週休3日制導入は「会社という存在」の終わりの始まり?
こんばんは、ひらっちです。今日は朝から農作業でした。新しく簡易のハウスを建てることになり、せっせとパイプを運んだり、畑に差し込んだり。普段あんまり使っていない部分の筋肉を酷使したせいか、午後からは体があちこち痛いです。。
<いつものように簡単な自己紹介です>
僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。
このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。
■塩野義製薬も、どうやら来年度から週休3日制を導入するようですね
あらためまして、ひらっちです。今日は「仕事」「働き方」をテーマに書いてみたいと思います。
コロナ禍をきっかけに、以前に比べてより柔軟な働き方を推進する企業が増えてきているようですね。
先日も、こんな記事が出たばかり。どうやら塩野義製薬では、来年度から希望者に週休3日制を導入するみたいですね。
週休3日制というと、なかには「単純に休みが増える」と思っている方もいるかもしれませんが、残念ながら「週休3日制導入」は「給与の減額」とセットになっているケースがほとんどです。
要するに「休みが増える分、給与も減らすよ」ということですね。そのため、「これは形を変えたリストラ策だ!」なんて声高に指摘する人もいたりします。ま、確かにそういった側面もあるかもしれませんね。
ちなみに先日、とあるインタビューでいち早く週休3日制を導入している中小企業の経営者さんとお話ししましたが、その企業では給与を全く減らすことなく、週3日休みを実現していました。素晴らしい!
徹底的な業務効率化を図ることで、売上を維持しつつ、しっかり休める体制を実現したんだそうな。すべての企業の週休3日制がこうあってほしいと願うばかりですが、なかなか難しいのが現実なのかもしれませんね。
■たっぷり休んでしっかり副業。で、会社の仕事に全力投球する意味って一体…。
僕が「週休3日制導入」で感じるのは「これがこのまま進んでいけば、既存の会社の在り方は、徐々に崩壊していくんじゃないかな」ということです。
記事によれば、塩野義製薬では来年4月から制度を開始するとのこと。そして、給与は週休2日に比べて8割程度になる代わりに、副業を認める方針だそうです。
もちろん、塩野義製薬には愛社精神を持って働いている社員の方がたくさんいると思います。ただ、もし僕が、副業でも稼げるくらいに優秀で、愛社精神に乏しく、純粋に経済合理性だけを考える社員だったとしたら、社会保険加入の恩恵をギリギリで受けながら、自分の力を副業に全振りするという選択肢を取ると思います。
正社員であることの経済的メリットは、会社が負担してくれる社会保険や福利厚生の恩恵を受けられる点にあります。
フリーランスになってみると痛いほど分かると思いますが、所得税などの税金よりも負担が重くのしかかるのが「社会保険」です。健康保険や年金にかなりの金額を取られている人も多いのではないでしょうか。
週休3日、週休4日…と、徐々に休みを増やしながら副業の時間を確保する。その一方で、サラリーマンの恩恵もしっかりと受け続ける。これが最もお得な人生戦略になる可能性が高いと個人的には思います。
このあたりは過去にも書いているので、気になる方は参考にしてみてくださいね。
もしこうした人たちが増えてくれば、「会社は一体、何のための存在なのか?」が問われてくると思います。
正社員の恩恵だけを享受し、力を注ぐのは自分の副業(というか実質的な本業)となるのであれば、会社という器の存在意義は、どんどん薄れてくるのではないか。週休3日制導入の記事を見て、そんな風に思った次第です。
■まとめ
いかがでしょうか? もちろん、現在のように「週休3日制を導入する企業が少しずつ増えてきた」といった状況では、大きな変化が生じることはないでしょう。依然として副業を認めていない企業も多いようですからね。
でも、時代は徐々に、しかし確実に変わりつつあります。これは事実です。だって、ずっと変わらない世の中なんて、絶対にないわけですから。歴史はいつも、変化の連続によって紡がれていくものです。
会社という存在は、今後どうなっていくのか? ある日突然絶滅するようなことはないでしょうが、「今のままでは存在しえない」ということは、ほぼ間違いなく言えるんじゃないかなと思います。
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