ「あ、はいはい性別ね、ちょっと見てみましょうね〜」とお股のところを映し出す先生。ドキドキしながらモニターを見つめるが、私には黒と白のぼんやりとした映像にしか見えず、どちらなのか分からない。


「うーん、今日のところは女の子ですね。」

きょ、今日のところは?!
まあ、見えないということなのだろうが「今日のところは」と言われてしまうと不安である。隠しているだけかもしれないし、小さすぎて見えないだけかもしれないし(←)もし性別が分かれば名前を決めよう、とかあのグッズを買おう、とか思っていたのだが、今回のコメントでは何とも心もとないので、やはり性別は次回の検診まで待つことにした。

そしてようやく迎えた6ヶ月後半(23週)の検診である。
「あの、性別は、どうでしょう?」
「はい見てみましょうね〜。うん、そうねえ、今日は見えないね。」

やはり「今日は」なのか。これは、このまま生まれるまでこのように言われ続けるのでは?という気持ちになってくる...

もうこれは、女の子だと思ってしまおう、これで万が一もっと先になって男の子だということが判明したら「今までどこに隠しとったんや!」と笑い話にしてしまおう、と決めた。

そして名前を決めたり女の子用のベビーグッズをちょこちょこ買い始め、そうこうしているうちに次の検診日、7ヶ月後半(27週)になった。一応、再確認してみる。

「あのー‥せ、性別は...」
「そうですねえ、見えないし、ここに線があるから、おそらく女の子でしょう」

おお。少しコメントが進歩している。女の子に近づいている。きっとここの先生は最後まで断定はしてくれないのではないかという気がするので、私はもう周囲に性別を聞かれてもハッキリ女の子だと答えている。

我が子の性別判明はこんな感じだった。本当は夫に「性別は◯◯◯でした〜(ジャーン!)」みたいな、流行りのジェンダーリビールケーキ的サプライズがしたかったところだが、現実には「今日のところは女の子っぽい」→「女の子の可能性が高そう」→「たぶん女の子!」→「もう女の子ってことでいいよね?!」と数ヶ月に渡って報告するという具合になったのだった。

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