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自宅学習 小学生と中学生、小学生の間にも境界がある

モヤモヤをやっとのことで言語化したこの記事のあとも我が家では子どもたちの勉強方法の工夫に日々励んでいる。

そんな中、一つの気づきとして、小学生と中学生では自宅学習の難易度に大きな違いがあるように感じたので少し考察してみたい。

自宅学習、小学生と中学生の境界

まず、気づいたのが中学生向けのオンライン学習が非常に充実しているということ。大手通信教育会社、塾、家庭教師、新規参入などなど、競争原理のせいか、授業動画のみ配信、授業の双方向、自習室などなど、いろんな選択肢がある。授業なくても遜色ないのでは?と思うようなインプットという側面ではかなりのクオリティ。
一方、小学生向けは中学生向けと同様な会社が作ってはいるが、提供している教科が少なかったり、教科書別の対応はされてなかったりと中学生に比べて手薄な感じ。また、中学受験に特化したものはしっかりあるようだが、普段の授業の補完になるようなものは見当たらない。

そして、中学生の場合「予習」「授業」「復習」のサイクルがある程度確立されていると、例えば「予習」の代わりに授業用動画を見る。「授業」ではオンラインで授業への質問や意見交換を行う。「復習」は問題集などを使って行う。といったことができて、自宅にいても勉強を進められるイメージが持てる。
一方、小学生は「授業」「宿題」というサイクルで回ってると思うのだが、「授業」は物理的に学校に行く、ということ自体がモチベーションを保つために必要なことだったりするため、オンラインや自宅でどういう形で行われるのがベストなのか・・・。好きな動画は延々とYouTubeでみ続けられるが、授業の動画は瞬時に飽きるし、そもそも空間を一緒にしていないから、緊張感もないし。しかも、プリント学習が主流となるともうお手上げ感がすごい。

小学生の間の境界

さらに、小学生の間にも境界は存在するように思う。
低学年(1・2年)、中学年(3・4年)、高学年(5・6年)と分けると、低学年と高学年は子供と大人くらいの自立っぷりの差がある。高学年は中学生に近い形でも学習できるイメージがあるが、低学年は勉強初心者、中学年は自我の芽生からくるノーコントロール加減が凄まじい。
そう考えるだけでも小学校の先生には尊敬の念しかないのだが、小学校の先生の中でも低学年が得意な先生、中学年が得意な先生、高学年が得意な先生がいるように、もし授業を動画で提供するとしても、それぞれの学年に受け入れやすい形式があるだろうし、一度に双方向で話すことが可能な人数も違ってくる。より、個別対応の必要がありそうなのが小学生で、実はこれってリアルな学校での授業でもそうだったから、補助教員とか、特別支援級の人数増加とか、いろんな形で対応してきたのではないかと推測する。

小学生の学習環境について、ここまで自分の頭で考えたり、調べたり、考察したのは実は初めてだったりするので、学校関係者の方や教育専門家の方から見たら浅いかもしれないけれど、一保護者として考えたことを書き留めておきたかった。

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