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商売の鉄則は「支払いは早く、受け取りは遅く」にあり?

おはようございます、ひらっちです。昨日から原稿に追われておりまして、ちょっとお疲れ気味の週初め。早朝から2本の原稿を書き上げたので、ちょっと一息ついてnoteの更新をしようと思います。ふう。そして午後からは取材に出掛けます。なんだか週の始めからバタバタですね。

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

■運転資金をきちんと確保することは、当たり前ですがビジネスの基本です

あらためまして、ひらっちです。今日は「フリーランスの運転資金」について書いてみたいと思います。

みなさんは、「運転資金」って言葉、ご存知ですかね?

運転資金とは、経営を行うにあたって必要な資金のことです。回転資金とも言われるようですね。この運転資金がちゃんと確保されているかどうかを確認することは、ビジネスをする上でとても大事です。

だって、この運転資金がなくなれば、それはつまりジ・エンドということですから。

だから、個人事業であれ会社であれ、せっせと売上を立てるために努力するわけですが、実は困ったことに、会社は黒字だけど、この運転資金がなくなってしまうという状況が発生したりします。いわゆる「黒字倒産」というヤツですね。

売上は、その業務が完了した時に計上されます。たとえば「ひらっちさん、この仕事が完了しました。請求書を送ってください」と言われれば、その時点が売上が計上されるタイミングになるわけです。

でも、実際の入金があるのは、しばらく先の話です。すると、売上はあるにも関わらず、手持ちの資金は増えていないという状況が生まれてしまうわけです。

この入金までのタイムラグがとても恐ろしい! その間も経費はいろいろと掛かっているわけで、気が付けば入金までに手持ち資金がなくなった!なんてことが起こりかないわけです。

ということで要するに、代金回収のサイクルが遅くなると、キャッシュフローが悪化し、運転資金がショートする可能性が出る。そのため、キャッシュフローを健全にするためには、支払いはできるだけ遅く、受け取りは早くすることが大事、というのが経営の鉄則なわけですね。

ただ、この鉄則は十分理解したうえで、僕は全く逆のことをやっています。あえて「支払いは早く、受け取りは遅く」しているのです。

一体、なぜでしょうか?

■あるフリーランスが発した言葉で、セオリーを無視することにした

「A社さんは、ギャラは渋いけど、支払いがとにかく早いから助かるよ!」

これは、ある取引先Aの忘年会で、同業のフリーランスの人たちと話していた時に出た言葉です。

僕はその一言に、思わず目から鱗が落ちる思いがしました。そうか、と。

以来、僕は、資金的に余裕があるときは必ず「支払いは早く、受け取りは遅く」を貫くようにしています。

もちろん、通常の商売の鉄則からすれば逆です。「支払いは遅く、受け取りは早く」がいい。手元のキャッシュがなくなってしまうリスクが減りますからね。

ただ、それは手元資金が少ない状態でのお話。逆にキャッシュに余裕があるのであれば、むしろ早く支払ってあげた方が、気持ち良く仕事をしてもらえる可能性が高いわけで、メリットが大きいと気づいたのです。

大手企業の理論を振りかざしても、フリーランスや個人事業主の世界では通用しません。信用力のある大手企業であれば、支払いが遅くても「まあそんなものか。つぶれることもないし、大丈夫でしょ」という判断になりますが、個人事業主であればそうはいかない。

「あそこは支払いが遅い」という評判が立てば、それをよく思わない取引業者が出てくるのは当然の流れです。

■まとめ

自分が「早くお金を払ってほしい」と考えている通り、取引相手も「早くお金が欲しい」と思っているわけです。だったら余裕があるときは、労いとともに、早くお金を支払ってあげるようにする。それだけで信頼関係が生まれ、「この人のためにはいい仕事をしよう」と思ってもらえるのであれば、少し早く支払うことなんて造作もないことです。

もちろん、ビジネスの鉄則も大事です。キャッシュが枯渇しないようにするのは、経営の最重要課題ですから。ケース・バイ・ケースという側面もあるでしょう。

ただ、常に大事にすべきは「相手が気持ち良く仕事ができるようにすること」。こういう考えでいろんな人たちを仕事をしていけば、きっとビジネスがうまく回っていくと思いますよ!

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