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私にとって小説コミニュティーとは?

私は2017年から小説コミュニティーを運営しています。「運営しています」と格好良く言いましたが、私の中ではただその場所を設けたにすぎないと思っています。

4年間毎週末にメンバーとオンライン通話をしていますが、「私の方が気付かされることばかりです!」最近は特に、このコミュニティーメンバーがいたからこそ、私はこうして創作をしている!と断言できるくらい創作意欲をもらっています。

そんな私にとって大切で、今では最高なコミュニティーを作ったきっかけから、どん底に陥った過去について書いてみました。かなり長くなってしまいましたが…。

コミュニティーを作ったきっかけは?

私は今のコミュニティーを作る前にも、期間限定で小説のスカイプセミナーをやったり、リアルでお茶会をやったりしていました。小説家さんたちの役に立ちたいという思いは、最初はメルマガという形で始まり、そこからもっと近い距離感で関わりたいという思いから色んな企画をやり始めました。

それこそ、会える距離にいる人とは、個々人で会って小説について語り合ったこともあります。電話で定期的に小説の相談を乗りながら、モチベーションを保とう!みたいなことをしたこともあります。共同制作でKindle本も出しました。

今思い出すと、過去色んなことをとにかくやっていたんだと、自分で書いていて驚きました。

基本的に私は思いついたらやらないと気がすまない人なので、とにかく考えついたことを全部試していたんでしょうね。ありがたいことに、メルマガは300人以上の人が登録してくれていたので、その中から実際に繋がれた人は多かったです。

今は大半の人と切れてしまったのですが…。

実はそれが、コミュニティーという形を作ったきっかけの一つです。


数じゃなくて目の前の一人と向き合いたい!

メルマガをし始めた時は、「こんなにも多くの人が読んでくれている!」「こんなにも多くの人と繋がれている!」という事実に喜びを感じていました。

ですが、すぐにそれは虚しさへと変わります。

なぜならば、私対大勢だと、やりたいのにやれないことが増えていったからです。本当は一人ひとりの悩みに応じたことをしたいのに、人が多すぎてその数だけ悩みがあると、対応しきれない…。自分のキャパを超えていくので、待たせたり対応できない人がでてきたりして、次第にできることがなくなっていきました。結局それが原因で離れていく人もでてきました。

ならば、本当に繋がれる関係だけを築こう!

それがコミュニティーを始めた大きな理由です。


温度感の違いから生まれた亀裂

コミュニティーって本当に難しいんですよね。オンラインサロンも、流行った時に作った人は多かったですが、その中で1年以上運営し続けている人の数はすごく少ないそうです。

学校の部活動でも、最初にわーっと入ってきた部活は途中で抜ける人数も多いと思いますが、それと同じでオンラインコミュニティーも入る数が多ければ抜ける数も多いものです。

私の小説コミュニティーは、4年目にしてようやく方向性が見えて安定してきたと感じる状態。

それまでは、私自身がどこを目指しているのか、これでいいのか、ずっと模索し続けながらコミュニティーを続けていました。そりゃあ、上に立つ人がこんな気持ちだと、安定するものもしないですよね。

コミュニティーを始めた当時は「みんなでお題を決めて、小説を書こう!」「人の作品を添削する場を儲けよう!」「即興短編小説を書こう!」というように、熱く楽しく様々な企画で盛り上がっていました。

しかし、そこに熱く向き合える人もいれば、やはり社会人が多い集まりなので忙しさからできない人もいたり…。一番は、同じ小説書きが集まるからこそ、力の差を感じちゃったりすることもありました。

この人の作品は完璧だし、意見もしっかりと言える。それに比べて自分は…。となることもあったでしょう。私から見て感じていただけかもしれませんが、パワーバランスが自然とできあがっていたように感じます。

いや、実際私は強い意見を言える人に半分コミュニティーを託してしまっていたところがありました。自分が自分に自信がなかったため、その人が発言する方が周りのためになるんじゃないか?と、当時は本気で考えていました。

本当に今振り返ると反省と後悔ばかり…。その当時、今もい続けてくれているメンバーの方には本当に申し訳ないことをしたと思っています。それでも今もなお残り続けてくれている方は、私にとって宝です。本当にありがたすぎます。


コミニュティーへの数々の不安

コミニュティーは最初こそ企画をやっていたものの、その後は会話がメインになりました。それ自体は、今もその形なのでなんの問題もありません。

しかし、

・発言する人が決まっていた。
・いつのまにか小説と関係のない話ばかりになっていた。

こんな状態が続き、私自身もコミニュティーへの気持ちが薄くなっていき、自信も失ったことからどこか投げやりになる時期がありました。

過去のメンバーの中には、小説執筆に熱い思いを持った方もいました!私はその子と話すのはすごく楽しく、入ってくれて良かったと本気で思っています。

ただその反面、その子が入ってきた当時は、小説の話をほとんどしない場所になっていたので、温度感の違いがありました。『この子にとって、この場は物足りないのでは?』という不安が大きくなりました。

気づけばメンバーは、たったの2人に…

コミニュティーは段々とだれていき、毎週行っている通話も、気づけば参加者0で月2回しか通話が開催されない事態に…。

だんだんと反応も悪くなり、コミニュティー解散か?というところまで来ました。

実際、約1年?半年?正確な数字は数えていませんが、メンバー2人で行っている時間は長かったです。

『このまま辞めてしまおうか?』という思いは何度もありました。ただ、1人でも残ってくれる人がいる以上、この場を作った私から解散を言い渡すのは、という気持ちを抱きながら時間だけが過ぎていきました。


向き合う時間ができた中で、コミニュティーについて考えるように

去年、半年間右手を痛めて仕事を休んでいた時期があり、その間に今まで考えてこなかった様々なことを考えました。

このnoteを始めたのも、時間ができたからこそです。それについては、こちらの記事で語っています。

時間ができ、自分にとって本当に何が大切か?自分は何をしたいのか?を考えるようになり、その中で一番に出てきたのが小説に関わる活動でした。

そもそも、小説コミュニティーを始めたのは、一人ひとりと向き合いたい!そして元を辿っていけば、私自身が小説を書いている人と話したかったからです。

中学生から小説を書いていたのですが、小説を書いている人とネットの文章上以外で話せたことがありません。ずっと創作仲間が欲しくて、「どこに行けば、小説を書いている人と出会えるんだろう?」とひたすら考えていたほどです。

そんな私だから、最初に話したメルマガから始まって多くの小説家さんと出会えた時は、本当に!本当に!嬉しかったです。

・色んなジャンルを書いている人
・色んな考えを持っている人
・色んな目標を持っている人

今でも実際に話せた時のことを思い出すと、感慨深い気持ちになります。

色んな小説家さんともっともっと交流したい!

私にとってコミュニティーは、中学時代から叶えたかった色んな小説家さんと語り合える最高の場所です!

運営者なので色んなことをしていますが、みんながやったら楽しそうなことを考えているのはもちろんですが、一番は自分がやってみたいことをしています。

こう書くと、私の自己中から始まり、今も自己中で続けているようなものですね笑

ですが、私は楽しいことしか続けられないので、運営者が一番楽しんでもいいかなと思っています!私が楽しむからこそ、その気持ちや波動がメンバーにも流れていくみたいなイメージです。

実際、今年になってメンバーが増えて、コミュニティーの雰囲気も良くなって、みんなが毎週の通話を楽しみにしてくれる状況が作れました。小説の話から、創作に関する話、色んなことを話しますが、そこからみんなが新しい何かを感じ取ってくれたらなー。と思いながら、いつも和やかな会話を楽しんでいます。

私がメンバーと関わって創作意欲が出てきたのも、メンバーが楽しそうに、真剣に創作について語ってくれるからです。

・新人賞を目指して賞への応募に奮闘している人
・カクヨムで短編集の作成を楽しんでいる人
・一つの作品をこだわって何度も改訂し続けている人
・実際に日常にいる人たちが小説のキャラクターになったらこうかな?と妄想したものを作品としている人

コミュニティーには本当に色んな人がいます!ひとくくりに小説を書いている人と言っても、書いている内容やその思いは人それぞれ…。その違いが感じられるからこそ、私はいつも話していて飽きることがありません!

私がショートショートを書いてみようと思ったのも、メンバーの方々がその良さを教えてくれたからです。

色んな小説家さんと密接に関われる場所は、他にはないと思っています。もちろん探せばあるでしょうし、色んなサービスは増えています。実際TwitterなどSNSでも交流はできます。

でも、私はSNSの交流ってどうしても交流する人の数が多い分、深く仲良く慣れる人ってほとんどいないと思っています。私は遠慮しちゃうので、このnoteでも記事に感動してコメントを残すことはあっても、ずっとフォロワーさんと話し続けるか?と聞かれると、そういうことはできていません。

社交的な人はSNSでも十分交流できるのかもしれませんが、私は人見知りなので決まった人と長く関わっていたいタイプです。だからこそ、私にとって小説コミュニティーは最高の場所なのです!そして今いるメンバーも、みんな「創作者と話せる場所がない!」という思いを抱えてきている人ばかりです。だからこそみんな話があうんでしょうね。

私にとって最高のメンバーを見てほしい!

今年に入ってコミュニティーのホームページを強化したり、話す機会を増やしたりして、メンバーを増やそうとしています!それは、メンバーが増えて盛り上がってほしい!という気持ちももちろんありますが…。

何よりも、今いる私が大好きな最高のメンバーたちと関わってほしい!この素敵なメンバーを知ってほしい!という気持ちもこもっています。

かなり長く熱く語ってしまったのですが、この記事を見て一人でも新しいメンバーとして、今いる素敵なメンバーと、そして私とじっくり話せたら幸せです!!

少しでも気になったら、最近リニューアルしましたこちらのホームページを見てみてください。

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https://nagina515.wixsite.com/mysite

最後になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

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