見出し画像

日本人は貯蓄大好き!…という常識。あなたは本当だと思いますか?

おはようございます、ひらっちです。今日は朝から原稿を書いて、その後はタマネギの苗を定植しようと思います。近頃は全然雨が降らないので困ったもんですが…。

<いつものように簡単な自己紹介です>

僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。

このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。

現在、『マイナビ農業』で不定期連載中。最近の記事はこちら。農業にご興味のある方、半農半Xに関心のある方はぜひどうぞ!(^^♪

■コロナ禍でも、1世帯当たりの貯蓄現在高は着実に増えているそうな。

あらためまして、ひらっちです。今日は「貯蓄」をテーマに書いてみたいと思います。

いきなりですが、皆さんは「貯金」って大好きですか? 

これはよく言われることですが、どうやら日本人は貯蓄が大好きな国民性のようですね。

総務省統計局の調査によれば、2人以上の世帯における2021年の1世帯当たり貯蓄現在高(平均値)は「1880万円」だったそうな。これは前年に比べて89万円のアップ。実に3年連続の増加となりました。

しかも、この金額は、比較可能な2002年以降で「最多」とのこと。コロナ禍で大きな打撃を受けた人がたくさんいる一方で、しっかりと蓄財している人も結構多いことがよく分かる数字です。

ちなみにこうした貯蓄や負債に関する詳しいデータが知りたい方は、ぜひ下記のリンクから統計局のホームページを覗いてみてください。なかなか面白いですよ。

上記の調査結果で、個人的に興味深いのは「貯蓄現在高階級別世帯分布」というグラフでしょうかね。

先ほどの「1880万円」という平均額を聞いて「え?みんなそんなに貯めてるの?」と驚く方が多いのは、この金額があくまで「平均額」だからです。

世帯分布を詳しく見てみると、貯蓄高の平均値(1880万円)を下回る世帯は67.6%(前年67.2%)。3分の2以上を占めています。

なかでも圧倒的に多いのが「100万円未満」の世帯。全体の10.5%を占めています。予想通りの結果かもしれませんが、富裕層が平均値をものすごーく引き上げているわけですね。

■「日本人は貯蓄好き」というのは、意外と「ここ最近」の話のようです。

おっと、今日の本題は、貯蓄額の分布のお話ではありませんでした。メインテーマは「なぜ日本人は貯蓄が大好きなのか?」というお話です。

世間では、日本人は伝統的に貯蓄率が高く「この伝統が足かせとなって個人の投資が広がっていかない」なんて言われます。

「日本人=倹約家=貯蓄大好き」という方程式が当たり前のように語られていて、僕自身も「日本の伝統だよねぇ~」なんて思っていたわけですが…。

……実は、そんなことはないようです。

先日、週刊東洋経済というビジネス雑誌で、こんな記事を見つけました。

記事によれば、どうやら日本人は「貯蓄とは縁遠い人たち」だったらしいです。1875年に始まった郵便貯金は、制度開始から20年経っても伸び悩み、1900年になっても、庶民の間では貯蓄マインドは極めて薄かったとのこと。

政府が必死になって貯蓄を推進していたというわけですから、なんだか「貯蓄から投資」と声高に叫んでいる現在からすると不思議な感じがします。そもそも「そこまで豊かな国ではなかった」というのが主因かもしれませんけどね。

■まとめ

要するに、「日本人は〇〇だ」といったイメージは、世間が作り上げたものであり、時代が変われば決してそうではないことはたくさんある、ということです。

その他にも、この手の決め付けって、世の中にたくさんあふれていますよね。「男は〇〇」「女は〇〇」「A型は〇〇」…。最近では「人は〇〇が9割」みたいな本もたくさん登場しています。「そんなわけあるかーい!」と思いながら、その手の本をつい手に取ってしまうという方も多いのでは?(僕も意外とそうだったりしますが笑)

「うん!そうそう!」なんて、占い感覚で楽しんでいるくらいなら特に害はないですが、大して根拠のない固定観念や、作り上げられた常識に振り回され、自分を無くしてしまうのは考えものです。

あなたの人生は、あくまで、あなたの人生。「世間の常識は、時代と場所が変われば非常識」くらいに考えておくと、生きるのが楽になるかもしれませんね。

以上、世間の非常識をひた走る、フリーライター兼農家からのアドバイスでした。常識に縛られないと、結構楽しいよ(^^♪

この記事が参加している募集

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?