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チャレンジャーさんのTPS(ターニングポイントストーリーズ)

人生には山あり谷あり。時には悔しい思いもするけれど、それを乗り越えるとずっと楽しくなってくる。そんなチャレンジャーさんの物語です。
 

 鉄道が好きだ!そして鉄道会社で仕事をすることを誇りに思って、生きてきた。
 きっかけは大学生の時のアルバイト。学生でお金がなくって、はじめは新聞配達のアルバイトをした。しかし、新聞配達は朝がとても早い。そんなこんなで生活リズムが崩れていった。仕方なく、ほかのアルバイトを探すことにした。それが鉄道会社だった。初めての私鉄での駅員。魅力を感じたのは、その私鉄全線が乗り放題になるということ。だから、嬉しくって、楽しんでアルバイトを始めた。
 しかし、大学のほうはうまくいかなかった。大学4年のころに中退することとなった。その一方で楽しくなってきたのが駅員のアルバイトだ。正社員になろうと、日々頑張っていた。アルバイトとして働いて、2年が経過しようとしていたころ、後輩でアルバイトの子と同じタイミングで正社員になる試験を受けた。

 後輩は合格し、自分は落ちた。どうしてだ。何でなんだ。こんなにも鉄道の仕事が好きで、そして頑張ってきたのに。後から来た後輩に、あっという間に抜かれるなんて・・・・・。ショックだった。
 どうしたら、正社員になれるのか、ネットで検索する日々が続いた。そんな時、鉄道コンサルタント至道薫さんを見つけた。早速質問してみた。すると話の中で「最近正社員に合格したOOさん、コンサルしましたよ。」っとのお答え。やっぱりそうだ。ちゃんとその道のプロに教えていただくことが大事なのだ。実績もある人だし大丈夫だ、っと思い至道さんの指導を受けることにした。エントリーシートの書き方から、面接での話し方まで、丁寧に教えていただいた。例えば、鉄道会社の面接では、『鉄道マニアだ!』っとは言ってはいけない。なぜなら業務で仕事をするのであって、ファンだからって仕事をしていたのでは、仕事にはならないだろう? という目で見られてしまう。このように、鉄道業界の鉄則があるのだ。
 至道さんの指導をコツコツ受けてから半年後、ある私鉄の鉄道会社の契約社員に就職がきまった。嬉しかった。きちんと勉強してよかったと思っている。
 ここまでして、なぜ鉄道にこだわるのか。やはりそこには理由がある。統計上2018年度では、約253億人が鉄道を利用している。つまり少なく見積もっても、国民全員、2日に1日は鉄道を利用していることになる。それだけ多くの人達が利用する乗り物だからこそ、仕事のやりがいがあるというもの。そして鉄道は、楽しい乗り物。

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 鉄道はまさに、夢を売る仕事なのだ。実際に鉄道会社で働くことは楽しい。働く仲間も面白い人が多い。仕事を始めたばかりのころは、駅名が覚えられなく困ったこともあった。別の鉄道会社の乗り入れもかなりあって、日頃利用していない鉄道の駅名はいきなりは、なかなか覚えきらない。そんな苦労もあったが、今では次のステップにチャレンジしようとしている。
 プログラミングの習得だ。プログラミングをコツコツ勉強し、いずれは鉄道のシステム関係の仕事に幅を広げていきたいと思ってる。これからの時代、IT技術は必須だからだ。

 次の目標を明確に掲げ、常にチャレンジ精神を忘れない。そしてこれからもチャレンジし続ける、そんなチャレンジャーさんのお話でした。

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